2011年02月21日
私のバックボレー
先日、『ためブロ』 さんが私のバックボレーの動画をアップしてくれた。
それを拝借して解説しよう。
昨年11月末の神奈川県テニスコーチ研修会での
打球フォーム、特にスウィングの説明のための見本ショットだ。
スウィングの基本は振り子だ。
引いていくときも振り出していくときも振り子で
下に弧を画いたスウィングになっているのがよくわかるだろう。
まず、上体からすこし前に離したところにバックボレーの面を作る。
そこから、弧を描いて引いていく。
手首の角度を固定し
腕を捻らなければ、硬い言い方だと、内旋も外旋もしないと
ラケット面は、引いていくときにはだんだん下を向いていく。
逆に、振り出していくほうは、だんだん上を向いていく。
だから、いっぱいに引いたときは面がほぼ垂直
プロによっては打球方向に対し下向きになることすらある。
そこから下に膨らんだ弧を画いて切り下ろしていく。
スウィングの最下点より少し手前、面が少し上向きになったところでヒット。
ちなみに、打点がもっと低ければもっと前で取る。
そうすればさらに面が上を向くからだ。
もちろんもっと高ければ、逆に引き付けることになる。
高かろうと低かろうといっぱい高く引き
大きくスウィングする。
打点の位置と、スウィングの強さで高さに対応するし
少しくらいの誤差は、アンダースピンをかけることにより
悪い言い方をすれば
ごまかせてしまえる、というのがこのボレーの考え方だ。
だからこそどんなボールが飛んでくるかわからない
実戦でのボレーとして使えるのだ。
次に身体の向きの話。
引きながら上体を横に向けていく。
斜め45度くらいが標準的な向きだろう。
打点が遠いときはもっと横向きになるから
打点方向を向くというのが正解かもしれない。
そして、その角度を振り出していくときに動かしていないことに注目してほしい。
上体が回転しないわけだから
その上体自体は垂直でなくても一向に構わないわけだ。
その分、リーチが広くなる。
次にスウィングの左右方向。
完全にアウトサイドインのスウィングだ。
実は私自身、この人がこんなにアウトサイドインだと思っていなかった。
もう少し、控えめかと思っていたらかなり強烈なアウトサイドイン。
だから、結構切れのいいバックボレーになるし
スライスもかかって、エラーしないのだと思う。
この人、結構上手かもしれない。
最後にフットワーク。
右足を踏み込み、左足を寄せながら滑らかに前進している。
このとき、右足を踏み込み
ゴツンと止めながらヒットしているのではないことに注目してほしい。
左足が追いつくと、右足は再び浮いて、前進している。
アプローチショットみたいだと思ったあなたは鋭い。
基本的にどちらも変わらないのだ。
一度弾んだボールなのか
ノーバウンドのボールなのかという違いだけ
技術的にはバック側のスライスというだけ。
スライスは全力で振り切るわけではないから
踏ん張る足は要らない。
ボールとの位置関係がピッタンコで方向性も安定させるには
動きながらボールを捕らえるし
できれば頭や肩の高さも、ピョコタン、ピョコタンしないほうがいい。
インパクトと同時に面が上向きに動いているが
これはぶつかった衝撃で上を向いているだけで
本人も一定に面を保って打っていたと証言している。
そうそう、そういえば、引き起こしの勢いづけをしていない。
最近の男子プロはラケットがいいせいか
相手ボールが強烈なせいか
引き起こしはハイバックなどのよっぽど必要なときにしか使わない。
もちろんこの高さのボレーでは必要が無い。
さて、カメラをセットした位置が山側で逆光状態。
(この方向でやることに決めたのは私だから、ためブロさんのせいではないが)
色白のお肌が真っ黒に映っている以外はなかなかのフォームのようだ。
それを拝借して解説しよう。
昨年11月末の神奈川県テニスコーチ研修会での
打球フォーム、特にスウィングの説明のための見本ショットだ。
スウィングの基本は振り子だ。
引いていくときも振り出していくときも振り子で
下に弧を画いたスウィングになっているのがよくわかるだろう。
まず、上体からすこし前に離したところにバックボレーの面を作る。
そこから、弧を描いて引いていく。
手首の角度を固定し
腕を捻らなければ、硬い言い方だと、内旋も外旋もしないと
ラケット面は、引いていくときにはだんだん下を向いていく。
逆に、振り出していくほうは、だんだん上を向いていく。
だから、いっぱいに引いたときは面がほぼ垂直
プロによっては打球方向に対し下向きになることすらある。
そこから下に膨らんだ弧を画いて切り下ろしていく。
スウィングの最下点より少し手前、面が少し上向きになったところでヒット。
ちなみに、打点がもっと低ければもっと前で取る。
そうすればさらに面が上を向くからだ。
もちろんもっと高ければ、逆に引き付けることになる。
高かろうと低かろうといっぱい高く引き
大きくスウィングする。
打点の位置と、スウィングの強さで高さに対応するし
少しくらいの誤差は、アンダースピンをかけることにより
悪い言い方をすれば
ごまかせてしまえる、というのがこのボレーの考え方だ。
だからこそどんなボールが飛んでくるかわからない
実戦でのボレーとして使えるのだ。
次に身体の向きの話。
引きながら上体を横に向けていく。
斜め45度くらいが標準的な向きだろう。
打点が遠いときはもっと横向きになるから
打点方向を向くというのが正解かもしれない。
そして、その角度を振り出していくときに動かしていないことに注目してほしい。
上体が回転しないわけだから
その上体自体は垂直でなくても一向に構わないわけだ。
その分、リーチが広くなる。
次にスウィングの左右方向。
完全にアウトサイドインのスウィングだ。
実は私自身、この人がこんなにアウトサイドインだと思っていなかった。
もう少し、控えめかと思っていたらかなり強烈なアウトサイドイン。
だから、結構切れのいいバックボレーになるし
スライスもかかって、エラーしないのだと思う。
この人、結構上手かもしれない。
最後にフットワーク。
右足を踏み込み、左足を寄せながら滑らかに前進している。
このとき、右足を踏み込み
ゴツンと止めながらヒットしているのではないことに注目してほしい。
左足が追いつくと、右足は再び浮いて、前進している。
アプローチショットみたいだと思ったあなたは鋭い。
基本的にどちらも変わらないのだ。
一度弾んだボールなのか
ノーバウンドのボールなのかという違いだけ
技術的にはバック側のスライスというだけ。
スライスは全力で振り切るわけではないから
踏ん張る足は要らない。
ボールとの位置関係がピッタンコで方向性も安定させるには
動きながらボールを捕らえるし
できれば頭や肩の高さも、ピョコタン、ピョコタンしないほうがいい。
インパクトと同時に面が上向きに動いているが
これはぶつかった衝撃で上を向いているだけで
本人も一定に面を保って打っていたと証言している。
そうそう、そういえば、引き起こしの勢いづけをしていない。
最近の男子プロはラケットがいいせいか
相手ボールが強烈なせいか
引き起こしはハイバックなどのよっぽど必要なときにしか使わない。
もちろんこの高さのボレーでは必要が無い。
さて、カメラをセットした位置が山側で逆光状態。
(この方向でやることに決めたのは私だから、ためブロさんのせいではないが)
色白のお肌が真っ黒に映っている以外はなかなかのフォームのようだ。
コメント
この記事へのコメントはありません。