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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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フローターサーブでどう?

『北国の親爺』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 先日は拙い質問(テニスエルボーになりフォアもバックもダブルハンドに変更、フォアのダブルが上手くいかない)にお答え頂きありがとうございます。
 また拙い質問で申し訳ありませんがサーブについて質問させて頂きます。私のテニス仲間は30代から70代で(平均年齢は60代半ば)私は58歳、草トーナメントに出てみようなどの野心は全く無い仲間です。スクールとレンタルコート(屋外)で週に3、4回基礎練習とダブルスのゲームなどで遊んでおります。
 ゲームでサーブが全く入りません。スピンサーブは技量・年齢で無理と一度もチャレンジしていません。スライスは所謂リンゴ剥きでこれも駄目です。仕方なく超自己流のフラットです。しかし確率は30%以下、セカンドはアンダーです。
 アンダーでは70代の女性にもリターンエースの餌食になります。そこで質問ですがフラットの確率をせめて50%以上にする方法とセカンドをアンダー以外(最近、面が上向きで無い羽子板サーブもどきも使っています)で多少威力がありかつ確率が80%以上のお手軽サーブを伝授して頂きたいのです。テニスエルボーは完治していません。
 長文失礼しました。こちらは梅雨も無く屋外でのテニス日和の毎日です。

投稿者 北国の親爺 2012/06/12 10:09





私の答えです。

スマイル フラットの率をせめて50%に出来たら
出来ないことはないかもしれませんが
結局、セカンドで困ります。

ファーストがフラットで50%、エースを取る。
セカンドがスピンで50%以上の確立でポイントを取る。

ジョコビッチにも難しいようですよ。


ジョコビッチはスピンサーブをメインに
フラット気味に厚いあたりにしたものをファーストに混ぜる。
フォアのコーナーに打ち込むためには
少しスライス気味にする。

これが男子プロの標準スタイルです。

そうじゃないプロももちろんいますが
基本は1種類のサーブなのです。

2種類のサーブが出てくると
つまり、ファーストにドフラットを使うと
ファーストの経験が次に生かせなくなって
セカンドが情けないサーブになるのです。



さて、具体的な話に戻りましょう。

年齢やレベルを考えると
スライス系の1種類のサーブをメインにするべきだと思います。

打点を右に、肘を曲げ、楽な位置で打つ。
ボールの下側を打ってアンダースピンをかける。
これで肘や方の寿命が30年は違ってきます。

グリップはイースタンですが
サイドスピンを大目にしたければ
コンチネンタルでもいいと思います。

名づけて、フローターサーブ
羽子板サーブのいとこです。

この名前、私以外には通じませんので念のため。


こんなふうに構えて


構え横から1


後へラケットをたらし

たらして2


振り出す
打点より位置が高くなり


上から3


手首が前に出て、打点は前。


前でインパクト4


ラケット面の上にボールを載せ
手前から向こうに、転がすようにアンダースピンをかける。


ラケットをかえさない。
つまり手首の角度を保ったまま


手首そのまま5

感覚的には面を上向きにしたまま打つ感じです

フィニッシュ


フィニッシュ6




後ろから見ると
こう構え


構え後ろから1


たらして


たらして2


高いところから


上から3


こんなに打点は右側。


右前でインパクト4


フィニッシュ


フィニッシュ6



上腕と顔がしっかり離れています。

これで肩の持ちが30年違うのです。  ワハハ

グリップを薄くすれば、よりスライスサーブになります。

腕を伸ばしギミにして、打点を高くすれば
より本格風になります。

自分のお好みの配合にします。  ナイス!


非常に簡単なサーブですが
かなり威力も出せる。
ファースト、セカンドの関連もいい。
スピン量も自在。

腕も壊れない。

どうですか。  ナイス!





サーブ | 投稿者 松原コーチ 15:39 | コメント(1)| トラックバック(0)
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コメント
松原コーチ、おはようございます。いつも有難うございます。

さて、前回、いくつかの質問の中に、このアウトサイド・インとダブルハンドの話がありましたが、お陰様でこの2つを組み合わせて、ダブルハンド(バックハンド)は飛躍的によくなりました。やはり、何より速く振りぬけることで、溜めてかつスピードに負けないというところが素晴らしいです。
練習を重ねることで更に高めていきたく思っております。

今回はそのアウトサイド・インについて再度、お尋ねします。
サークル内の気の合う仲間とこのことについて、話していたところ、真逆の話になりました。彼は、若い国内ランキングもお持ちのコーチについてスクールで練習しているのですが、そのコーチの話では、基本は全てインサイドアウト。特にバックハンドスライス、ボレーはそうで、ボレーなどはインサイドアウトにすることで、同じフォームで逆クロに打つようにしながら、クロスにもコース変更が可能だということです。

また、別の理論派の別の彼はサーブがアウトサイド・インの訳がない。大体、腕は内側についているそこから振り出せば、自然とインサイドアウトになると言い張ります。外側に振り出したラケットを内側に引っ張り込むんだと言っても聞き入れません。(また、スライスサーブにも腕の内旋が必要だといいます。)

勿論、私は実地で効果を確認しているので、基本アウトサイド・インということに迷いはないのですが、ボレーは元来下手クソで、そう言われると少し自信がありません。
再度、お話を伺えると有難いです。よろしくお願いします。
投稿者 レフティ 2012/06/17 08:22
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