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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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フォアの普通の打ち方

 フォアハンドが重要で、
しかも、皆さん悩みが多いことはびっくりするほどです。 びっくり

 『ヒロリン』 さんから、次のようなコメントをいただきました。

 一つ一つは、最近まで何度も取り上げたことなのですが
まとめておけばわかりやすそうなので
今日は、そのまとめ作業を見てください。 叫び


 それと、いつごろからこうなったのか
ちょっとだけフォアハンドの歴史も振り返ってみました。



 さて、以下が『ヒロリン』 さんのコメント全文です。

マイク 本当にいつも丁寧な回答ありがとうございます!!
本日、私の通う近くのテニススクールに松岡修造が来ていまして、修造チャレンジと言うジュニアへのレッスンをやっていましたが、見ていてもうカルチャーショックでした。あんな小さい体でナイスショットの連続で、速い球、、でももうすぐ50歳のおじさんだって何か一つでも学んでいこうと一生懸命見学していて気づいた事がありました、フォアハンドストロークの時ですが、球出しされた瞬間にテークバックしていたこと、それとラケットヘッドを立て気味で引いていたこと、
それと松原コーチにお聞きしたいのですが、フォロースルーの時、私は比較的頭の上あたりに自然にフォロースルーしていたのですが、ジュニアたちはインパクト後は面を下向きぎみにして首というか肩辺りに巻き付けていたように見えました。。これも現在の主流なのでしょうか?
投稿者 ヒロリン 2009/11/03 21:45



 私のまとめ解説です。

スマイル 『球出しされた瞬間にテークバック』 というのはそのとおり。

 実戦の打ち合いでは、次の対処が決まった瞬間に構え始めます。
相手ボールがフォアに来るとわかった瞬間には動き出し
テイクバックも始まります。
それを球出しのときは、出した瞬間に・・・ ということなのでしょう。

低い引き始め


 こんな風に方の線が少し横を向き、
手首を打つ形にして、少し引き始めたところです。


 ラケットを立てて引き始めるのと、フィニッシュの位置は
まず、プロの連続写真を見てください。

 1人目は、アンチッチの連続写真です


 左のお腹の横にフィニッシュします。
ジュニアたちが肩の横辺りなのは
まだパワーが足りないせいでしょう。
それとワイパースウィングがまだ身についていないのかもしれません。
パワーが増すにつれ、フィニッシュが低くなります。

 次は、ナルバンディアン連続写真です


 アンチッチほどは立てて引きませんが充分高く引き
フィニッシュはやはり低いでしょう。
彼のフォームはフォアハンドの教科書といってもいいと思います。


 ラケットの引き方は、私のブログ、10月18日、『フォアの構え方』 を見てください。

 ここではラケットを立てていませんが
インパクトの形で引き、そのまま、振り切れる
プロの面の使い方の基本を解説しています。


 最新技術のように感じる方もいると思いますが
私が、30年前にコーチになり、今の基本理論を作り始めたころ
世界のトッププロはすでに半分くらい、こうなりかけていました。 冷や汗


 イワン・レンドル、当りまではラケットを寝かせて引いていましたが
1990年代に高い打点と速めのテンポを求めるため
ジム・クーリエやカルロス・モヤがラケットを立てて引き始めました。

    (これも、そんなに最近の技術ではありませんね) 不満

 ラケットを立てての引き方は、私のブログ、
10月8日、『フォアハンド、プロ風の引き方』を見てください。


 また、高い打点でとるためには(低めでも使いますが)
ワイパースウィングが不可欠です。
それは、私のブログ、10月22日、『高い打点のフォアハンド』を見てください。

 ワイパーで打てば当然フィニッシュは下になりますよね。

左下にフィニッシュ



 フォアハンドはたいへん重要な必修科目ですので
ぜひ復習してみてください。

フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 21:15 | コメント(1)| トラックバック(0)
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コメント
今回もご丁寧な回答ありがとうございます。今思い返すと、なるほどジュニアたちのスイングは、ナルバンディアンのフォームに大変似ていたように思います。又そのように手取り足取り、矯正されていた感じでした。。。私も頑張ります!
投稿者 ヒロリン 2009/11/06 08:34
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