2011年05月09日
ファーストボレーとは
『祐天』 さんからファーストボレーの質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ、こんばんわ。
早速ですが、ダブルスでのサービスダッシュ後で低く・速いリターンの場合、ローボレーになるかハーフボレーになりますが体の後ろのボールをハーフボレーにしたり、体のかなり前のボールをローボレーにしてよくミスします。自分ではスプリットステップをし、姿勢を低くし、ボールをよく見ているつもりですが見極めがよくありません。原因及びうまく対応する方法についての分析及びアドバイスをよろしくお願いします。
投稿者 祐天 2011/05/06 03:56
私の答えです。
まず前提ですが
ちょうどバウンドするところに位置決めすると
ローボレーには後ろ過ぎ、ハーフボレーには前過ぎるという絶妙な位置になります。
つまりここには行かないことです。
次に、ボレーは、ハーフボレーもですが、なるべく
相手が打つときに足を止め
ボールに対し動きながらボレーなり、ハーフボレーなりをするべきです。![ピース](http://blog.tennis365.net/common/icon/41.gif)
なるべくというのは、ボレー戦でハイボレーをぶつけられたときなど
動きようのないときもあるからです。
ファーストボレーの場合、普通は動く時間があるはずです。
さて、一般の方のダブルスを見ていると
20人中、19人の方が (私の頭の中の感覚統計ですが)![悪だくみ](http://blog.tennis365.net/common/icon/20.gif)
レシーブが打たれるときに止まっていません。
たいていの方は、サービスラインの1歩前くらいまで前進しスプリットステップ。
そのときには、レシーブのボールはすでに空中を飛行中なのです。
だから、スプリット後に動く暇がありません。
たまたま運のいいとき以外は、常に難しいボールをとらされることになります。![怖~い](http://blog.tennis365.net/common/icon/34.gif)
では、この道の達人はどこでスプリットステップするでしょうか?
これは、サンプラスの動画と連続写真です。
サーブ後の着地を含めても、3歩目にスプリットです。
その位置は、ベースラインとサービルラインの中間か、少し後ろです。
この位置でちょっと止まってボレーの位置を見定め
ここでは、そこから2歩動いてボレーしています。
この場合たまたま、いいリターンだったので2歩ですが
甘い浮いたリターンに対しては
更に5歩くらい動いて、ネット際までつめることもあります。
いっぱい詰めるのはスプリット後なのです。![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
もう一人、ヨハンソンのフォアボレーの動画と連続写真も見てください。
この写真にはスプリットステップが写っていませんが
この直前にしているはずで
ラインを見ると、サンプラスと同じくらいの場所ではないでしょうか。
そしてその後、4歩か5歩も動いて、しかも動きながらボレーしています。
この動きの中でボールとの位置あわせは充分できると思います。![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
われわれ普通人は、トッププロよりサーブが遅いのでもう少し前までいけそうな気がしますが
サーブ後の動きもプロより遅いので、事情はプロとあまり変わらないと思います。
スプリットステップはベースラインとサービスラインの中間くらいです。
そして、止まるのが遅すぎるよりは早すぎるほうがいいです。
レシーブのタイミング以前に止まるほうがいいです。
止まっちゃって、レシーブがまだだったら、ちょっと休憩している。
相手が打ってからそのボールに対して動いていく。
これくらいのんびりやると簡単になります。
(スプリットステップじゃなくスプリット休憩でもいいです)
こうゆう練習をやってみてください。
ベースラインとサービスラインの中間に立つ。
ベースラインの相手に向かって球出しをする。
相手が打ったら、前進してボレーをする。
(相手が打つ前に動いたらオフサイドですよ)![うるせー](http://blog.tennis365.net/common/icon/21.gif)
こうすれば、たんなるボレーです。
難しい、ファーストボレーやサービスダッシュなんてやめましょう。
サーブを打つ
打ち終わったら、急ぐことなく先ほどの位置に移動。
止まって、相手のレシーブを観察
ボールの位置に前進しながらボレーかハーフボレー。
1つづつの動きを着実にやり、しかも1つづつ終わらせましょう。
そうしたら、もう一度言いますね、 1本目に打つ 「たんなるボレー」 です。![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
以下がそのコメントの全文です。
![マイク](http://blog.tennis365.net/common/icon/83.gif)
早速ですが、ダブルスでのサービスダッシュ後で低く・速いリターンの場合、ローボレーになるかハーフボレーになりますが体の後ろのボールをハーフボレーにしたり、体のかなり前のボールをローボレーにしてよくミスします。自分ではスプリットステップをし、姿勢を低くし、ボールをよく見ているつもりですが見極めがよくありません。原因及びうまく対応する方法についての分析及びアドバイスをよろしくお願いします。
投稿者 祐天 2011/05/06 03:56
私の答えです。
![スマイル](http://blog.tennis365.net/common/icon/01.gif)
ちょうどバウンドするところに位置決めすると
ローボレーには後ろ過ぎ、ハーフボレーには前過ぎるという絶妙な位置になります。
つまりここには行かないことです。
次に、ボレーは、ハーフボレーもですが、なるべく
相手が打つときに足を止め
ボールに対し動きながらボレーなり、ハーフボレーなりをするべきです。
![ピース](http://blog.tennis365.net/common/icon/41.gif)
なるべくというのは、ボレー戦でハイボレーをぶつけられたときなど
動きようのないときもあるからです。
ファーストボレーの場合、普通は動く時間があるはずです。
さて、一般の方のダブルスを見ていると
20人中、19人の方が (私の頭の中の感覚統計ですが)
![悪だくみ](http://blog.tennis365.net/common/icon/20.gif)
レシーブが打たれるときに止まっていません。
たいていの方は、サービスラインの1歩前くらいまで前進しスプリットステップ。
そのときには、レシーブのボールはすでに空中を飛行中なのです。
だから、スプリット後に動く暇がありません。
たまたま運のいいとき以外は、常に難しいボールをとらされることになります。
![怖~い](http://blog.tennis365.net/common/icon/34.gif)
では、この道の達人はどこでスプリットステップするでしょうか?
これは、サンプラスの動画と連続写真です。
サーブ後の着地を含めても、3歩目にスプリットです。
その位置は、ベースラインとサービルラインの中間か、少し後ろです。
この位置でちょっと止まってボレーの位置を見定め
ここでは、そこから2歩動いてボレーしています。
この場合たまたま、いいリターンだったので2歩ですが
甘い浮いたリターンに対しては
更に5歩くらい動いて、ネット際までつめることもあります。
いっぱい詰めるのはスプリット後なのです。
![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
もう一人、ヨハンソンのフォアボレーの動画と連続写真も見てください。
この写真にはスプリットステップが写っていませんが
この直前にしているはずで
ラインを見ると、サンプラスと同じくらいの場所ではないでしょうか。
そしてその後、4歩か5歩も動いて、しかも動きながらボレーしています。
この動きの中でボールとの位置あわせは充分できると思います。
![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
われわれ普通人は、トッププロよりサーブが遅いのでもう少し前までいけそうな気がしますが
サーブ後の動きもプロより遅いので、事情はプロとあまり変わらないと思います。
スプリットステップはベースラインとサービスラインの中間くらいです。
そして、止まるのが遅すぎるよりは早すぎるほうがいいです。
レシーブのタイミング以前に止まるほうがいいです。
止まっちゃって、レシーブがまだだったら、ちょっと休憩している。
相手が打ってからそのボールに対して動いていく。
これくらいのんびりやると簡単になります。
(スプリットステップじゃなくスプリット休憩でもいいです)
こうゆう練習をやってみてください。
ベースラインとサービスラインの中間に立つ。
ベースラインの相手に向かって球出しをする。
相手が打ったら、前進してボレーをする。
(相手が打つ前に動いたらオフサイドですよ)
![うるせー](http://blog.tennis365.net/common/icon/21.gif)
こうすれば、たんなるボレーです。
難しい、ファーストボレーやサービスダッシュなんてやめましょう。
サーブを打つ
打ち終わったら、急ぐことなく先ほどの位置に移動。
止まって、相手のレシーブを観察
ボールの位置に前進しながらボレーかハーフボレー。
1つづつの動きを着実にやり、しかも1つづつ終わらせましょう。
そうしたら、もう一度言いますね、 1本目に打つ 「たんなるボレー」 です。
![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
まずはたくさんの方がアドバイスを求めている中選んでくれてありがとうございました。
私も20人中19人の一人であると知り少し気が楽になりました。
原因分析そしてアドバイスには本当にそうだなーと思わせられ、又、松原コーチ流のウイットに富んだものであり心に残りやすいです。
きっちり練習し、気楽に・楽しくゲームに反映させたいと思います。
>20人中、19人 とは厳しい!
でも間違いなく、私も19人の中の1人ですね。
日頃から松原コーチのブログを読んで、意識してやっているつもりでも、まだ相手のリターンを見ている感覚がないのです。
これは長年いかに無意識スプリットとしていたかということで、一度、どうしたらいいか相談させていただきたく思っていました。
でも、「意識してやってください。」としか言い様のない問題ですよね。
まずは、今回の
>ベースラインとサービスラインの中間に立って球出し
>相手が打ったら、前進してボレーをする。
からやり直してみたく思います。有難うございます。
ありがとうございます。
いつも必死でサービスラインまで出ようとして
止まることもできず、ボレーを失敗していました。
止まるのはベースラインとサービスラインの中間でよかったんですね。
コメントありがとうございます
告白しますと、19人はうそです
希望的観測で1人くらいはいるかもと思っているだけです
ちゃんとあそこで止まった人を見たことがありません
コーチがサービスラインの手前まで行けと教えているからです
止まったら、簡単なんですけどね。
いつもお世話になっております。光太朗です。
初心者の私には基本のスプリットステップ自体が
よくわかっていません。なにか特殊なステップ?
みなさんのコメントを読んで自分なりに出した結論は。。。
止まって相手を見る!って事で良いんでしょうか??
相手がモーションに入ったら足を止めて見る!
要するにだるまさんが転んだ状態??
私はネットプレイが大好きです。
シングルス、ダブルス共に自分のショットが深く入れば
その分前に行って、浅ければベースラインより少し前で
ハーフボレー?(ショートバウンドで処理)
ローボレーだと技術がないのでなるべくショートバウンドで
処理しています。
これで良いのでしょうか??
光太朗さんから、素朴な疑問が出たところで、私も便乗させていただいて、質問をさせてください。
スプリットステップは、基本から忠実に学んだ人なら、ボレーボレーから始まって、全てのショットの前に行っている基本動作だと認識しています。(我流の私は多分出来ていない・・・。)
そこで、質問なのですが、この基本となるステップを、今から身に付ける練習方法はあるでしょうか?
また、ファーストボレーにおけるスプリットステップと、全ての動作前に行われるスプリットステップとは違いがあるのでしょうか。根本では同じというお答えかとは思うのですが・・・。
またもや、的を得ない質問ですが、よろしくお願いいたします。
実は私にはファーストボレー以降のセカンドボレー(それ以降も)についても問題があり・・・この際お願いしちゃいます。
私の立つ位置が相手のロブを警戒してサービスラインの1~2歩前で相手からは絶妙な位置になるのか、前に落とされるか、左右に揺さぶれられるかして抜かれるかボレーミスするか浮いたボレーをカットされてしまいます。
自分なりには姿勢を低く・スプリットステップを踏み・ボールを見て・前へ詰める意識を持ってやっているつもりですが2本目に打つ単なるボレー(又はスマッシュ)とはいきません。
ファーストボレーが収束しましたら原因分析とアドバイスをよろしくお願いします。