tennis365.net テニス365ブログ 新着記事を読む ]    [ テニス365 ホームショッピングニュースログイン ]

松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

<<  2011年 7月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最近の記事
新しいブログに移行し…
10/30 15:44
印西の月例ダブルス
10/29 20:10
スピンロブに対して
10/27 18:28
全国大学王座戦
10/25 14:05
打点に向かって踏み込…
10/22 19:22
ワングリップリターン
10/20 11:30
研修会の案内
10/18 17:45
ぎりぎりに追いつくこ…
10/17 19:34
速いボールに対しての…
10/16 17:50
明日のテニス塾は中止
10/15 17:11
ジョコビッチのフォア…
10/14 15:16
フットワークは直線的…
10/13 19:51
ボールの後へ入りなが…
10/11 17:43
グリップの太さは
10/09 18:12
最近のコメント
こんにちは。松原コー…
ムーディー 10/28 23:23
松原様新参者…
koji 10/28 08:12
松原様突然の…
koji 10/26 17:02
松原コーチ様…
いのりん 10/25 18:58
『ころすけなり』さん…
松原コーチ 10/23 10:32
プロでもいたんですね…
ころすけなり 10/22 20:39
回答ありがとうござい…
れねしす 10/17 16:35
記事にとりあげていた…
キャプ 10/16 22:23
アトムさん、tuku…
松原コーチ 10/15 18:57
回答ありがとうござい…
フランカー 10/15 18:30
このブログサービスは「テニス365 テニスブログ」で運営しています。テニス365会員なら無料でご利用・作成いただけます。






片手バックの腕使い

『YS』 さんからバックハンドの質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク いつもお世話になっています。

片手バックハンドの話題がでたので質問します。

片手バックハンドにおいても振り子が重要であり
ラケットの面の軌道は縦であることはわかりました。

フォアハンドの場合、
「インパクトの形を保って、テイクバックし、肩を中心に
振り子ようにして打つ」
という説明をされていると思います。

片手バックハンドの場合も同様に
「インパクトの形を保って、テイクバック」するのでしょうか?

フェデラーの片手バックハンドを見ていると
テイクバックの頂点ではスライスなのか打つのかよくわかりません。

最初にインパクトの形を決めると、ボールがバックにきた時点で
スライスにするか打つかを決めることになると思います。

この辺りのことが解決できずに、悩んでいます。

松原コーチのお時間のあるときでかまいませんので
教えていただけると嬉しいです。

PS.
最近、ラケット(340g)を購入しました。
少し重いほうが、手で振れないので振り子を意識しやすい
ですね。
まだまだ練習頑張ります!

投稿者 YS 2011/07/21 08:34





私の答えです。

スマイル 340gのラケット、フレームだけで?
フル装備で340gでもかなり重いほうですよね。
バックハンドで大きく上に引いたほうが重さを利用できるように
軽い方が振りやすいとは限りません。
一時より重めのラケットが多くなってきたのはいいことだと思います。 にっこり



さて、バックハンドですが、トップスピンを前提に話します。

スウィングの大原則は
「インパクトの手首の形を保って、肩を中心に振り子のようにテイクバックし
肩を中心に振り子ようにして打ちます」 ナイス!


大抵のプロは手首の形をかなり最初から作って引いていくようです。
ですから、引き始めるときからトップスピンか、スライスか決めています。

ですからまずグリップを決め、手首の形を作ってしまうのです。 ナイス!

これはフォアハンドでも同じです。

フェデラーのバックでも、テイクバック最上部での面の向きは違いますよ。 あれー?

もちろんイレギュラーバウンドなどで
トップスピンの予定を、グリップをそのまま
緊急避難でスライスに切り替えることは稀にあります。


次にスウィングでの腕の使い方ですが
これはトップスピンの場合、フォアハンドとかなり違います。

フォアハンドではテイクバックで腕をひねらないように
かなり頻繁に、週に2回くらいは言っています。   悪だくみ

バックの場合、腕をひねらないようにすると
つまり、テイクバック中に内旋したり、回内したりしなければ
ラケット面が下向き、または後ろ向きに引けるはずなのに
そうゆう使い方をするプロはまず見かけません。  うるせー

フェデラーの動画と連続写真を見てほしいのですが

引き始めに、ほぼ垂直にした面を
振り子型に、内旋、回内しながらテイクバックします。

引き終わったところでも、ほぼ垂直に面が向いているのが分かります。

ここから振り下ろして行くのですが
少し後ろにループしますので
最初に、内旋、回内しながら、降ろし始め
インパクト直前までに、外旋、回外しながら面を垂直に戻していきます。

インパクト後は、ストレートに打つ場合は
ほとんど外旋、回外しないで振り切ります。

ですからフィニッシュの面は少し上向きになります。

クロスに打つ場合は、インパクト後も面を垂直に保つよう
外旋、回外を弱く継続します。


事実を正確に伝えるため、かなり細かい話になりましたが

実際にボールを打つときには次のように思っていれば言いと思います。

垂直の面で構え
凹型に振り子で引いていき
垂直な面を保ったまま、高く引いて行く。
面が垂直になるように、戻しながら振り下ろしていき
垂直な面でインパクト
垂直な面を保って振り切る。


垂直な面、垂直な面、垂直な面、・・・

ずうっと垂直を保つ意識があればいいのです。  ワハハ

  (振り出しで後ろにループすると少し上を向くのですが)


フォアハンドだとこんないい加減なことでは
打球が上下にトッチラカルことになるのですが
バックハンドは大丈夫です。


たぶんフォアハンド側は手が器用すぎるので
面を固定するのがより難しいのでしょう。   ナイス!



バックハンド | 投稿者 松原コーチ 19:08 | コメント(2)| トラックバック(0)
トラックバック
こちらの記事へのトラックバックは下のURLをコピーして行ってください。
コメント
松原コーチ、こんばんは!
今日のダブルスで、先輩の方から、次のようなアドバイスをいただきました。

雁行陣でも並行陣でも、前衛の貴方はポジションを下げ過ぎ(概ねサービスライン付近)

多分、ロブを警戒してるんだろうけど、お陰でセンターはガラ空き、一生懸命沈めても相手の浮き球を決めてはくれないし、何より後ろで守りにくい。これでは同等以上の相手には勝てない等々のことでした。

そこで、ダブルスにおける前衛のポジションについて、コメントをいただきたく思います。

いつもながら、漠然としたお願いで申し訳ありません。よろしくお願いいたします。
投稿者 いわし頭 2011/07/23 19:42
松原コーチ!
本当にありがとうございます!

私は大きな間違いをしていました。
トップスピンかスライスかをボールが
ある程度来てから決めると思っていました。
(フェデラーを見ての勘違いです)

まず、スライスが打てるグリップでテイクバックしながら
スピンが打てそうだったらグリップを途中で変更してました。
当然、グリップが決まらずボールは何処へ飛んでいくのか
わからない状態でした。

バックでボールを打ちながら、とにかく何かが間違っているのは
わかるのですが、なかなか正解がわかりませんでした。

今回のアドバイスを読んで、早速ラケットを振ってみたところ
なんといいますか、スイングがしっくりくる感じです。

指摘を受けた後に、考えてみると
フォアでもバックでも先にインパクトの手首の形を作る
というのは当然のことのように思えてきます。

テニスの本や雑誌をいろいろ読んでいますが、
スイングの根本を明確に指摘しているのは、
松原コーチのブログだけだと思います。

早速、月曜日から練習したいと思います。
(本当は今日、練習したいのですが・・・)

PS.
いつも松原コーチのブログを読みながら
的確なアドバイスをされていることに、感動しています。

松原コーチの理論や考え方を受け継いだコーチ達が
日本全国に広がれば、もっとテニスが楽しくなるのになあ
と思う今日この頃です。
投稿者 YS 2011/07/24 11:03
画像
画像の数字:
名前:
メールアドレス:
URL:
コメント: