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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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手首を固める話

 『ヒロリン』 さんから質問をいただきました。
かなり長かったので前半をカットしました。


 他の人のHPよりの引用、 から始まりました。

マイク 握力の入った手首の硬いグリップで速いスイングをしようとすると、打球面が上を向いてボールは当然アウトしてしまうことが理解できると思います。上向きの面でコート内にボールを納めるためには、スイングスピードを遅め、万有引力でコートに収めるより仕方ないわけです。つまり手首が硬いと速いボールは打てないのです。
 速いボールを打つために必要なトップスピンをかけるために、面を平ら(正確には微妙に上向き)に保ちながら下から上まで振り抜くには、手首の角度を柔らかく徐々に変えてやらなくてはならないのです。先に述べましたように手首を柔らかくするためには、握力を抜く必要があります。ところが握力を抜くと面ぶれが起こりやすくなります。握力を抜いても面ぶれを防ぎたい場合どうすればよいでしょう? 答は簡単、グリップサイズを太くすればよいのです。


と言う解説がありましてグリップも改造して7~8位にして使用していました。
私の感想はグリップを改造したらストロークは、そこそこ打てますが、サーブ、スマッシュは非常に打ちにくくなってしまったかな、
といった感じです。
真実はどうなんでしょうか?
またプロの人は幾つくらいのグリップサイズなのでしょうか?

他のホームページの文章をそのまま書いてしまいました、その部分はカットしていただいてかまいませんので、お答えだけ頂ければ幸いです。
投稿者 ヒロリン 2009/10/31 11:16



 私の答えです。

スマイル 最初、手首を硬くするとなぜ面が上を向くのかというのがわかりませんでした。
面の向きと手首の硬さとは何の関係もないからです。

 「面を平ら(正確には微妙に上向き)に保ちながら下から上まで振り抜くには、
手首の角度を柔らかく徐々に変えてやらなくてはならないのです。」

 というところで納得がいきました。
つまり、このHPの方は、垂直の面を作って引いておき、
垂直な面を保つように、徐々に手首をかぶせながら
スウィングするということを前提で書いているようですね。


 プロは垂直な面では引きません。
インパクトの形の手首で構えておき、
面が下を向くように引きます。
そこから腕をひねらないで振っていき
インパクトで自然に垂直面になるのです。
ですから、面をかぶせていくという操作はいらないのです。
調整なしで一気に振り切ります。

 徐々にかぶせながら調整しているような面ではハードヒットは無理です。


 向こうからナダルがハードヒットしてくる。
それを打ち返すのに、徐々に面を変えながらなんて
フェデラーがやっているでしょうか。
そんな暇があるんでしょうか。    (あるわけないと思います) 怖~い

 フェデラーの面の使い方はこの連続写真で確認してください。


 そのHPの理屈、話が、『垂直面で引くのが常識』  あれー?
というところから始まっているのが間違いだと思います。

 私の理論は、プロがやっている技術というのを前提としています。  ナイス!

 プロはそれがやさしいからやっている。

 そしてその技は、世界のグランプリシーンで検証されているのです。

 もし、そのプロが、そうじゃない技の持ち主ならそこにいないはずなのです。

 そして私が、そこから得た理屈が、 『手首は固めたほうが・・・』
という話なのです。

 プロのまねをしたほうが簡単だと思います。



 それと、グリップのサイズですが
以前に、サンプラスのグリップというのを見せてもらったことがありますが
特別に太くはありませんでした。
私とおんなじくらいだなと思ったことを覚えています。

 ちなみに、私のグリップは3です。
それに滑り止めを1枚まいています。
どちらも銘柄はヨネックスです。



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 15:40 | コメント(1) | トラックバック(0)