2011年11月14日
ハンマーグリップ
『聖闘士』 さんからグリップについて質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
いつもこちらのブログにお世話になっております。早速ですが思うことがあります。一般的にはピストルグリップが推奨されていますが、実はピストルグリップで持っているプロってむしろ少ないんじゃないかと思うのです。
例えばピストルグリップの典型のように言われるフェデラーのフォアですが、手に対してグリップが凄く細いから人差し指が余っているだけで、小指あたりを見ると手とラケットに角度をつけるハンマー的な持ち方をしていませんか?(参考にfederer gripやnadal gripで画像検索していただければ)
私も試しに手より凄く細いジュニア用のラケットをハンマー的に握ってみたら人差し指を離すことができました。他の男子プロを何人かみてもみんな手が大きくて同じような感じに見えます。
松原コーチは好きなように握ればハンマーでもいいと書かれておりましたが、むしろハンマーが主流なんじゃないかと感じています。さてどうなんでしょうか?
投稿者 聖闘士 2011/11/12 21:36
私の答えです。
そのとおりでしょうね。
私自身が大昔からハンマーグリップです。
ピストルグリップという言葉があるのかどうか知りませんが
なんとなく意味はわかります。
人差し指と中指の間を空けるということでしょうね。
ラケットのグリップはまっすぐですから
それに近い形と考えれば
火縄式の短筒グリップでしょうか。
話をはずしてしまいましたが
ようは、そのままギュウッと握ればいいのではないでしょうか。
確かに最近は
わざわざ、指を離して長めにもっている人は少ないでしょうね。
ましてウェスタン系の人は
元々、使い方そのものがハンマーです。
昔ハンマーショットと呼ばれている人もいましたね。
ジム・クーリエです。
ギュウット持つのが普通になったので
というか、かなり昔から普通なので
どっかで、ピストルグリップが推奨されているとは知りませんでした。
グリップを長めに持つと、手首の角度
前腕とラケットのシャフトとが直線的になり
フォアハンドで振り出すときに
ラケットヘッドが遅れても面の上下方向の向きが
影響を受けにくくなります。
薄いグリップで
トップスピンぽく打つためには、便利な方法です。
逆に、ラケットヘッドを立てたいスライス系のショットや
サービスなどは打ちにくくなります。
だからボレーはこうですよね。
そしてフォアは
ハンマーといっても、人差し指ちょっと離れていますよね。
こんなのが普通ではないでしょうか。
また、ハンマーっぽく持っていても
手首から先を下げて使うと
長く持ったのと同じ形になりますので
ちょっと見たところでは違いがわからないかもしれませんね。
色々なショットを打つためには
むしろ、ハンマーっぽい方が対応しやすいと思います。
だからプロはほとんどハンマーっぽいのではないでしょうか。
以下がそのコメントの全文です。
いつもこちらのブログにお世話になっております。早速ですが思うことがあります。一般的にはピストルグリップが推奨されていますが、実はピストルグリップで持っているプロってむしろ少ないんじゃないかと思うのです。
例えばピストルグリップの典型のように言われるフェデラーのフォアですが、手に対してグリップが凄く細いから人差し指が余っているだけで、小指あたりを見ると手とラケットに角度をつけるハンマー的な持ち方をしていませんか?(参考にfederer gripやnadal gripで画像検索していただければ)
私も試しに手より凄く細いジュニア用のラケットをハンマー的に握ってみたら人差し指を離すことができました。他の男子プロを何人かみてもみんな手が大きくて同じような感じに見えます。
松原コーチは好きなように握ればハンマーでもいいと書かれておりましたが、むしろハンマーが主流なんじゃないかと感じています。さてどうなんでしょうか?
投稿者 聖闘士 2011/11/12 21:36
私の答えです。
そのとおりでしょうね。
私自身が大昔からハンマーグリップです。
ピストルグリップという言葉があるのかどうか知りませんが
なんとなく意味はわかります。
人差し指と中指の間を空けるということでしょうね。
ラケットのグリップはまっすぐですから
それに近い形と考えれば
火縄式の短筒グリップでしょうか。
話をはずしてしまいましたが
ようは、そのままギュウッと握ればいいのではないでしょうか。
確かに最近は
わざわざ、指を離して長めにもっている人は少ないでしょうね。
ましてウェスタン系の人は
元々、使い方そのものがハンマーです。
昔ハンマーショットと呼ばれている人もいましたね。
ジム・クーリエです。
ギュウット持つのが普通になったので
というか、かなり昔から普通なので
どっかで、ピストルグリップが推奨されているとは知りませんでした。
グリップを長めに持つと、手首の角度
前腕とラケットのシャフトとが直線的になり
フォアハンドで振り出すときに
ラケットヘッドが遅れても面の上下方向の向きが
影響を受けにくくなります。
薄いグリップで
トップスピンぽく打つためには、便利な方法です。
逆に、ラケットヘッドを立てたいスライス系のショットや
サービスなどは打ちにくくなります。
だからボレーはこうですよね。
そしてフォアは
ハンマーといっても、人差し指ちょっと離れていますよね。
こんなのが普通ではないでしょうか。
また、ハンマーっぽく持っていても
手首から先を下げて使うと
長く持ったのと同じ形になりますので
ちょっと見たところでは違いがわからないかもしれませんね。
色々なショットを打つためには
むしろ、ハンマーっぽい方が対応しやすいと思います。
だからプロはほとんどハンマーっぽいのではないでしょうか。
男子プロは手が大きい人が多く、指がグリップを一回りして親指付け根の土手に届く程です。それに対し一般的に聞く適性サイズは「指先と土手の間に指一本分の隙間」です。
さてスイングの加速時やインパクト時、グリップでの支点と力点を考えてみて下さい。フォアなら力点は「スイング方向の裏側」の人差し指から親指の付け根辺り、支点はその裏側、つまり「スイング方向のグリップエンド」が最適です。
そこに薬指や小指が届いているかどうかはヘッドの力強さ、安定感に大きな影響があります。太過ぎるグリップではその辺りが隙間になってしまい、強い加速や衝撃に対してグリップエンドがすっぽ抜けてしまいそうな感覚があります。指が回らないジョコビッチ、錦織などはグリップが厚く支点まで届いています。
私は手が大きくなくグリップ2でもこの隙間が指一本分を超えます。フェデラーやナダルと同じ感覚で握れているとは思えず、試しに指が回るジュニア用を持ってみると全く違う感覚で、面を激しく叩いてもグリップが負ける感じはありません。
太いほうが面ブレを抑えるのはわかりますが、現行サイズなんて大した差ではないし、オフセンターだと太くてもダメでしょう。それより手の個人差の方が遥かに大きく、支点に指が届くかどうかは大問題である可能性があります。小柄なアジア人や女性に対するグリップサイズとして現状は太すぎると思いませんか?