2011年02月11日
握力の話
しばらくぶりに、『翡翠』 さんから質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチお久しぶりです。
受験戦争から無事帰還致しました(笑)
早速ですが、質問です。
握力を鍛えると、テニスをする上で何か良いことはありますか?
また、握力を鍛えるトレーニング方法等あれば教えていただけないでしょうか?
自分握力が弱い(右手:9kg、左手:12kg)ので…
投稿者 翡翠 2011/02/09 20:21
私の答えです。
受験戦争から無事帰還されたとのこと、なによりです。
特に、帰ってきただけでなく、無事だったというところが何よりです。
おつかれさまでした。
さて、握力の話です。
テニスでは予定通りスウィングすることが出来れば
そんなに握力がなくても大丈夫です。
ただ、この予定通りというのが問題なのです。
予定通りというのが案外難しい。
フォアハンドでも、ボレーでも、スマッシュや片手バックですら
予定通り、早めにスウィングを開始できれば
そんなにグリップを強く握らなくてもいいボールが打てます。
ラケットが走りたいテンポに付き合ってやればいいのです。
ですが、テニスの相手は大体が意地悪なヤツで
突然速いボールを打ってきたり
届くかどうかギリギリのボールを打ってきたりします。
また、風で予定が変わったり、イレギュラーバウンドというのもあります。
こうゆう時にスウィングを急いだり、スウィング方向を調整しなければいけないときに
予定していたスウィングを変えなければなりません。
そのとき、握力が足りないと
突然の動きに負けて面の向きが変わったりして
エラーになったり、タイミングを外して情けないあたりになったりするのです。
それと、筋力が弱いとテニスエルボーなどの肘の障害を起こしたり
手首を傷めたりといった可能性も高いのです。
また、短いスウィングで早めに捕らえたり
打球の意図を隠すために、最初から握力が必要な場合もあります。
握力はいっぱいあるにこしたことはないのです。
さて、翡翠さんは利き腕の握力が12kgとのこと
これはちょっと、少なすぎ
箸より重いものは持てないかもしれません。
もしかしたら、計り方のミスかもしれません。
何とかテニスをするのには、20kg台
いいテニスを求めるなら、30kg台
プロになるのなら、40kg台は欲しいところです。
じゃあ、トレーニング。
こんなものはどうでしょう。
たしか、ハンドグリップという名前だったと思います。
スポーツ用品店に行けば高級品がありますし
ダイソーとかキャンデドウとかいうお店でも売っています。
こんなかっこで
ギュウッ、ギュウッ、と5回から50回くらい
毎日やれば、3ヶ月もすれば男の子みたいにラケットを扱えるようになりますよ。
そう、握力が筋力の男女差で一番大きく違うものでしょうね。
そうそう、ばねの強さ、何種類か違う硬さのがありますので
最初はいちばん柔らかいのを選択しましょう。
頑張ってくださいね。
以下がそのコメントの全文です。
松原コーチお久しぶりです。
受験戦争から無事帰還致しました(笑)
早速ですが、質問です。
握力を鍛えると、テニスをする上で何か良いことはありますか?
また、握力を鍛えるトレーニング方法等あれば教えていただけないでしょうか?
自分握力が弱い(右手:9kg、左手:12kg)ので…
投稿者 翡翠 2011/02/09 20:21
私の答えです。
受験戦争から無事帰還されたとのこと、なによりです。
特に、帰ってきただけでなく、無事だったというところが何よりです。
おつかれさまでした。
さて、握力の話です。
テニスでは予定通りスウィングすることが出来れば
そんなに握力がなくても大丈夫です。
ただ、この予定通りというのが問題なのです。
予定通りというのが案外難しい。
フォアハンドでも、ボレーでも、スマッシュや片手バックですら
予定通り、早めにスウィングを開始できれば
そんなにグリップを強く握らなくてもいいボールが打てます。
ラケットが走りたいテンポに付き合ってやればいいのです。
ですが、テニスの相手は大体が意地悪なヤツで
突然速いボールを打ってきたり
届くかどうかギリギリのボールを打ってきたりします。
また、風で予定が変わったり、イレギュラーバウンドというのもあります。
こうゆう時にスウィングを急いだり、スウィング方向を調整しなければいけないときに
予定していたスウィングを変えなければなりません。
そのとき、握力が足りないと
突然の動きに負けて面の向きが変わったりして
エラーになったり、タイミングを外して情けないあたりになったりするのです。
それと、筋力が弱いとテニスエルボーなどの肘の障害を起こしたり
手首を傷めたりといった可能性も高いのです。
また、短いスウィングで早めに捕らえたり
打球の意図を隠すために、最初から握力が必要な場合もあります。
握力はいっぱいあるにこしたことはないのです。
さて、翡翠さんは利き腕の握力が12kgとのこと
これはちょっと、少なすぎ
箸より重いものは持てないかもしれません。
もしかしたら、計り方のミスかもしれません。
何とかテニスをするのには、20kg台
いいテニスを求めるなら、30kg台
プロになるのなら、40kg台は欲しいところです。
じゃあ、トレーニング。
こんなものはどうでしょう。
たしか、ハンドグリップという名前だったと思います。
スポーツ用品店に行けば高級品がありますし
ダイソーとかキャンデドウとかいうお店でも売っています。
こんなかっこで
ギュウッ、ギュウッ、と5回から50回くらい
毎日やれば、3ヶ月もすれば男の子みたいにラケットを扱えるようになりますよ。
そう、握力が筋力の男女差で一番大きく違うものでしょうね。
そうそう、ばねの強さ、何種類か違う硬さのがありますので
最初はいちばん柔らかいのを選択しましょう。
頑張ってくださいね。