2010年01月28日
両手打ちフォアハンド
今日はデルポトロフォアハンド、続続編の予定だったが
予定変更。
実は、『GAP mama』 さんから質問をいただき
こちらのほうを優先することにしたのだ。
小5女子のお子さんの両手打ちフォアを
片手打ちに変更すべきか否かという内容だ。
この内容は親御さんの一番悩むことのひとつでもあり
コーチとしては自信を持って答えることが
もっとも難しい質問だからだ。
私も、同じ質問を過去に何度も受けたことがあり
自分から提案したこともある。
昔はずいぶん悩んだものだが
最近はかなり明確に答えることができるようになった。
質問のコメントは以下のとおりです。
いつも勉強させていただいています。
ジュニアテニスに どっぷりはまっている親です。
数多くの ジュニアを見てこられたコーチにお尋ねします。
わが子は、小5女子で フォア、バック共ダブルハンドのプレイスタイルです。
最近 コーチから 「今後を考えて シングルハンド(フォア)へ 変えますか?」・・・と 提案されています。
よく ダブルハンドは シングルに比べてリーチが・・という声を耳にしますが。
松原コーチの見解を 伺いたいです。
投稿者 GAP mama 2010/01/28 08:48
私の答えです。
次の条件をすべて満たしていれば、両手のままでいいと思います。
1、他の子よりすごいボールを打てること。
2、バランスがいいこと。
3、傍から見ても、滑らかでスムーズに打てていること。
4、本人が気に入ってること。
両手フォアの一番のご利益は、すごいボールが打てることだと思います。
逆に、デメリットとしてはバランスがとりにくいこと。
身体を動かすことについての自由度が減ること。
この自由度が少ないことについてはメリットである可能性もあります。
片手フォアはどんな身体の向きでも打てるので
いい加減な打ち方になる可能性も高く。
コントロールに苦労する人も多いのです。
両手にすることにより制限がかかり安定してしまうということです。
又、3番ですが、滑らかじゃないと腰や背中など
いろいろなところにしわ寄せが来ることもあります。
無事にテニスを続けられるということが一番大事な条件かもしれません。
1番、4番は大前提ですよね。
メリットがあって、デメリットがほとんどないのなら
両手のままでいいんじゃないですか。
もちろんこの逆なら即座に片手にすべきです。
リーチが狭くなる話は確かにあります。
でもほんのちょっとでしょう。
いざというときのために片手でも返球できるようにしておく必要はあります。
この辺は両手バックの人が遠いボールに対し
片手のスライスを使うのに似ていますよね。
(女性の強い選手にはスライスも両手という人がけっこういますけど)
ちょっと別の見方をしてみます。
たぶん、トップクラスの選手の両手フォアの比率は
選手全体の中での両手フォア比率よりかなり高いと思います。
これは統計を調べたのではなく、私の感じですが。
だからといって、適性のない人は無理に両手にすべきではないと思いますよ。
ここまでがコーチや親の思惑。
最終決断の一番の重要事項は、4番。
本人がどうしたいのか、だと思います。
予定変更。
実は、『GAP mama』 さんから質問をいただき
こちらのほうを優先することにしたのだ。
小5女子のお子さんの両手打ちフォアを
片手打ちに変更すべきか否かという内容だ。
この内容は親御さんの一番悩むことのひとつでもあり
コーチとしては自信を持って答えることが
もっとも難しい質問だからだ。
私も、同じ質問を過去に何度も受けたことがあり
自分から提案したこともある。
昔はずいぶん悩んだものだが
最近はかなり明確に答えることができるようになった。
質問のコメントは以下のとおりです。
いつも勉強させていただいています。
ジュニアテニスに どっぷりはまっている親です。
数多くの ジュニアを見てこられたコーチにお尋ねします。
わが子は、小5女子で フォア、バック共ダブルハンドのプレイスタイルです。
最近 コーチから 「今後を考えて シングルハンド(フォア)へ 変えますか?」・・・と 提案されています。
よく ダブルハンドは シングルに比べてリーチが・・という声を耳にしますが。
松原コーチの見解を 伺いたいです。
投稿者 GAP mama 2010/01/28 08:48
私の答えです。
次の条件をすべて満たしていれば、両手のままでいいと思います。
1、他の子よりすごいボールを打てること。
2、バランスがいいこと。
3、傍から見ても、滑らかでスムーズに打てていること。
4、本人が気に入ってること。
両手フォアの一番のご利益は、すごいボールが打てることだと思います。
逆に、デメリットとしてはバランスがとりにくいこと。
身体を動かすことについての自由度が減ること。
この自由度が少ないことについてはメリットである可能性もあります。
片手フォアはどんな身体の向きでも打てるので
いい加減な打ち方になる可能性も高く。
コントロールに苦労する人も多いのです。
両手にすることにより制限がかかり安定してしまうということです。
又、3番ですが、滑らかじゃないと腰や背中など
いろいろなところにしわ寄せが来ることもあります。
無事にテニスを続けられるということが一番大事な条件かもしれません。
1番、4番は大前提ですよね。
メリットがあって、デメリットがほとんどないのなら
両手のままでいいんじゃないですか。
もちろんこの逆なら即座に片手にすべきです。
リーチが狭くなる話は確かにあります。
でもほんのちょっとでしょう。
いざというときのために片手でも返球できるようにしておく必要はあります。
この辺は両手バックの人が遠いボールに対し
片手のスライスを使うのに似ていますよね。
(女性の強い選手にはスライスも両手という人がけっこういますけど)
ちょっと別の見方をしてみます。
たぶん、トップクラスの選手の両手フォアの比率は
選手全体の中での両手フォア比率よりかなり高いと思います。
これは統計を調べたのではなく、私の感じですが。
だからといって、適性のない人は無理に両手にすべきではないと思いますよ。
ここまでがコーチや親の思惑。
最終決断の一番の重要事項は、4番。
本人がどうしたいのか、だと思います。