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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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1セットで6回キープする

ウィンブルドン準決勝、ナダルがマレーを振り切った。

強いナダルの素晴らしさはボールを捕まえきってしまうこと。  ピース

昨日シャラポワが、しっかりボールを捕まえているという話をした。

だがナダルにはそこまでの捕まえた感を感じないのだ。 あれー?


捕まえるためにはしっかり動けることが大事なのだが
それだけではない。
ダラダラやって (ナダルがダラダラという事ではもちろんない)
大切なところだけしっかり動くとか
相手打球の方向を予測するなんて事は出来ない相談。

自分のほうから仕掛けられてこその、次の動きの素早さ。

何かナダルに、試合をコントロールしている雰囲気を感じないのだ。

うちのオクサンは、「ナダル痩せたのかしら」 と言っていた。

私には、ナダルが白く感じた。
相手が見ただけであきらめるような
あの黒光りする、精悍な身体を感じない。  うるせー



それと気になるのがバックハンドのスライス。  悪だくみ

チェンジオブペースも必要なことはわかるし
ナダルのスライスのレベルが向上していることも分かる。
しかし、あんなにスライスを多用していいのだろうか。

1セットに必要なサービスゲームのキープ数は6回。

お互いにキープしていけば、6-6 でタイブレークに入る。

タイブレークで取れるかどうかはやってみないと分からないが
ほぼ確実にキープしている限り
タイブレークに持ち込まれない限り、セットは落とさない。

どんな相手にも4セット以内で勝てるだろう。


ちょっと極論なのは自分でも承知だが
6回も続けてキープするには、意外性も、チェンジオブペースも無用。  びっくり

むしろそんな要素があると、落とすことも出てくる。

またそれかよ、と言われながら、やっぱりキープすることが必要なのだ。

やばい時は、サービスエース、1発。   ワハハ


つまり強いナダルとしては、フォアはもちろん、バックもトップスピン。

「お前、それしか出来ないのかよ」 と言われてもめげない心。


しかし、今年のウィンブルドン、ナダルの体調はまだ完全ではないのだろう。



今回はジョコビッチの年かもしれない。  スマイル



試合等 | 投稿者 松原コーチ 18:44 | コメント(0) | トラックバック(0)