2010年01月31日
中学に硬式の部活がない
『ぼの』 サンからコメントを貰っていました。
中学に部活が無いので子供達がどうしたらいいかという内容です。
以下がそのコメントです。
こんにちは。
いつも為になるコメントを頂戴し、ありがとうございます。
私は毎週、地域の小学生を集めたテニスサークルのボランティア(球拾いですが:笑)を行っています。テニスを好きになってもらう事が目的のサークルなので本格的な練習ではありませんが、それでも6年生くらいになると上達して、楽しいラリーを見せてくれます。
そんな6年生が中学に入学しても地元の公立中学校には硬式テニス部はありません。なので軟式テニス部に入部するか、他の部活に入部することになります。軟式テニスは嫌だと言うことで、テニス自体から離れちゃう子供も実際にいたりします(それでも高校では硬式テニス部に入りたいと言っています)。
私は軟式テニスをした経験がありませんのでよくわかりませんが、軟式テニスでも、こういう技術は硬式テニスでも生かせるよ・・・とか、良いアドバイスがありましたらお教えいただければ幸いです。
※公立中学校に硬式テニス部が少ないのは何故なんでしょう?
投稿者 ぼの 2010/01/29 15:06
私の考えです。
まずは薀蓄ですが
日本でテニスが始まった頃ボールが作れませんでした。
そのため、ゴムまりを代用品としてテニスをしました。
これが軟式テニスの始まり、現在のソフトテニスです。
東京高等師範学校(東京教育大⇒筑波大)で採用され
それが全国の師範学校に広がっていきました。
ですから、学校の先生は大多数が軟式なのです。
若い先生たちの中にテニスの経験者がたくさん居るはずなのですが
すでにある部活が軟式なこと、顧問の先生を引き受ける人が少ない為に
少しづつ、硬式の部活も増えてはいるものの、
なかなか大多数というわけにはいかないのです。
われわれテニス業者やテニス界全体で考えるべき問題の一つです。
さて、中学の部活、どうするかです。
いきなりですが、ソフトテニス部に入るのもありでは
というのが私の考えです。
といいますのは試合を左右する重要技術のストローク。
その打ち方が大変近くなっているのです。
ソフトテニスのフォアハンドの動画と連続写真を見てください。
これは、2006年アジアオリンピック日本代表の辻美和さんです。
面が下向きになるように丁寧なループでテイクバックし
面を保ったまま振り切っていきます。
ほとんど、テニスのトッププロの打ち方と同じです。
ここ何日か話題にしていた、デルポトロよりも
ラケット面の引き方が他の大多数のプロに近いようです。
少し前、大学でソフトテニス部の練習を見たら、皆このような引き方をしていました。
最近のポピュラーな打ち方のようです。
面依存性の低い、軟式が面を保って引いている。
面依存性のより高い硬式の方が・・・・。
ソフトテニスでは同じウェスタングリップを使う
テニスのトッププロの技術に影響を受けているのかもしれません。
逆に硬式のほうが、ウェスタンアレルギーが有ったために
すんなり受け入れられなかったのかもしれません。
この引き方を30年も言い続けてきた私としては、大変に複雑な気持ちです。
さて次は、バックハンド。
2003年の世界1、韓国の金法顕の動画と連続写真を見てください。
それをご存知、エナンのバックハンドと比べてみてください。
これが彼女の動画と連続写真です。
ほとんどいっしょでしょう。
グリップもいっしょ。
ラケット面も見事に保っている。
ただ、他のソフトの選手はもう少し面をかぶせるようです。
どちらにしても技術の違いは案外少ないようです。
このようにストロークの技術はあまり変わりません。
ジュニアのテニスをスポンジボールから始める時代です。
中学の3年間をテニスと同じ大きさのコートで出来
より振り切るテニスの出来やすい
ゴムまりテニスでトレーニングしてみるのも、ありではないでしょうか。
ボレーとスマッシュはグリップを変えたほうがいいと思いますが
これは後からでも出来ると思います。
今回取り上げた例は超一流の人達
中学のソフトの部活の先生や先輩が
こうゆう風に打っているかどうかはわかりませんが
それは、硬式の部活も同じこと。
部活のすぐ先輩に、錦織君が居たり
顧問がフェデラー先生だったらいいんですが。
中学に部活が無いので子供達がどうしたらいいかという内容です。
以下がそのコメントです。
こんにちは。
いつも為になるコメントを頂戴し、ありがとうございます。
私は毎週、地域の小学生を集めたテニスサークルのボランティア(球拾いですが:笑)を行っています。テニスを好きになってもらう事が目的のサークルなので本格的な練習ではありませんが、それでも6年生くらいになると上達して、楽しいラリーを見せてくれます。
そんな6年生が中学に入学しても地元の公立中学校には硬式テニス部はありません。なので軟式テニス部に入部するか、他の部活に入部することになります。軟式テニスは嫌だと言うことで、テニス自体から離れちゃう子供も実際にいたりします(それでも高校では硬式テニス部に入りたいと言っています)。
私は軟式テニスをした経験がありませんのでよくわかりませんが、軟式テニスでも、こういう技術は硬式テニスでも生かせるよ・・・とか、良いアドバイスがありましたらお教えいただければ幸いです。
※公立中学校に硬式テニス部が少ないのは何故なんでしょう?
投稿者 ぼの 2010/01/29 15:06
私の考えです。
まずは薀蓄ですが
日本でテニスが始まった頃ボールが作れませんでした。
そのため、ゴムまりを代用品としてテニスをしました。
これが軟式テニスの始まり、現在のソフトテニスです。
東京高等師範学校(東京教育大⇒筑波大)で採用され
それが全国の師範学校に広がっていきました。
ですから、学校の先生は大多数が軟式なのです。
若い先生たちの中にテニスの経験者がたくさん居るはずなのですが
すでにある部活が軟式なこと、顧問の先生を引き受ける人が少ない為に
少しづつ、硬式の部活も増えてはいるものの、
なかなか大多数というわけにはいかないのです。
われわれテニス業者やテニス界全体で考えるべき問題の一つです。
さて、中学の部活、どうするかです。
いきなりですが、ソフトテニス部に入るのもありでは
というのが私の考えです。
といいますのは試合を左右する重要技術のストローク。
その打ち方が大変近くなっているのです。
ソフトテニスのフォアハンドの動画と連続写真を見てください。
これは、2006年アジアオリンピック日本代表の辻美和さんです。
面が下向きになるように丁寧なループでテイクバックし
面を保ったまま振り切っていきます。
ほとんど、テニスのトッププロの打ち方と同じです。
ここ何日か話題にしていた、デルポトロよりも
ラケット面の引き方が他の大多数のプロに近いようです。
少し前、大学でソフトテニス部の練習を見たら、皆このような引き方をしていました。
最近のポピュラーな打ち方のようです。
面依存性の低い、軟式が面を保って引いている。
面依存性のより高い硬式の方が・・・・。
ソフトテニスでは同じウェスタングリップを使う
テニスのトッププロの技術に影響を受けているのかもしれません。
逆に硬式のほうが、ウェスタンアレルギーが有ったために
すんなり受け入れられなかったのかもしれません。
この引き方を30年も言い続けてきた私としては、大変に複雑な気持ちです。
さて次は、バックハンド。
2003年の世界1、韓国の金法顕の動画と連続写真を見てください。
それをご存知、エナンのバックハンドと比べてみてください。
これが彼女の動画と連続写真です。
ほとんどいっしょでしょう。
グリップもいっしょ。
ラケット面も見事に保っている。
ただ、他のソフトの選手はもう少し面をかぶせるようです。
どちらにしても技術の違いは案外少ないようです。
このようにストロークの技術はあまり変わりません。
ジュニアのテニスをスポンジボールから始める時代です。
中学の3年間をテニスと同じ大きさのコートで出来
より振り切るテニスの出来やすい
ゴムまりテニスでトレーニングしてみるのも、ありではないでしょうか。
ボレーとスマッシュはグリップを変えたほうがいいと思いますが
これは後からでも出来ると思います。
今回取り上げた例は超一流の人達
中学のソフトの部活の先生や先輩が
こうゆう風に打っているかどうかはわかりませんが
それは、硬式の部活も同じこと。
部活のすぐ先輩に、錦織君が居たり
顧問がフェデラー先生だったらいいんですが。
公立の中学校に硬式テニス部が少ないのは、「中体連」の種目に「軟式」はあっても「硬式」が無いからでは?
「全中」という大会が有りますが、出場する学校は私立か中高一貫校ばかり。
やはり、学校行事の部活では「中体連」種目でしょうか。
でも、2015年には「硬式」も正式種目に。都道府県の判断で2012年から「硬式」が採用されるそうです。
ただ、1つの中学校に軟硬が存在できるのか?コートや指導者、予算が・・・
軟式から硬式に変えたとしても、それまで軟式に所属していた生徒の存在もありますし。
結局は「軟式」のまま継続してしまうのではと危惧しています。
高校で軟式から硬式に戻ったとして、フォアハンド以外は全く違う種目ですし軟式の悪い癖が出そうですよね。
あくまでも私の考えですけど・・・
コメントありがとうございます
結局は「軟式」のまま継続してしまうのでは
というのはあるかもしれませんね
でも何割かは戻ってくるでしょうし
ソフトであっても何もやらなくなってしまうよりは
ずうっといいのではないかなと思っています。
いろいろな方が、中学の部活にテニスができるようにと考えてくれることが
とりあえずの第一段階ではないかと思っています。
>「軟式」を継続してしまうのでは・・・
というのは、生徒ではなく「中学校」への危惧です。説明不足でスイマセン。
生徒は「硬式」をやりたがるでしょう。
実際、高校入学で、やる気のある生徒は「硬式」転向していますから。
中学校が「軟式→硬式」と部活を変えた場合、それまで軟式をやっていた2・3年生が新入生と同じ「初心者」という立場になってしまう。
いや、小学生時代に硬式をやっていた新入生より「下手」ということも。
今は学年が違っても上下関係よりも友達感覚的な雰囲気がありますが、やっとレギュラーになり試合に出れると思っていた「上級生」「父兄」の理解が得られるか。
と言って、軟式をやっていた上級生が卒業するまで「軟式」と「硬式」の2つの部活を存在させるのは難しい。
ならば・・・このまま部活は「軟式」を継続してしまおう!
とするのが、無難で問題も起きないと安易にしてしまうのではないのかなぁ~
何と言っても、「モンスターペアレンツ」と呼ばれる保護者が存在する時代ですから。
最近フォアのスウィングが、軟式と硬式で似ていると感じていました。
辻美和選手の連続写真、ちゃんと面を下向きにして引いていますね。
話は逸れますが、フォアやボレーで脇が空いてしまうと注意されている私には、脇を締めて打っている写真がとても参考になりました。
ただ、軟式と硬式のバックは打つ面が逆だし、ボレーやスマッシュもちょっと違う気がして心配していました。
お話しでは硬式から軟式に移っても、逆に軟式から硬式に移っても全く無駄になることは無さそうなので、ちょっと安心しました。
昨日、テニスショップで軟式ラケットを手に取ったのですが、軟式ラケットはとても軽いと思っていた私には、その中にずっしりするがあってちょっとビックリ。重さも300グラム近くあるようでした(私のラケットは280グラム)。形も軟式は逆おむすび型だと思っていたら、今はいろいろな種類があるのですねえ(ヨネックスには硬式のような四角い形状もありました)。
硬式をやっている私ですが、軟式も楽しそうだと思った次第です。
コメントありがとうございます
少しづつでも硬式の部活ができていくといいですね。
コメントありがとうございます。
軟式と硬式のバックは打つ面が逆の話ですが
うちのコーチで軟式と同じ面を使う人がいます
彼はバックが得意なのですが軟式の経験はありません
けっこうなんともないと思いますよ
それと
脇のしまる話ですが
打点が高くなれば空きます
腕の形を一定にすればそうでしょう (もちろんフィニッシュではしまります)
フォアボレーの場合ですが
プロが打っているような打法では
基本的に空けなければうまくスウィングできません
ぜひ、私のブログでボレーのカテゴリーをクリックしてみてください。