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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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ラケットとボールスピード

今日はラケットに関するお話

たぶんプレーの役には立たないだろう。

単なる薀蓄である。  うるせー


ラケットの関してよく聞く話に
「ラケットの反発がよくなってプロのテニスの高速化が進んだ」
ということ。

これは誤解です。  びっくり

先日、デルポトロのフォア続続編で書いたように
男子プロのフォアハンドは
ラケットの反発する範囲を超え
なにを使っても飛ばないスピードで打っている。

   (ラケットの反発係数は衝突速度が上がるにつれて小さくなるので)

だから、木のラケットを使っても同じくらいのスピードで打つと思う。

サービスにいたってはとうの昔  (第2次大戦の前です)
チルデンの時代に200km/hの世界に入っている。  怖~い


男子のプロが反発の大きなラケットを使わず
フレームが硬くてしならないラケットを使っていることは
よく知られていると思う。

もう少しスピードアップしたいからと、飛び系のラケットに変えたりはしないのだ。

彼らはラケットがスピードを出してくれてると思っていない。


現代のラケットが彼らにもたらしているご利益は
一番は変形しないことによるコントロールのよさ。
次は曲がらない、折れない。

もし、プロのツアーが木のラケットと決められたら
ウィンブルドンはたきぎの山になるだろう。   まいったぁ

曲がらないというのは今の人にはぴんと来ないかもしれない。

昔の木のラケットは放っておくと湿気を吸って曲がったり
同じ面で打ち続けると反対方向に曲がってきたりしたものだ。



ここまで書いてきたのは男子プロの世界。

私も現代のラケットを否定しているわけではないのだ。 悪だくみ

女子や一般、子供たちの話になるとかなり違う。

楽に飛ぶようになったり、年齢がそうとういっても続けられたりとか
ご利益はいっぱいあると思う。  にっこり



実は男子プロもその恩恵にあずかっているショットがないわけではない。

それは、バックハンドスライス。

昔は面の引き起こしでスウィングスピードを出していたのだが
最近はほとんどやらない
面を作って、えぐるように引き、打つだけ。

面の変化がないため、精度がかなり上がっていると思う。 ナイス!





今日は役に立たない記事を書くことができて

なんだかとても気持ちがいい。  ガハハ

まあ、こんなに俺は物を知っているぞと

出してみたいときがあるのです。  うるせー




技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 20:20 | コメント(2) | トラックバック(0)