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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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片手バックの腕使い

『YS』 さんからバックハンドの質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク いつもお世話になっています。

片手バックハンドの話題がでたので質問します。

片手バックハンドにおいても振り子が重要であり
ラケットの面の軌道は縦であることはわかりました。

フォアハンドの場合、
「インパクトの形を保って、テイクバックし、肩を中心に
振り子ようにして打つ」
という説明をされていると思います。

片手バックハンドの場合も同様に
「インパクトの形を保って、テイクバック」するのでしょうか?

フェデラーの片手バックハンドを見ていると
テイクバックの頂点ではスライスなのか打つのかよくわかりません。

最初にインパクトの形を決めると、ボールがバックにきた時点で
スライスにするか打つかを決めることになると思います。

この辺りのことが解決できずに、悩んでいます。

松原コーチのお時間のあるときでかまいませんので
教えていただけると嬉しいです。

PS.
最近、ラケット(340g)を購入しました。
少し重いほうが、手で振れないので振り子を意識しやすい
ですね。
まだまだ練習頑張ります!

投稿者 YS 2011/07/21 08:34





私の答えです。

スマイル 340gのラケット、フレームだけで?
フル装備で340gでもかなり重いほうですよね。
バックハンドで大きく上に引いたほうが重さを利用できるように
軽い方が振りやすいとは限りません。
一時より重めのラケットが多くなってきたのはいいことだと思います。 にっこり



さて、バックハンドですが、トップスピンを前提に話します。

スウィングの大原則は
「インパクトの手首の形を保って、肩を中心に振り子のようにテイクバックし
肩を中心に振り子ようにして打ちます」 ナイス!


大抵のプロは手首の形をかなり最初から作って引いていくようです。
ですから、引き始めるときからトップスピンか、スライスか決めています。

ですからまずグリップを決め、手首の形を作ってしまうのです。 ナイス!

これはフォアハンドでも同じです。

フェデラーのバックでも、テイクバック最上部での面の向きは違いますよ。 あれー?

もちろんイレギュラーバウンドなどで
トップスピンの予定を、グリップをそのまま
緊急避難でスライスに切り替えることは稀にあります。


次にスウィングでの腕の使い方ですが
これはトップスピンの場合、フォアハンドとかなり違います。

フォアハンドではテイクバックで腕をひねらないように
かなり頻繁に、週に2回くらいは言っています。   悪だくみ

バックの場合、腕をひねらないようにすると
つまり、テイクバック中に内旋したり、回内したりしなければ
ラケット面が下向き、または後ろ向きに引けるはずなのに
そうゆう使い方をするプロはまず見かけません。  うるせー

フェデラーの動画と連続写真を見てほしいのですが

引き始めに、ほぼ垂直にした面を
振り子型に、内旋、回内しながらテイクバックします。

引き終わったところでも、ほぼ垂直に面が向いているのが分かります。

ここから振り下ろして行くのですが
少し後ろにループしますので
最初に、内旋、回内しながら、降ろし始め
インパクト直前までに、外旋、回外しながら面を垂直に戻していきます。

インパクト後は、ストレートに打つ場合は
ほとんど外旋、回外しないで振り切ります。

ですからフィニッシュの面は少し上向きになります。

クロスに打つ場合は、インパクト後も面を垂直に保つよう
外旋、回外を弱く継続します。


事実を正確に伝えるため、かなり細かい話になりましたが

実際にボールを打つときには次のように思っていれば言いと思います。

垂直の面で構え
凹型に振り子で引いていき
垂直な面を保ったまま、高く引いて行く。
面が垂直になるように、戻しながら振り下ろしていき
垂直な面でインパクト
垂直な面を保って振り切る。


垂直な面、垂直な面、垂直な面、・・・

ずうっと垂直を保つ意識があればいいのです。  ワハハ

  (振り出しで後ろにループすると少し上を向くのですが)


フォアハンドだとこんないい加減なことでは
打球が上下にトッチラカルことになるのですが
バックハンドは大丈夫です。


たぶんフォアハンド側は手が器用すぎるので
面を固定するのがより難しいのでしょう。   ナイス!



バックハンド | 投稿者 松原コーチ 19:08 | コメント(2) | トラックバック(0)