2011年07月25日
腕を引っ張って加速するフォア
先日、私のレッスンに参加してくれた、Oさんから質問をいただいた。
バックハンドのテイクバックを高くしたことにより
トップスピンがよくかかるようになり、打球の勢いも増した方だ。
今日はその質問のうちのフォアハンドの話。
以下がそのコメントのフォアハンド部分です。
・・・ 前半省略 ・・・
2.フォアの正面を向くメリット
フォアで正面を向くのは力が入りやすいから。その「力が入りやすい」の「力」というのは「外から内に引っ張り込む力」だと感じています。
これは正しいでしょうか?
正面を向かなくても引っ張る力が得られるようなカラダの使い方を意識しています。
正面向いて振りぬこうとすると体軸を保つための筋力を使って疲れてしまうので(笑)
・・・ 後半もちょっと省略 ・・・
フォアの振りぬきは難しい。
あと何回か松原コーチのレッスンを受けたいです。
投稿者 参加者O 2011/07/21 16:24
私の答えです。
フォアハンドの状態をインパクトで前向きにすることには2つの意味があります。
1つはラケットの行き先を開けること。
バックハンドであれば
右肩が前にありますので、前方は開けている。
少しくらい、向きが違っていても振りぬくことができます。
フォアハンドの場合
横向きに構えますと右肩が後ろ側になり
インパクト後の振り抜きが難しくなります。
左半身がスウィングの行き先にあり、右腕の行き先がなくなってしまうのです。
しばらく前にした、インパクト後に最高速を持ってくる話を思い出してください。
横向きのまま打つとこの場所は、腕が左半身に当たって
速度がほぼ、ゼロになる場所なのです。
ですからトッププロはインパクトで前向きになり
フィニッシュはさらに90度、左を向いて終わるのです。
さて、前向きの2つ目の理由
これは、Oさんのおっしゃるとおりです。
伸ばし気味の腕を、引っ張って加速するのです。
ですからスウィングはアウトサイドインになり、ワイパーになるのです。
ただ、前向きにならなくても、腕の引張りを使う方法があります。
それがナダル打ちやシャラポワ打ちなのです。
打点を少し遅らせ
インパクト直前にうでをひっぱり上げ
フィニッシュを右肩の上に持って行きます。
短い距離で急加速し、思いがけない逆襲をするのです。
ただ、絶対的な速度は通常の前向きハードヒットには及びません。
1つ目にあげた理由もあり
前向きでしっかり打つのを基本にするのがいいと思います。
身体を使うのが大変であれば
構えで、あまり横向きにならなければいいと思います。
上体を垂直に保つ努力については
スウィングスピードがあるならどっち向きでもそれなりに大変だと思いますが
ナダル打ちのほうが軸が少しくらい曲がっても打てますので少し楽でしょうか。
だけど、前向きで打つのでも、やっているとなれちゃうと思います。
バックハンドのテイクバックを高くしたことにより
トップスピンがよくかかるようになり、打球の勢いも増した方だ。
今日はその質問のうちのフォアハンドの話。
以下がそのコメントのフォアハンド部分です。
・・・ 前半省略 ・・・
2.フォアの正面を向くメリット
フォアで正面を向くのは力が入りやすいから。その「力が入りやすい」の「力」というのは「外から内に引っ張り込む力」だと感じています。
これは正しいでしょうか?
正面を向かなくても引っ張る力が得られるようなカラダの使い方を意識しています。
正面向いて振りぬこうとすると体軸を保つための筋力を使って疲れてしまうので(笑)
・・・ 後半もちょっと省略 ・・・
フォアの振りぬきは難しい。
あと何回か松原コーチのレッスンを受けたいです。
投稿者 参加者O 2011/07/21 16:24
私の答えです。
フォアハンドの状態をインパクトで前向きにすることには2つの意味があります。
1つはラケットの行き先を開けること。
バックハンドであれば
右肩が前にありますので、前方は開けている。
少しくらい、向きが違っていても振りぬくことができます。
フォアハンドの場合
横向きに構えますと右肩が後ろ側になり
インパクト後の振り抜きが難しくなります。
左半身がスウィングの行き先にあり、右腕の行き先がなくなってしまうのです。
しばらく前にした、インパクト後に最高速を持ってくる話を思い出してください。
横向きのまま打つとこの場所は、腕が左半身に当たって
速度がほぼ、ゼロになる場所なのです。
ですからトッププロはインパクトで前向きになり
フィニッシュはさらに90度、左を向いて終わるのです。
さて、前向きの2つ目の理由
これは、Oさんのおっしゃるとおりです。
伸ばし気味の腕を、引っ張って加速するのです。
ですからスウィングはアウトサイドインになり、ワイパーになるのです。
ただ、前向きにならなくても、腕の引張りを使う方法があります。
それがナダル打ちやシャラポワ打ちなのです。
打点を少し遅らせ
インパクト直前にうでをひっぱり上げ
フィニッシュを右肩の上に持って行きます。
短い距離で急加速し、思いがけない逆襲をするのです。
ただ、絶対的な速度は通常の前向きハードヒットには及びません。
1つ目にあげた理由もあり
前向きでしっかり打つのを基本にするのがいいと思います。
身体を使うのが大変であれば
構えで、あまり横向きにならなければいいと思います。
上体を垂直に保つ努力については
スウィングスピードがあるならどっち向きでもそれなりに大変だと思いますが
ナダル打ちのほうが軸が少しくらい曲がっても打てますので少し楽でしょうか。
だけど、前向きで打つのでも、やっているとなれちゃうと思います。
いつも楽しく拝見させて頂いております。
さて、本日はフォアハンドのトップスピンストロークにおける短い球/深い球の打ち分け方について、ご教示頂ければと思っております。
相手から浅い球が返球され、それを短くコートに収める場合には、肘を支点としたコンパクトなワイパースイングを心がけております。一方、相手からの深い球を深く返す際には、肩を支点とした前方に大きく楕円を描くような大きなワイパースイングを心がけております。
フォアハンドのトップスピンストロークにおいて、短い球/深い球を打ち分ける方法として、上記のようなやり方は果たして適切でしょうか?(肘支点や肩支点の意識は果たして正しい意識でしょうか?)
また、他にも有効なやり方がありましたら、ぜひともご教示下さいませ。
今回もなにとぞ、よろしくお願いいたします。