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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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強烈なフォアハンド続編

強烈なフォアハンドといえば、錦織。

デビスカップ、ウズベキスタンに勝ちましたね。 祝

日本の男子テニスも上げ潮に乗ってきたようですね。




さて、先日の、『強烈なフォアハンド』について、『聖闘士』 さんからコメントをいただきました。

最初はコメントでお返ししようかと思ったのですが
コメントにしては長かったし
同じような疑問の方も多いかと思い、本文にしました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク >スウィングスピードのピークをインパクト後、1mくらいのところに持っていくこと。

失礼ながら私の勝手なイメージですが、松原コーチはこういうことを言うタイプではなかったような気がします。
むしろ「インパクト後に速くなろうが既に飛び出したボールには何も伝わらないし、
それにどう見てもインパクト後の前方に1mものスイング空間はありえません」くらい言いそうかなと(笑)

私の感覚では従来のイメージでインパクト後に最速にできたとしても、
それなら新しいイメージの最速部分でインパクトしたくなってしまうと思うんですよね。
インパクト後に最速というのは打球方向ではないということなら納得ですが。

実際に重さを無視できるボールで計測するとインパクト後が最速らしいですね。
ただ狙いの方向に対して最速になるのはやはりインパクトなのでは?と思います。

投稿者 聖闘士 2011/07/10 23:12






私の答えです。

スマイル 「インパクト後に最速というのは打球方向ではないということなら納得」  だそうですので。

じゃあ、その線で納得してください。


もちろん、1m先は打球方向ではありませんし
ベクトルで考えれば、打球方向への最速でもありません。

あくまでも、スウィングスピードの最速と考えています。

その位置は打球方向に対し、曲線を描き、身体の左前です。 叫び


じゃあ、そこで打てばいいじゃんか、と思うかもしれませんが
その時点ではラケット面は下を向いていますし
打球方向も違います。


テニスでは、ここではフォアハンドですが
ボールが当たるはず、入るはずの打ち方をしなくてはなりません。

インパクトで最速になるように、身体の向きを変えてみたら出来るかもしれませんが
それが、正確に面をコントロールできる打ち方にはならない可能性が高いのです。 悪だくみ

もしそれが出来るなら、誰か、トッププロがやっているでしょう。


繰り返しますが、インパクトで正確な面で捉え
なおかつ、インパクトスピードを最大にする打ち方がこれなのです。 ナイス!

インパクトがスウィング中の最大スピードでも、その絶対値が低ければ何にもなりません。

たとえば、インパクトが時速100km、1m後に110kmだとします。
確かに、インパクトが自分のスウィングのうちで最大ではないのですが
インパクトが時速80km、1m後に60kmよりいいでしょう。

本当に、インパクト後が最大速度かどうかは計測してみなければわかりませんが うるせー
感覚的には正しいと信じています。

自分の素振りで音を聞くと、明らかにそちらでビュウッと音がします。

そして、年をとるにつれ、その位置がインパクト方面に近づいています。
たぶん上体の切れが悪くなっているのでしょうね。 あれー?



ところで、最初に私がこれに気づいたのは、ビヨン・ボルグのフォアを見た時です。 ピース

打つまではゆったり振っていたのに
インパクト後にわざとらしく、大きく、強く振るのです。

帰ってきてまねをしてみると
スピンはかかるは、スピードもでるは、それはそれはビックリでした。  ナイス!


フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 23:03 | コメント(2) | トラックバック(0)