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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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深さをコントロールする

今日は薄めのグリップでフラットにコントロール
と言うのをイメージして、お話します。

一般レベルでは、
厚めグリップのトップスピンよりも
この打ち方の人の方が多いと思います。

トップスピン系の人は
ボレーや短いボールの処理などに使うと、便利な打ち方です。

テニスコーチは
当然のように出来なくてはなりません。  冷や汗



結論を言っちゃうと

1、面を一定に保ちながら

2、イメージした飛行線に沿って運んでやる。

といった感じでしょうか。


表題には 『深さをコントロール』 と書きましたが
深さだけではないと思います。

左右の方向も考えて、ボールの飛行線をイメージし

その飛行線に沿って、ボールを打ち込んでやればいいわけです。


ここで飛行線といっているのは
ボールが自分のラケットから飛び出して
相手コートの着地点までのボールの軌跡の事です。

この飛行線を速度も含めて、正確にイメージすることが出来れば
実際に打つことは
案外簡単だと思います。

私自身も女性の中級者クラスなどでは
このようにイメージし、薄いグリップで打っていますので
最近は結構上手いもんです。


さて打ち方そのものですが
薄いグリップでのフラット打ちの要点を示すため
10月23日のブログで使った写真の再使用しました。
東戸塚校の駐車場で、藤田コーチにモデルになってもらったやつです。

これはインパクトですが
この形から引いていけば、この形に戻ってきます。
と言う事で余分に入れた写真です。

薄いフォアのインパクト

次は、ラケットを引いた形。
もちろんインパクトの手首と同じ形で
腕を外旋しないようにして引いたところです。
面を上を向かないように引いていけばそうなります。

薄いフォアの引き

そして再び、インパクトの形。
腰の高さが変わらないよう
打球方向に体重移動をしていってインパクトです。

薄いフォアのインパクト

手首や腕の形を保ち、姿勢も保ったまま
もう少し体重移動をつづけて、フィニッシュです。

薄いフォアのフィニッシュ


グリップが薄いので
上体の向きも完全には前向きにしていません。

体重移動ですが
絶対的に必要なわけではありません。
手首や腕の形を保ち、姿勢も保ったまま、打つために
その形を覚える為に使うと便利なのです。
その形のまま、押し出すといったイメージです。 初心者マーク

一旦マスターした後ならば
オープンスタンスを使ったり、余裕のない場合などには
当然体重移動がなくても
形を保って打球方向への押し出しが出来るように
なっていくと思います。

なるべく打球方向への直線的なスウィングをイメージしましょう。

だから、フィニッシュも左肩の上に行かないよう
この辺でやめときます。

止めたフィニッシュ

手首の角度を残しているところに注目してください。 ナイス!



スウィングの仕方腕の使い方に関しては
ボレーの使い方に似ているな
と思った人もいるかもしれませんね。

アンダースピンを減らしていけばフラットになるわけですから
そうゆう解釈も成り立つと思います。

私自身、スライスボレーが出来るようになったら
この薄いグリップのフォアハンドが
自然に出来るようになっていました。

まあこれはついでの話。  ビミョー



飛行線ですが常にイメージする習慣をつけるといいですよ。  叫び



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 18:04 | コメント(0) | トラックバック(0)