2011年07月03日
マレーのテイクバック
『やまぼうし』 さんから質問をいただきました。
マレーのフォアハンドについてです。
以下がそのコメントの全文です
昨日全英でナダルに負けたマレーの敗因の一つはフォアのように思いました。そしてそのフォアの不安定さの原因はまさしく松原コーチ提唱の、打点の形をキープしたままラケットを引く、ということをしていないマレーのスイングフォームにあるとにらんでいるのですが。
一方、ジョコビッチのフォアは、松原理論に忠実にラケットを引いているように思います。
松原コーチのお考えを聞かせていただければ有難いのですが。
投稿者 やまぼうし 2011/07/02 18:25
私の答えです。
マレーのフォアハンドは以前にも特集したことがあるのですが
確かに手首の形で言えば
打点の形よりもラケットヘッドが前に出た状態で引いていきます。
そして、振り出していくときに先が少し遅れて始動し
それをラケットヘッドのスウィングスピードにつなげているのです。
そしてかなりフラット性にボールをたたいていく。
私はこのフラット性と、手首の形、芝のコートの組み合わせが
悪いのではないかと思っているのです。
ピッタンコのタイミングで打てていれば真っ直ぐ垂直な面が出てくるのだが
バウンドの不安定な芝のコートではジャストタイミングがなかなか難しい。
しかも、レベルが上がるにつれ、動かされる量も増え、なかなか落ち着いて打てない。
そこで微妙なタイミングのずれが、微妙な面の狂いに結びついているのではないだろうか。
クレーやハードコートならそれほど問題にならなくても芝コートでは
それとトップスピンの量も多い人のほうが
悪い言い方をすれば、ごまかしが効いて何とかなる。
フラットではごまかせない。
ジョコビッチやナダルのほうが狂う要素も少ない上にスピン量も多いのではないでしょうか。
『打点の形をキープしたままラケットを引く』 ということに関しては
若干動いている選手も結構いる。
たとえば、これはフェデラーの動画と連続写真。
トップスピンをかける方向に
ラケットヘッドが引き遅れ、振り出しも遅れているが
インパクトで追いついてくることにより強烈なショットとなっている。
つまり、何がしか手首が動く程度であれば、プロは結構やっている。
問題はそれが面の向きを不安定にする要因になっているかどうかです。
面の向きを動かさない方向であれば、困らないのです。
もし大きな問題になっているようなら、その人はプロになっていないと思う。
マレーの問題はそこまで大きくはないのだが
それが芝コートで弱点になるようだと
イギリス人としては大問題かもしれませんね。
マレーのフォアハンドについてです。
以下がそのコメントの全文です
昨日全英でナダルに負けたマレーの敗因の一つはフォアのように思いました。そしてそのフォアの不安定さの原因はまさしく松原コーチ提唱の、打点の形をキープしたままラケットを引く、ということをしていないマレーのスイングフォームにあるとにらんでいるのですが。
一方、ジョコビッチのフォアは、松原理論に忠実にラケットを引いているように思います。
松原コーチのお考えを聞かせていただければ有難いのですが。
投稿者 やまぼうし 2011/07/02 18:25
私の答えです。
マレーのフォアハンドは以前にも特集したことがあるのですが
確かに手首の形で言えば
打点の形よりもラケットヘッドが前に出た状態で引いていきます。
そして、振り出していくときに先が少し遅れて始動し
それをラケットヘッドのスウィングスピードにつなげているのです。
そしてかなりフラット性にボールをたたいていく。
私はこのフラット性と、手首の形、芝のコートの組み合わせが
悪いのではないかと思っているのです。
ピッタンコのタイミングで打てていれば真っ直ぐ垂直な面が出てくるのだが
バウンドの不安定な芝のコートではジャストタイミングがなかなか難しい。
しかも、レベルが上がるにつれ、動かされる量も増え、なかなか落ち着いて打てない。
そこで微妙なタイミングのずれが、微妙な面の狂いに結びついているのではないだろうか。
クレーやハードコートならそれほど問題にならなくても芝コートでは
それとトップスピンの量も多い人のほうが
悪い言い方をすれば、ごまかしが効いて何とかなる。
フラットではごまかせない。
ジョコビッチやナダルのほうが狂う要素も少ない上にスピン量も多いのではないでしょうか。
『打点の形をキープしたままラケットを引く』 ということに関しては
若干動いている選手も結構いる。
たとえば、これはフェデラーの動画と連続写真。
トップスピンをかける方向に
ラケットヘッドが引き遅れ、振り出しも遅れているが
インパクトで追いついてくることにより強烈なショットとなっている。
つまり、何がしか手首が動く程度であれば、プロは結構やっている。
問題はそれが面の向きを不安定にする要因になっているかどうかです。
面の向きを動かさない方向であれば、困らないのです。
もし大きな問題になっているようなら、その人はプロになっていないと思う。
マレーの問題はそこまで大きくはないのだが
それが芝コートで弱点になるようだと
イギリス人としては大問題かもしれませんね。
先日初めて参加した研修会(中央林間TC)で松原コーチのフォアのスイングに感激、特にラケットの引き方が頭を離れません。TVでプロのプレーを観戦するときもついフォアのバックスイングに注目してしまいます。
もちろん、自分でも身に付けるべくプレーのたびにトライしていますが、なかなか身に付きません。長年体に染み付いたフォームの変更は難しいものです。
お世話になります。
先日、某区民大会で日本ランキング200位くらいの選手の
フォアハンドを見ましたが、打球音がまさに破裂音。
そして、フラットサーブかと思うようなスピードのボールが
飛び出していました。
一般プレーヤーレベルのボレーではラケットが
弾かれまくってました。
どちらかと言えば細マッチョ体型からあの強烈なインパクト音と
ボールスピードがどうしてでるのか?と疑問になってしまいます。
もちろん、筋力でボールを飛ばすものではないことは理解している
つもりですし、スピードボールを打つテニスを目指す年齢でもないの
ですが。。。ちょっと羨ましく思いました。
ラケットは松原コーチと同じヨネックスのVコアだったと思いますが
どフラットで叩けばあんな音がでるものなのでしょうか?
破裂音がでるようなフォアハンドを打つコツなどの
アドバイスいただけたらと思います。