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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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スライスは遠めにセット

風邪を引いてしまった
土曜日は通常、印西のクラブに居る日なのだが
今日はパス。

石器時代からテニスをしている私としては
そろそろ、身体にも気をつけなくてはいけないお年頃。

熱も下がって元気も出てきたが
念のため、家でゴロゴロしている。  スマイル



ラケット赤 さて、昨日、バックハンドスライスの話をしてから少し引っかかっている。

「上体に沿って引いて行く」 というところ。

ずうっと、上体に沿っていくと、身体に巻きついてしまう。


当然、腕の形を変えなければそんな事は無い。
しかし、言葉だけが独り歩きすることもよくあるので
今日は念のためのお話。


腕の形を固めて上体に沿って引いて行くと


フェデラー、スライスの引き方


つまり
腕は引き始めに上体から離れていたものが
引きながら、上体に近づき
さらに引くと、肩から離れたところに、右手の位置が来る。

  (最後に肘が少し曲がるので、やや近づくが)

肩を中心にした、振り子のスウィングだ。

面も徐々に立っていき、ほぼ垂直になっている。
素晴らしい。



そしてスウィング自体はこんな風に

これはモーリスモの美しいスライス
3365ネットの連続写真と動画のページ
だ。


引いて行く部分はないのだが
振り出しと逆
同じ経路の往復と思ってほしい。

ちゃんとしたところに引ければ
引き方はどうでもいいように思いがちだが
そんな選手は見た事が無い。

本当に正確に引くため
正確な腕の振り出し方向を作るためには
本当に正確な引き方が大切なのだろう。



この雑誌の解説をしている頃から
ずいぶん力説して
写真を早めのタイミングから撮ってほしいと頼んでいたのだが 不満
テイクバックまで入っている写真はめったに無い。

 (テイクバックまで入れるとページが収まらないことも)


さらに、技術的なご利益が
何よりも
引きの途中からでも問題なく振り出せるというところ。

苦しい時にも
振り遅れそうになっても
いつでも、ちゃんとした面が出来ているという事。

面は徐々に上向きに動くから
いつでも、「ちゃんとした面」 の
用意が出来ているというほうが正確かもしれない。 ナイス!


スライス | 投稿者 松原コーチ 18:33 | コメント(0) | トラックバック(0)