2011年07月19日
片手バックは高く引く
先日、東戸塚松原テニススクールで開催した、私のレッスン。
『松原コーチのテニス塾』 2時間目のバックハンドで
片手打ちトップスピンの男性2人にお教えした秘伝
今日はそれを公開しよう。
それと、『take』 さんからバックハンドの教科書的プレーヤーについて
質問をいただいていたので、その話にも触れてみます。
以下がそのコメントの全文です。
いつも楽しく拝見しております。
フォアハンドのよい見本はソダリングとのことですが、ではシングルバックハンドのよい見本は誰なのでしょうか?やはりフェデラー、ガスケといったところでしょうか?コーチの理論に最も近いバックハンドの名手を教えてください。よろしくお願いします。
投稿者 take 2011/07/19 09:39
私の答えです。
バックのトップスピンは以前にも説明したように、かなり縦ぶりの振り子スウィング。
これがそれを説明した絵だ。

これだけ、スウィングに上下動があるわけで
しっかりと縦振りにし、打点を前にとれば、自然にトップスピンは強くかかる。
レッスン、二人のうちのAさんは、打点が引き付け気味
肩の位置より、20cmくらいネットよりだろうか。
まずこの打点を50cmくらい前で取るようにイメージしてもらった。
次に、Bさんのほうはかなり横振り。
下から打って、トップスピンにしようとしているのだが、ほとんどフラット。
そう、先ほどの絵の上下動。
しっかりしたに振るためには、しっかり、高く引く。
下げるためには、まず上げるのだ。
「腕を胸から離して、ラケットヘッドが頭より上になるように構えましょう」
そして高いフィニッシュ、見事にトップスピンになり、きれいに落ちていく。
これを見ていたAさん、自分で高く構えて、見事なトップスピン。
さて質問の教科書的な人、フェデラーはやはり正解でしょう。
彼の高い構えと縦振りを動画と連続写真で味わってください。
そしてもう一人、トミー・ハースの動画と連続写真。
打点を前にとっているのがわかるでしょう。
実はバックハンドの片手打ち、どの選手もあまり変わりませんよ。
エナンのように、グリップの厚い選手は、やや横振りの要素が強くなる、くらいの違いではないでしょうか。
変わった打ち方ではスウィングスピードが出せないのだと思います。
それとこれはつけたしですが
錦織のフォアハンドも他のプロも
私の理論説明どおりの面の使い方、スウィングをしていると思います。
その中でのテイクバックの高さバリエーションとして
ソデルリンクのフォアがいちばん素朴で、まねがしやすい。
習得するのに、間違いにくいフォアハンドだと思っているのです。
バックハンドも同じ
彼らの技術を元に、私が理屈をつけているのです。
もし私の理論に合わない超一流が出てきたら、私が間違っているのです。
『松原コーチのテニス塾』 2時間目のバックハンドで
片手打ちトップスピンの男性2人にお教えした秘伝
今日はそれを公開しよう。
それと、『take』 さんからバックハンドの教科書的プレーヤーについて
質問をいただいていたので、その話にも触れてみます。
以下がそのコメントの全文です。

フォアハンドのよい見本はソダリングとのことですが、ではシングルバックハンドのよい見本は誰なのでしょうか?やはりフェデラー、ガスケといったところでしょうか?コーチの理論に最も近いバックハンドの名手を教えてください。よろしくお願いします。
投稿者 take 2011/07/19 09:39
私の答えです。

これがそれを説明した絵だ。

これだけ、スウィングに上下動があるわけで
しっかりと縦振りにし、打点を前にとれば、自然にトップスピンは強くかかる。

レッスン、二人のうちのAさんは、打点が引き付け気味
肩の位置より、20cmくらいネットよりだろうか。
まずこの打点を50cmくらい前で取るようにイメージしてもらった。
次に、Bさんのほうはかなり横振り。
下から打って、トップスピンにしようとしているのだが、ほとんどフラット。

そう、先ほどの絵の上下動。
しっかりしたに振るためには、しっかり、高く引く。
下げるためには、まず上げるのだ。
「腕を胸から離して、ラケットヘッドが頭より上になるように構えましょう」

そして高いフィニッシュ、見事にトップスピンになり、きれいに落ちていく。

これを見ていたAさん、自分で高く構えて、見事なトップスピン。

さて質問の教科書的な人、フェデラーはやはり正解でしょう。
彼の高い構えと縦振りを動画と連続写真で味わってください。
そしてもう一人、トミー・ハースの動画と連続写真。
打点を前にとっているのがわかるでしょう。
実はバックハンドの片手打ち、どの選手もあまり変わりませんよ。
エナンのように、グリップの厚い選手は、やや横振りの要素が強くなる、くらいの違いではないでしょうか。
変わった打ち方ではスウィングスピードが出せないのだと思います。

それとこれはつけたしですが
錦織のフォアハンドも他のプロも
私の理論説明どおりの面の使い方、スウィングをしていると思います。
その中でのテイクバックの高さバリエーションとして
ソデルリンクのフォアがいちばん素朴で、まねがしやすい。
習得するのに、間違いにくいフォアハンドだと思っているのです。

バックハンドも同じ
彼らの技術を元に、私が理屈をつけているのです。
もし私の理論に合わない超一流が出てきたら、私が間違っているのです。

テイクバックを高く、というのは本当にそうだなあと思いました。
この点に気を付けてバックハンドの名手と呼ばれる(笑)その日まで練習に励もうと思います。また、お願いいたします。
take
片手バックハンドの話題がでたので質問します。
片手バックハンドにおいても振り子が重要であり
ラケットの面の軌道は縦であることはわかりました。
フォアハンドの場合、
「インパクトの形を保って、テイクバックし、肩を中心に
振り子ようにして打つ」
という説明をされていると思います。
片手バックハンドの場合も同様に
「インパクトの形を保って、テイクバック」するのでしょうか?
フェデラーの片手バックハンドを見ていると
テイクバックの頂点ではスライスなのか打つのかよくわかりません。
最初にインパクトの形を決めると、ボールがバックにきた時点で
スライスにするか打つかを決めることになると思います。
この辺りのことが解決できずに、悩んでいます。
松原コーチのお時間のあるときでかまいませんので
教えていただけると嬉しいです。
PS.
最近、ラケット(340g)を購入しました。
少し重いほうが、手で振れないので振り子を意識しやすい
ですね。
まだまだ練習頑張ります!
1.バックで高く構える
松原コーチと同じく臆病な性格なので(笑)、バックハンドのテイクバックはインパクトの形のまま小さく構えて打つようにしていたのですが、「高く構えて振り子打ち」は結構ちゃんと打ててとてもタメになりました。
これまでの「小さく構えてコースを隠す」に加えて「高く構えて相手を止める」を取り入れたいと思います。
2.フォアの正面を向くメリット
フォアで正面を向くのは力が入りやすいから。その「力が入りやすい」の「力」というのは「外から内に引っ張り込む力」だと感じています。
これは正しいでしょうか?
正面を向かなくても引っ張る力が得られるようなカラダの使い方を意識しています。
正面向いて振りぬこうとすると体軸を保つための筋力を使って疲れてしまうので(笑)
3.バックの横ぶり
レッスンでバックを練習してて、このブログの絵のような縦振りよりも横振りの意識を持った方がボールに力(引っ張る力)を入れやすく感じました。
結果的にカラダの右側に振りぬいてるような気がしました。
これは今度自分でビデオでも撮ってみて確かめたいと思います。
フォアの振りぬきは難しい。
あと何回か松原コーチのレッスンを受けたいです。