2013年02月05日
スライスサーブは
『レフティ』 さんから、スライスサーブの質問をいただきました。
ちょっと長いのですが、切りにくいので、全文掲載です。
以下がそのコメントです。
松原コーチ、こんばんは。
「りんごの皮むきサーブ」の話が出たところで、スライスサーブについて質問いたします。
私はスライスサーブを主体としており、トスを外側に上げ、そこから①普通に曲がるスライス、②少し厚く当てた直線的なフラットスライス、③うんと薄く当てて回転ばかりで飛んでいかないスライス
とこの3つのスライスを練習していました。
ところが、この3つめのスライスが曲者で、スピードに落差が出て、また風下から上手く打てば結構エースになったりと有効なサーブだったのですが、うんと回転をかけようとリストを使ってしまっていたようなのです。
このリストの動きを身体が憶えてしまって、普通のスライスを打とうとしても、サーブがネットまで届かなくなりました。
勿論、ダブルフォールトの嵐。焦れば、焦るほど、コントロールがきかなくなり、最近では諦めてスピンサーブを練習しています。
これが松原コーチの仰る「りんごの皮むきサーブ」なんでしょうか?どうしたら、コントロールしたらいいかとお聞きしたら、「手首を固定して打つ」と言われるとは思うのですが、諦めるには惜しいサーブで何か少しでもコメントがいただければ有難いです。どうぞよろしくお願いします。
投稿者 レフティ 2013/02/04 21:08
私の答えです。
りんごの皮むきの定義ですが
ボールの外周に沿って
前腕の回外を使って薄く当てる物です。
通常サーブでは
上体が横向きから前向きに動き
腕を捻らなくても
回内も回外も、どっちもしなくても
上体の周り分は左に曲がります。
(右利きを前提の言い方です)
ですから少しくらい左に捻ったように感じるくらいなら
それほど害はないと思います。
ただし、そうとうに捻ると
かなり高い確率で肘を壊しますのですぐわかります。
ダブルフォールト連発になっちゃったとのことですが
最初からでしょうか?
そのサーブを始めたころは入っていたのなら
その時点まで戻ったらどうですか。
スライスサーブというのは
縦方向に面の変化を起こす要素が少ないので
縦にはエラーしにくいサーブです。
だからかなり、猛烈に振り切っても大丈夫です。
ネットを越さないのなら
もっと強く打ったらどうですか。
スピンのかかり具合
スピードなどがばらばらなら
いくらかは手首を固定する必要があります。
そうするとスピン量が減るということだと思いますが
それならグリップを薄くする。
![ナダルは薄く持つ](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/raf1302sr1.jpg)
バックハンドイースタンくらいのグリップです。
通常スライスサーブは
あまり回内を使わないのですが
これくらい薄いと回内を使って面を起こしても
かなりサイドスピンがかかります。
![回内してもかかる](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/rafel1302sr.jpg)
色々とトライしていくうちに
しっくり来るのが見つかるのではないでしょうか。
健闘をお祈りします。![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
ちょっと長いのですが、切りにくいので、全文掲載です。
以下がそのコメントです。
![マイク](http://blog.tennis365.net/common/icon/83.gif)
「りんごの皮むきサーブ」の話が出たところで、スライスサーブについて質問いたします。
私はスライスサーブを主体としており、トスを外側に上げ、そこから①普通に曲がるスライス、②少し厚く当てた直線的なフラットスライス、③うんと薄く当てて回転ばかりで飛んでいかないスライス
とこの3つのスライスを練習していました。
ところが、この3つめのスライスが曲者で、スピードに落差が出て、また風下から上手く打てば結構エースになったりと有効なサーブだったのですが、うんと回転をかけようとリストを使ってしまっていたようなのです。
このリストの動きを身体が憶えてしまって、普通のスライスを打とうとしても、サーブがネットまで届かなくなりました。
勿論、ダブルフォールトの嵐。焦れば、焦るほど、コントロールがきかなくなり、最近では諦めてスピンサーブを練習しています。
これが松原コーチの仰る「りんごの皮むきサーブ」なんでしょうか?どうしたら、コントロールしたらいいかとお聞きしたら、「手首を固定して打つ」と言われるとは思うのですが、諦めるには惜しいサーブで何か少しでもコメントがいただければ有難いです。どうぞよろしくお願いします。
投稿者 レフティ 2013/02/04 21:08
![スマイル](http://blog.tennis365.net/common/icon/01.gif)
りんごの皮むきの定義ですが
ボールの外周に沿って
前腕の回外を使って薄く当てる物です。
通常サーブでは
上体が横向きから前向きに動き
腕を捻らなくても
回内も回外も、どっちもしなくても
上体の周り分は左に曲がります。
(右利きを前提の言い方です)
ですから少しくらい左に捻ったように感じるくらいなら
それほど害はないと思います。
ただし、そうとうに捻ると
かなり高い確率で肘を壊しますのですぐわかります。
ダブルフォールト連発になっちゃったとのことですが
最初からでしょうか?
そのサーブを始めたころは入っていたのなら
その時点まで戻ったらどうですか。
スライスサーブというのは
縦方向に面の変化を起こす要素が少ないので
縦にはエラーしにくいサーブです。
だからかなり、猛烈に振り切っても大丈夫です。
ネットを越さないのなら
もっと強く打ったらどうですか。
スピンのかかり具合
スピードなどがばらばらなら
いくらかは手首を固定する必要があります。
そうするとスピン量が減るということだと思いますが
それならグリップを薄くする。
![ナダルは薄く持つ](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/raf1302sr1.jpg)
バックハンドイースタンくらいのグリップです。
通常スライスサーブは
あまり回内を使わないのですが
これくらい薄いと回内を使って面を起こしても
かなりサイドスピンがかかります。
![回内してもかかる](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/rafel1302sr.jpg)
色々とトライしていくうちに
しっくり来るのが見つかるのではないでしょうか。
健闘をお祈りします。
![ナイス!](http://blog.tennis365.net/common/icon/11.gif)
取り敢えず肘を壊す心配はなさそうなこと。
飛ばないならもっと強く打ってみる。手首はいくらか固める。
なにより、グリップをもっと薄くしてみるというのは盲点でした。
長年テニスをやっていると、
グリップを変える = 打ち方自体を変える との刷り込みがあって、思いつきもしなかったのだと思います。薄くして同じ打ち方でやってみようと思います。
ただ、スピンサーブの練習も続けようかとも思っています。若い頃はスピンサーブを打っていました。でもある時、ひどく肩を傷めてしまって…。また松原コーチがよく仰るように、回転とスピードがないと格好のチャンスボールになってしまうため、スライス中心にチェンジしました。
でも、やはりスライスサーブが全く入らなくなってしまった時(威力はなくても)頼れるところも欲しいのです。これからもスライス主体に、スピンは保険に(傷めない範囲で)頑張ってみます。
またまたご相談するときがあるかと思いますが、どうぞ、よろしくお願いいたします。
またもや長文で失礼しました。
本日朝練でチョイ薄グリップで試してみました。想像以上にいい感じです。
実戦で使えるまで、もう少し練習が必要ですが、回転と飛んで行く感じが今までにない感じで。更に頑張ります。有難うございます。