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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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ローボレーで腰を落とす必要は無い

水曜日はうちのクラブ、松原テニスクラブ印西
会員さんたちに混じってプレーすることが多い。

プレーしながらちょっとアドバイス。
スクールの営業妨害になっちゃうので教えすぎないようにしているのだが 悪だくみ
会員さんが上手く打てていないとついつい口が出てしまう。 あれー?

昨日は最上級者会員の一人、Tさんのボレーが気になったので終了間際にアドバイス。

ローボレーのときに、その場で姿勢を下げようとして
それと、打点が遅くなって、面の向きを変えるのに苦労している
当然、エラーが多くなっている。


スクールでもこうゆう教え方のところも多いので要注意だ。
ちゃんと腰を落として、と言われるとほんとそうなので怖い。 
Tさんの場合も、かなりボレーは上手なのだが
ホントに安心して打てる、プロのプレーにならない原因になっている。
Tさんはまじめな方なので、最初にコーチに言われたことが
しっかり頭にこびりついているのだろう。  怖~い



さて、スライスボレーのスウィングは凹型で、弧を描いて振るから


ここに構え フォアボレーの構え



ここでインパクト。  フォアボレーのインパクト


スウィング中、面が徐々に上を向いていくので
打点を前のほうで取ると、面は自然に上向きになる。

だから、ローボレーの打点を前のほうにすれば
わざわざ、面の向きを上向きに調節する必要はない。 ナイス!


それと先日の、ファーストボレーの話でも出てきたが
プロはボレーを動きながらこなす。

わざわざ、その場でしゃがんでいたら
ネットへ近づけないのでポジションを損してしまう。  うるせー

だからプロは大きく前進することと、姿勢を下げることを同時にやる。

最後に大きな1歩で踏み込んでいくのだ。  ナイス!

スタンスが広くなれば当然腰の位置は低くなるし
打点を前にするためにネット方向に上体を傾ければ肩の位置は更に低くなる。

これは何度もお世話になっている、ヨハンソンの動画と連続写真。

弧を描いた美しいスライスボレーのスウィング
打点を前にしていること
大きなスタンスで前進と姿勢を下げることを同時にしている
動きながら打っていること

すべてを確認してほしい。  叫び

Tさんは練習が終わるところだったので
打球を確認するところまではできなかったが
やるべきことがはっきりわかったので安心した様子だった。


まずは、めでたしめでたし、また、楽しいクラブの1日が暮れていったのだ。 ナイス!



ボレー | 投稿者 松原コーチ 20:31 | コメント(1)| トラックバック(0)
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コメント
松原様
今回も大変ためになりました。
有難うございます。

ローボレーどうしても上手くいかず
悪戦苦闘しています。

そういわれてみれば体の近くで取ろうとしていました。
ローボールなので面は上向きのスライス気味で
体の近くだったので腕が窮屈だった気がします。

早速週末にトライですね!

テニスを始めて最初に上手く出来たのがボレーでした。
ただ、私のボレーの根本は野球のバントみたいな感じで
打球を殺すボレーです。

ボールの上方から下方向へあわせに行く。
グリップはコンチネンタルで力を抜いて握る。

後は最近気がついたのですが無意識にラケットの芯をはずして
ミートしている為、ネット際にポトリと落ちるボレーになります。

野球のバントも芯をはずし気味で打球を殺す為
おそらく身についてしまったものだと思われます。

テニスの基本からみればどうなのか解りませんが
仲間内では決まれば何も出来ない!と好評です?

またまた長くなりました。すみません。
機会があればぜひお会いしてお話したいですね!
投稿者 光太朗 2011/05/19 21:55
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