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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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両手のグリップ

先日、松原テニスクラブ印西で若手の会員さんに
バックハンドの相談を受けた。

一所懸命、打っているのだが
安定しない。
何よりゆるく返しておくということができない。
よく見ると、グリップに問題があるようだ。


両手打ちだが
特に右手の持ち方については問題がある。

片手バック用のバックハンド・セミウェスタンになっている。

これは、彼だけでなくジュニアでもよくある話。


テニスコーチも片手打ちが多いため
右手の持ち方については
片手と同じ考え方で教えてしまうことも多い。

最近の片手打ちではこぶしが打球方向を向くセミウェスタンが多い
このグリップで打ちやすい打点は
右腰の前より30~40cm位も前で
そこにラケットを持っていくと
横向きの上体では、左手が届かない。  不満

バックハンド・セミウェスタン


逆に、左手の使いやすい打点にするともう少し後ろ気味になり
ここだと、右手はとても窮屈になってしまう。

窮屈なグリップ

面の向きを垂直にするのも、胸の高さなら作りやすいが
腰の高さ以下ではとても難しい。

面が上を向きにくいので
フルスウィングすればボールが上がりネットを越えるが
ゆるくつなぐということがとても難しいグリップなのだ。


それではどのようなグリップが両手打ちに適しているのだろうか。

男子のプロは
右手がコンチネンタル、左手はフォアハンドイースタンで持っていることが多い。

プロ風の両手グリップ

このグリップだと、どちらの手首にも無理をかけないで打つことができる。

それに打点が後ろになり、腕も伸び気味なため、リーチも広くなる。 ナイス!

しかも、スライスを打つときに左手を離すだけで理想的なグリップになる。

これは誰にでも、特に男性に進められる標準的なグリップということができるだろう。


もう少し、パワーを入れたい人には
左手をセミウェスタンにする手がある。
特に、女性にはこちらのほうがいいかもしれない。

もうひとつ、一般の方にお勧めのやり方がある。

特にグリップの握り換えが苦手という人にお勧め。  悪だくみ

右手、左手ともフォアハンドセミウェスタンで持つ。

フォアフォアグリップ

ボールがフォアにきたら、左手を離して打つ。
バックにきたら、右手の手首を少し内向きに折って打つ。

ボレーも同様。

サーブもスマッシュもセミウェスタンで打つなら
右手に関していえばワングリップで事足りることになり
とても、とっつきやすい。  びっくり

グリップチェンジの苦手な方には便利だろう。

両手とも、イースタンにしても同様だ。



このように、両手のグリップは
左右の手の持ち方がお互いにけんかしないこと
いろいろなボールに対し対処しやすいこと。

特にゆるくも打てるということは大切にしてほしい。 ナイス!

バックがハードヒットできないという理由で
負けるということは、アマチュアではそうはないが

大事に返球できなければ ・・・・・・   うるせー



バックハンド | 投稿者 松原コーチ 19:42 | コメント(1) | トラックバック(0)