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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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サーブフィニッシュその後

『光太朗』 さん『いわし頭』 さんから再度コメントをいただきました。
「インパクト後に、遠心力に逆らって引っ張り抜く」 がわかりにくいようです。

『光太朗』 さんのコメントは以下のとおりです。
『いわし頭』 さんからもいただいていますが、ちょっと長くなるのでこちらにリンク


マイク 松原様

毎回、迅速なご回答有難うございます。
大変参考になります。

只、いまいち理解力が乏しい私としては
「インパクト後に、遠心力に逆らって引っ張り抜く」が
いまいちピンときていません。

リラックスしてリズミカルに振られてきたラケットを
インパクト後(感覚的)に止める。という事でしょうか?

いや違いますね。多分。
肘を止める?

私個人としては、プロの猿真似が得意なので
インパクト後に肘を止めて腕を外側にひねりこんで
フィニッシュとする様にしていますが
それとは異なるものなのでしょうか?

すみません。またまたお手数をおかけします。

投稿者 2011/05/03 23:04





私の答えです。

スマイル 遠心力に逆らってというのは
遠心力というのはラケットがすっぽ抜ける方向、空に向かいますので
反対は腕を引っ張る方向。

つまり肘を残し、手の位置を体の近くに引っ張ってくることになります。

プロの猿真似の話に
「インパクト後に肘を止めて腕を外側にひねりこんでフィニッシュ」 とありましたが。

肘を止めて前腕を振り出すのが内旋
外側に捻りこむのが回内のことだと思いますが
まったく、プロのやっているスピンサーブそのものだと思います。  ピース

この場合、フィニッシュは上体の右前側になると思います。

フェデラースピンサーブの動画と連続写真でそれを再度確認してください。

一見引っ張り込んでないように見えるかもしれませんが
腕が遠心力で引っ張られているにもかかわらず
それに逆らって、フィニッシュで若干曲がってきているのです。


また肘を止めて手を引っ張り込むことにより、回転半径を小さくしスピードアップ。  筋肉
これを一番はっきりやるのは、サンプラスでしょう。
彼の動画と連続写真も参考に見てください。

11コマ目の肘とフィニッシュです。


次に、いわし頭さんのコメントで
このスピードアップがスフォアハンドと同じではというご指摘がありました。

まったくそのとおりです。
肘を止め、腕を引っ張り、回転半径を小さくし加速するのです。  ナイス!


面を外側に向けていく回内の動きについては
スピンサーブはこれがメインというくらい盛大に使います。
フラットもかなり使います。

スライスの場合は使いすぎると面が前を向いてしまい、フラットサーブになっちゃいます。
スライスでは、少しは使っても大丈夫ですが、使わないつもりでいるのがコツです。

この回内の有無が、スピンのフィニッシュが右、スライスのが左になる主な理由です。 ピース



いわし頭さんのコメントでもうひとつ
「ラケットヘッドを(背中の後ろで)落とすことが大事」 というのがありました。

そのとおりだと思います。
スピンサーブに限らず、スウィングの大きさを作るのに充分に下から行かなくてはなりません。 ナイス!

実はスピンのときのコツですが
いっぱい落ちて、更にここまで行くのです。

サンプラスの動画と連続写真の9コマ目です。

一番垂れた位置より、ラケットヘッドは更に右に行っています。  びっくり
たまたまの荒いコマで捕らえたところですが
たぶんピークはもう少し右まで行くと思います。

盛大な回内のための準備、盛大な回外なのです。  ナイス!



スライスとフラットはしっかり落ちたところくらいまででOKです。 ナイス!



サーブ | 投稿者 松原コーチ 18:43 | コメント(4)| トラックバック(0)
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コメント
松原コーチ、こんばんは!
さっぱりしました!
理論が入りましたので、後はイメージして実践あるのみ。
さらに精進いたしたく思います。有難うございます。
投稿者 いわし頭 2011/05/06 20:31
いつもお世話になっております。

サーブ(スピン・スライス・フラット)とストローク(スピン・スライス)各ショットでラケットの動きが最速になるのはインパクトの瞬間でしょうか?
松原コーチの感覚ではどうでしょうか?

よろしくお願い致します。
投稿者 うそほんと 2011/05/06 23:43
松原様

いつも有難うございます。
大変感謝しています。

数々の疑問に明快な回答を頂き、
霧が晴れた思いです。

肘をとめる動作が腕を引っ張り込む動作になっていたのですね。
単純にプロのサーブの真似をしていただけなのですが
円運動に逆らう力を使ってスピードを上げる事は
野球のバッティングでもピッチングでも同じ原理があります。
力学的には同じなのでしょうね。
ますますテニスが楽しくなりそうです。

ここで教わったスライスサーブが仲間内で好評です。
まだまだ面が安定してない為、曲がりがいつも違うので
レシーバーからすると迷惑極まりないと言われます。(笑
本当に有難うございました。

投稿者 光太朗 2011/05/06 23:57
いつも拝見させていただいております。
365のブログでもっともためになるブログだと思っております。
さて、ひとつヒントをいただければということがあります。
両手打ちのバックハンドですが、ショートクロスをきっちり身に付けたいと思っているのですが、もうひとつぴんとこない状態が続いています。
・コートに対し鋭角に面をつくりインパクトする。
・アウトサイドインでボールを引っ張り込む。
ということかなと意識してやっていますが、もうひとつショートクロスに行ききらないか、行きすぎてアウトという状態です。
フォアでは感覚がつかめているのですが、バックはずっと苦戦しています。
アドバイスをいただけると幸いです。
(6年ほど前にバックハンドの極意を購入しました。参考になりました。)
投稿者 こまいぬ 2011/05/07 16:45
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