2011年05月25日
ボディーサーブの返し方
『makotasu』 さんから質問をいただきました。
真正面を狙ってくるサーブのリターン方法です。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ
毎度のことで恐縮ですが、今回はリターンについてご教授下さい。
単刀直入に申しますと、私はボディサーブのリターンがとても苦手なのです。できましたならば、ズバッと体の正面に迫ってくるフラットの対処法 および スライスなどの回転で体の方に食い込んでくるボディサーブの対処法の2点(同じであれば、もちろん1点で)について、コツなどをお教え頂けないでしょうか?
今回も、どうぞよろしくお願いいたします。
投稿者 makotasu 2011/05/22 16:37
私の答えです。
サーブの球種はあまり関係ありません。
どの経路であっても、正面に来たボールをどうよけるかという対処だからです。
まあ、サウスポーのスライスサーブだけは
判断に迷ったら、バックで取るのがコツでしょうか。
さて打ち方ですが、結論を言っちゃいますと、「横を向かないことです」
バックで取るとすると
ボレーのボディーショットに近いですよね。
前向きの身体を右にスライドさせながら
ラケットを上体と平行に、おなかの前に出す。
片手打ちでも、両手打ちでも左手がどこにあるかだけの違い
基本的に同じです。
古い人なら、ジョン・マッケンローのリターンといえばわかりやすいでしょうか。
おなかの前、40cmくらいに、ラケットを横向き、相手に面を向け
そのまま体当たりです。
コツとしては、テイクバックで手をおなかから少し離すことでしょうか。
30cmくらい前に出すつもりでいるといいと思います。
フォアハンドの場合ですが
やはり横を向かない。
左にサイドステップしながら
上体の右横にフォアハンドの面を作り
おなかの右前に手を振り出します。
フォアの、身体の正面で取るリターンといえば、思い出すのが
大昔、私の指導していたジュニアのI君
今で言うと、錦織圭のようなフルウェスタンの厚いグリップ。
逆クロスの名人で、インターハイやインカレで上位まで行った選手です。
彼は、左に回転しながら、左に倒れこんでいきました。
インパクトでは、前向きじゃなく、上体が左向き。
ちょっと分かりにくい言い方ですが
クロス方向に向かって、逆クロス(の打ち方)で打っていました。
こうやって、バックよりのボールをほぼ正面で取るのです。
とにかく、フォアもバックも
横向きにならず、前向きに捕らえればOKなのです。
ところで、フォア、バック、どちらで取るかの判断は?
通常は右肩の位置が真ん中で
それより右はフォア、左はバックです。
でも、人それぞれ少しづつ違います。
マッケンローは、ややバックが多く、簡単そうに打っていたように思います。
先ほどの、I君は取れる限り、何でもフォアでした。
自分の基準をしっかり作ればいいのです。
さて、ここまでやっても対処できないときは?
「君、なかなかいいサーブを打つじゃないか」 と言ってあげてください。
真正面を狙ってくるサーブのリターン方法です。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチ
毎度のことで恐縮ですが、今回はリターンについてご教授下さい。
単刀直入に申しますと、私はボディサーブのリターンがとても苦手なのです。できましたならば、ズバッと体の正面に迫ってくるフラットの対処法 および スライスなどの回転で体の方に食い込んでくるボディサーブの対処法の2点(同じであれば、もちろん1点で)について、コツなどをお教え頂けないでしょうか?
今回も、どうぞよろしくお願いいたします。
投稿者 makotasu 2011/05/22 16:37
私の答えです。
サーブの球種はあまり関係ありません。
どの経路であっても、正面に来たボールをどうよけるかという対処だからです。
まあ、サウスポーのスライスサーブだけは
判断に迷ったら、バックで取るのがコツでしょうか。
さて打ち方ですが、結論を言っちゃいますと、「横を向かないことです」
バックで取るとすると
ボレーのボディーショットに近いですよね。
前向きの身体を右にスライドさせながら
ラケットを上体と平行に、おなかの前に出す。
片手打ちでも、両手打ちでも左手がどこにあるかだけの違い
基本的に同じです。
古い人なら、ジョン・マッケンローのリターンといえばわかりやすいでしょうか。
おなかの前、40cmくらいに、ラケットを横向き、相手に面を向け
そのまま体当たりです。
コツとしては、テイクバックで手をおなかから少し離すことでしょうか。
30cmくらい前に出すつもりでいるといいと思います。
フォアハンドの場合ですが
やはり横を向かない。
左にサイドステップしながら
上体の右横にフォアハンドの面を作り
おなかの右前に手を振り出します。
フォアの、身体の正面で取るリターンといえば、思い出すのが
大昔、私の指導していたジュニアのI君
今で言うと、錦織圭のようなフルウェスタンの厚いグリップ。
逆クロスの名人で、インターハイやインカレで上位まで行った選手です。
彼は、左に回転しながら、左に倒れこんでいきました。
インパクトでは、前向きじゃなく、上体が左向き。
ちょっと分かりにくい言い方ですが
クロス方向に向かって、逆クロス(の打ち方)で打っていました。
こうやって、バックよりのボールをほぼ正面で取るのです。
とにかく、フォアもバックも
横向きにならず、前向きに捕らえればOKなのです。
ところで、フォア、バック、どちらで取るかの判断は?
通常は右肩の位置が真ん中で
それより右はフォア、左はバックです。
でも、人それぞれ少しづつ違います。
マッケンローは、ややバックが多く、簡単そうに打っていたように思います。
先ほどの、I君は取れる限り、何でもフォアでした。
自分の基準をしっかり作ればいいのです。
さて、ここまでやっても対処できないときは?
「君、なかなかいいサーブを打つじゃないか」 と言ってあげてください。
些細なことなんですが、ボディリターンのお話が出たところで、ボディボレーについても教えていただきたく思います。
体の正面へ来た球をボレーするのはバックボレーが基本とは聞いているのですが、この前、コーチ研修会を受けてきた先輩の方が、「その場合のバックボレーは、ラケットを持っていない側の足(右利きなら左足)をクロスさせて身体を逃がすんだが、軸足の後ろをクロスではなく、前をクロスさせる。そうすると次の球にも対処しやすくなる。」と教えてくれました。
やってみると、こけそうになりました。しかし、次の球への対処はしやすそうです。
これは、正しいのでしょうか。これだけを身体に憶えさせるのに、2~3年かかりそうです。
よろしくお願いします。
それは時間のある場合の普通の打ち方ですね
ボディショットは右足をさらに右にどけるだけです
もっと時間がなければ右手を右に移動させるだけです。
ディーショットというのは動く暇がないからやるもので
動く暇があるなら
お友達の言うとおり
右足を前方向にちゃんと踏み込めばいいのです。
単純とも言える質問にお答えくださり有難うございます。
自分で単純とは言いながらも引っかかっておりました。お陰でスッキリしました。有難うございました。