2012年06月17日
クイックサーブのデメリット
『たまには勝ちたい』 さんから質問を頂きました。
以下がその全文です
こんにちは。
いつも楽しく読ませていただいてます。
松原コーチはサーブを振り子のリズムでゆっくり振り出すと解説をされていますが、最近見たドルゴポロフという選手は、ものすごいクイックでサーブを打っています。
松原コーチの方法と対極にあるような気がしますが、クイックサーブのデメリットはどのようなものがありますか?
投稿者 たまには勝ちたい 2012/06/15 11:53
私の答えです。
腕を外旋、内旋させて打つサーブがもっとも力が入り
腕を痛める事も少ないというのが
最近のサーブ理論の常識です。
もちろんほとんどのプロはそうしています。
そのときのラケットを振る腕の動きですが
上体が前に回転する事を考えなければ
腕を外旋、内旋させながら前後に往復運動させます。
![ロディック構え](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/arkamae.jpg)
上体が打球方向に対し横向きに構え
上体の正面からラケットを上げ
後ろにたらしていきます。
![ロディック90度](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/ar90do.jpg)
たらしながら、上体を前に向けていき
打球方向に振り上げ
やや、振り下ろしながらインパクトです。
![ロディックインパクト](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/image.jpg)
このとき、私がいつも言っているように
腕の動きがゆったりした振り子であれば
力のない人でも
かなりいいサーブが打てます。
サーバーがもし
ドルゴポロフ?やロディックのような
力持ちであれば
振り子に頼る必要は少なくなります。
これはバドミントンのラケットを振ってみれば
すぐ分かります。
だから力持ち軍団にとっては
クイックサーブをしても
特にデメリットはないと思います。
クイックのビビッている暇のないメリットや
強風に負けないメリットもあります。
しかし
もし、特別な力持ちではない場合
女性の99%と日本男児の95%ですが
クイックでは
先ほどのスウィングは出来ないと思います。
その人達がクイックに打つためには
昔風の
たとえば、フラットサーブなら
打球方向に平行して、地面に垂直に立てた
同一平面状を
2重回転させるようなスウィングになりがちです。
その場合肘が90度より曲がりすぎて
肘の負担が大きくなって傷害の原因になったり
肩を痛める可能性も高くなると思います。
![ドルゴポロフ](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/t02200293_0480064011011646111.jpg)
もちろんこの方法のスウィングは
手首を緩めると
縦方向のコントロール、収束性が悪いので
基本的にお薦めしませんが
余計な事を考えている暇がない
ビビラずに打てるというメリットはあると思います。
私の見た動画では
ドルゴポロフは手首の角度は固定しているようですね。
一方、肘の角度は写真のように
90度より、少し入りすぎているようです。
以下がその全文です
![マイク](http://blog.tennis365.net/common/icon/83.gif)
いつも楽しく読ませていただいてます。
松原コーチはサーブを振り子のリズムでゆっくり振り出すと解説をされていますが、最近見たドルゴポロフという選手は、ものすごいクイックでサーブを打っています。
松原コーチの方法と対極にあるような気がしますが、クイックサーブのデメリットはどのようなものがありますか?
投稿者 たまには勝ちたい 2012/06/15 11:53
私の答えです。
![スマイル](http://blog.tennis365.net/common/icon/01.gif)
腕を痛める事も少ないというのが
最近のサーブ理論の常識です。
もちろんほとんどのプロはそうしています。
そのときのラケットを振る腕の動きですが
上体が前に回転する事を考えなければ
腕を外旋、内旋させながら前後に往復運動させます。
![ロディック構え](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/arkamae.jpg)
上体が打球方向に対し横向きに構え
上体の正面からラケットを上げ
後ろにたらしていきます。
![ロディック90度](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/ar90do.jpg)
たらしながら、上体を前に向けていき
打球方向に振り上げ
やや、振り下ろしながらインパクトです。
![ロディックインパクト](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/image.jpg)
このとき、私がいつも言っているように
腕の動きがゆったりした振り子であれば
力のない人でも
かなりいいサーブが打てます。
サーバーがもし
ドルゴポロフ?やロディックのような
力持ちであれば
振り子に頼る必要は少なくなります。
これはバドミントンのラケットを振ってみれば
すぐ分かります。
だから力持ち軍団にとっては
クイックサーブをしても
特にデメリットはないと思います。
クイックのビビッている暇のないメリットや
強風に負けないメリットもあります。
しかし
もし、特別な力持ちではない場合
女性の99%と日本男児の95%ですが
クイックでは
先ほどのスウィングは出来ないと思います。
その人達がクイックに打つためには
昔風の
たとえば、フラットサーブなら
打球方向に平行して、地面に垂直に立てた
同一平面状を
2重回転させるようなスウィングになりがちです。
その場合肘が90度より曲がりすぎて
肘の負担が大きくなって傷害の原因になったり
肩を痛める可能性も高くなると思います。
![ドルゴポロフ](http://matsubara-y.blog.tennis365.net/image/t02200293_0480064011011646111.jpg)
もちろんこの方法のスウィングは
手首を緩めると
縦方向のコントロール、収束性が悪いので
基本的にお薦めしませんが
余計な事を考えている暇がない
ビビラずに打てるというメリットはあると思います。
私の見た動画では
ドルゴポロフは手首の角度は固定しているようですね。
一方、肘の角度は写真のように
90度より、少し入りすぎているようです。