2010年05月04日
スピンを増やすには面を薄く当てる
スピンサーブのことで『del』 さんから質問をいただきました。
同じように感じる方も多いと思いますので、今日はこれ。
ちょっと長いので、最初と最後のところを省略。
コメントの全部を読む人はこちら。
真ん中の部分がこれです。
・・・ 最初は単純に下から振り上げるだけのサーブでしたが、バウンドは相手の頭ぐらいまで跳ね上がってました。でもレベルが上がると松原コーチのサーブ同様、人に喜ばれたり、叩かれたりしました。
そこで威力を上げるためにプロネーションを取り入れてみることにしました。結果的には威力は上がりました。バウンドの高さは古いサーブと比べると低くなりましたが、多少キックするようになったのと、ボールの伸びは1バウンドでフェンスに届くぐらいになって叩かれなくなりました。
でもここで問題が・・・
どうも球の弾道が山なりではなく、単純にスピンの空気抵抗で落ちてるだけになってるみたいで安定感が落ちてる気がします。こういう場合は単純に高い打点で捕らえて落とすだけにすれば良いのでしょうか?それともプロはある程度は山なりを意識しているのでしょうか?ここらへんの考え方が気になります。
・・・
投稿者 del 2010/05/02 20:27
私の答えです。
プロネーション(回内)を使うようになって
山なりじゃなくなったということは、回転が減ったというふうに考えがちです。
しかし、回転が減らなくてもスピードが速くなれば、相対的には同じ現象になります。
回内を使ったという事ですから
ラケットヘッドが走るようになって、ボールがスピードアップしたんでしょうね。
ところが回転量は増えていない。
この回転量を増やすことにより、ボールを落下させる。
それにより安定感を増す。
という方向にもっていけばいいんだと思います。
ここで4月8日のブログに使った写真をもう一度。
ここが打点です。
回転量を増やすには
このときの打点を少し後ろにします。 (左ではない)
それと面をもう少し、下に向けます。
そのためには
それ以前から、下を向く面を作っておくのです。
これは振り上げていく最初のほうの段階の絵です。
(手首の角度を変えて)ここで面をもう少し下向きにしておくのです。
その手首の角度は、もっと前から
構えのときからそうしておけば完璧。
さらに安定感が増すと思います。
このようにして、山なりで強烈なスピンサーブを打つのです。
もちろん、時々は元の打点でかなりフラットに近いファーストサーブを打てばいいのだと思います。
さて、プロは山なりを意識しているのか?
ということですが
もちろん意識して打っています。
特にセカンドサーブではかなり意識的に山なりに打っていると思います。
それとこれはイメージしてうまく打つという意味の意識ですが
フラットでも山なりでも、もちろんスライスでも
そのボールの軌跡とスピードをイメージし、到着地点も当然イメージしているのです。
そして、その軌跡にそのスピードで打ち込んでやる。
(もちろんボールのスピン量やスピンの方向もイメージ)
だから予定地点に打ち込めるのです。
面の作り方、持っていき方は
4月8日のブログでもやりましたのでぜひ参考にしてください。
同じように感じる方も多いと思いますので、今日はこれ。
ちょっと長いので、最初と最後のところを省略。
コメントの全部を読む人はこちら。
真ん中の部分がこれです。
・・・ 最初は単純に下から振り上げるだけのサーブでしたが、バウンドは相手の頭ぐらいまで跳ね上がってました。でもレベルが上がると松原コーチのサーブ同様、人に喜ばれたり、叩かれたりしました。
そこで威力を上げるためにプロネーションを取り入れてみることにしました。結果的には威力は上がりました。バウンドの高さは古いサーブと比べると低くなりましたが、多少キックするようになったのと、ボールの伸びは1バウンドでフェンスに届くぐらいになって叩かれなくなりました。
でもここで問題が・・・
どうも球の弾道が山なりではなく、単純にスピンの空気抵抗で落ちてるだけになってるみたいで安定感が落ちてる気がします。こういう場合は単純に高い打点で捕らえて落とすだけにすれば良いのでしょうか?それともプロはある程度は山なりを意識しているのでしょうか?ここらへんの考え方が気になります。
・・・
投稿者 del 2010/05/02 20:27
私の答えです。
プロネーション(回内)を使うようになって
山なりじゃなくなったということは、回転が減ったというふうに考えがちです。
しかし、回転が減らなくてもスピードが速くなれば、相対的には同じ現象になります。
回内を使ったという事ですから
ラケットヘッドが走るようになって、ボールがスピードアップしたんでしょうね。
ところが回転量は増えていない。
この回転量を増やすことにより、ボールを落下させる。
それにより安定感を増す。
という方向にもっていけばいいんだと思います。
ここで4月8日のブログに使った写真をもう一度。
ここが打点です。
回転量を増やすには
このときの打点を少し後ろにします。 (左ではない)
それと面をもう少し、下に向けます。
そのためには
それ以前から、下を向く面を作っておくのです。
これは振り上げていく最初のほうの段階の絵です。
(手首の角度を変えて)ここで面をもう少し下向きにしておくのです。
その手首の角度は、もっと前から
構えのときからそうしておけば完璧。
さらに安定感が増すと思います。
このようにして、山なりで強烈なスピンサーブを打つのです。
もちろん、時々は元の打点でかなりフラットに近いファーストサーブを打てばいいのだと思います。
さて、プロは山なりを意識しているのか?
ということですが
もちろん意識して打っています。
特にセカンドサーブではかなり意識的に山なりに打っていると思います。
それとこれはイメージしてうまく打つという意味の意識ですが
フラットでも山なりでも、もちろんスライスでも
そのボールの軌跡とスピードをイメージし、到着地点も当然イメージしているのです。
そして、その軌跡にそのスピードで打ち込んでやる。
(もちろんボールのスピン量やスピンの方向もイメージ)
だから予定地点に打ち込めるのです。
面の作り方、持っていき方は
4月8日のブログでもやりましたのでぜひ参考にしてください。
>>しかし、回転が減らなくてもスピードが速くなれば、相対的には同じ現象になります。
>>回内を使ったという事ですから
>>ラケットヘッドが走るようになって、ボールがスピードアップしたんでしょうね。
>>ところが回転量は増えていない。
今思えばおっしゃる通りだと思います。スピードが上がって落ちる前にラインを超えたりしてました。
ここから回転量を増やすやり方は4月8日の写真が参考になりました。
今まで自分はサーブのテイクバックが1枚目の写真より少し下あたりで面が開き気味の状態から行ってたので、2枚目のあたりからスイング距離を稼ぐように変えてみます。
>>さて、プロは山なりを意識しているのか?
>>ということですがもちろん意識して打っています。
>>特にセカンドサーブではかなり意識的に山なりに打っていると思います。
ボールの軌道、スピン量、スピード、到達地点どれもイメージが大事なのですね。
プロが意識することは映像を見ても、一般の視点からでは到底理解できないので参考になります。松原コーチ、今回は悩みを解決していただきありがとうございます。
後は練習あるのみなので、モチベーションがグンと上がりました。