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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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日本人でも一流に成れるのか?

『ヒロリン』 さんからコメントをいただきました。
とても大きな課題です。
これに答えないと先へ進めないような気になりました。


さてそのコメントの全文です。


マイク あけましておめでとうございます!!
いきなり、質問で済みませんm(_ _)m
ある、ブログで、ラケットという体力差を増幅させる道具を使うスポーツ(テニス)などは、基本的体力で勝る欧米人には日本人は、かなわない、、、というのは本当でしょうか?
もう一つスイングスピードは速ければ速いほど良いのでしょうか?それともガットとの接触時間がある程度長い(乗せる感じ)の方でも宜しいのでしょうか?今悩んでいます松原コーチのご意見をお聞かせ下さい。。。
投稿者 ヒロリン 2010/01/05 20:54



私の考えです。

スマイル 基本的体力で勝る欧米人には日本人は、かなわない、のでは?
ということについてですが。

そんなことはないと思います。
テニスはとても複雑で難しいスポーツですから
馬力のみで決まるということはないと思います。

ゴルフのドライビングコンテストのように
テニスのサービススピードコンテストがあれば
馬力の話になっちゃうかもしれません。

ですが、サービスでも、どれだけ速いのか?
ではなく、
そのサービスを使って、試合で点が取れるのか
というのが問題なのです。

先日、ビデオでロディックの試合を見ていました。
すごいサーブが次々に入るのですが
フェデラーからなかなかエースがとれないのです。

それと比べてという話ですが、
しばらく前にジャパンオープンで
鈴木貴男がフェデラーと対戦したことがありました。
彼はかなりサービスエースもとりましたし
サーブゲームをしっかりキープしていました。
惜しくも敗れましたが
可能性を感じさせてくれた試合でした。

もし彼にストローク力があれば・・・・


240km/hで相手のラケットをへし折っても
190km/hでぎりぎりいっぱいのエースでも
どちらも、1ポイントです。
もちろん、ぎりぎりでエースにならなくても
簡単なボレーをプラスすれば1ポイントです。

ロディックが鈴木よりランクが上なのも
サーブ力の差よりも
ストローク力の差がその理由だと思います。

アガシもストローク力はすごいのですが
サーブは鈴木貴男にはかなわないと思います。


どうです、日本人でもいけそうでしょう。  



でもここでちょっと気にしておかなければならないこと。

サーブが弱くてもいいんだ、というのではないこと。 あれー?

プロレベルではたいしたことがないアガシのサーブ。
少なくとも、レシーブで先手を取られない程度のレベルではあるのです。
だからいつも、先にストロークをぶっ放せるのです。  フォアハンドb

そして確実にサービスキープします。

錦織圭がツアーで優勝できるのも同じ理由だと思います。


テニスは最低限のサーブ力(190km/h以上は出る)と
最低限のフォアハンド(錦織圭くらい)があれば  うるせー
あとはどれくらい動けるのか?
戦術、戦略能力は?
ということではないでしょうか。  ナイス!


女子でもエナンはすごいですよね。 フォアハンドg



次に、

「もう一つスイングスピードは速ければ速いほど良いのでしょうか?
それともガットとの接触時間がある程度長い(乗せる感じ)の方でも宜しいのでしょうか?」

ということですが。



トップスピナーであれば、(面や姿勢を保てるなら)
スイングスピードは速ければ速いほど良いのです。

あまったスウィングスピードは回転にまわせばいいのです。

  (私は最近、あまらなくなって、回転を減らしていますが) 冷や汗


とは言うものの、振り切れているという程度ならいいと思います。

それより、自信を持ってコントロールできることのほうがもっと重要です。


もともと、薄めグリップのフラットの方は
少し、運ぶようなイメージでフォロースルーを小さめにして
速いテンポと、コースで勝負してもいいのではないでしょうか。

いろいろなタイプの方がいますし、いていいのではないでしょうか。 ナイス!

自分がどちらのタイプなのかで選べばいいのでは。

   (もちろん、中間の人もいると思いますし)

マッケンローは今でも、ものすごく強いらしいですよ。


ただプロでやるなら、
スイングスピードは速ければ速いほど良いでしょうし
高い打点からたたけないとだめでしょうね。
それとリターンです。


アマチュアの場合はどれがすきかということで決めればいいのではないでしょうか。  ナイス!



技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 12:35 | コメント(0) | トラックバック(0)