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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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ラケットの重さ

『momotaro』さんから、きのうのブログにコメントをいただきました。

ラケットの重さについて、私の考えは? という内容です。
コメントをくわしく見たい方は昨日のを見てください。

『momotaro』さんは
「普段はガット無しで300~315gのラケットを使っています。」
とのことで、私とほぼ同じか少し軽いくらいでしょうか。

私のラケットは、YONEX RDS002-TOUR UL-3 です。

YONEXで、ULというのは、フレームのみで300~320gです。
私のはさっき計ってみましたらフル装備で、335gでした。
フル装備というのは、ストリングを張り、グリップにウェットタイプの滑り止めを巻いた状態です。
振動がこないと寂しいので、振動止めは使いません。
私がテニスを始めたころは (石器時代でしたが)
振動止めはまだ発明されてなかったのです。

これがその現物。  (石器時代のほうではありません)

愛用のラケット


プロでは、マリオ・アンチッチ が使っています。

スイートスポットで、一瞬捕まえたと思ったら、
グーンっと吹っ飛んでいくラケットが好きです。
鈍い感じのラケットは嫌いです。

ヨネックスでは、選手仕様の中で、
ヒューイットナルバンディアンが使っていないのを選ぶと
大体、私の好みになるようです。


重さの話ですが、

335g、このくらいがいいところかなと思っています。
もっと重いと、サーブがつらくなります。
もっと軽いと、ストロークで最近の若い者に打たれるとつらい。

その辺の妥協点がこのあたり。


最近、スイングスピードが落ちてきたので
一時、ラケット頼みに走りました。
昨年の春ですが
ヨネックスの RQiS5 POWER という、112平方インチのデカブツを試しました。
以外にフォアハンドのコントロールが困らないので選んだのです。

それがこれ。

RQiS 5 POWER


最近の流行、伊達さんの、S-FIT3 と同じ4本シャフトです。

最初から、鉛を張るつもりでしたので、軽いのは気にしませんでした。

4本シャフトの隙間に白いものが見えます。
これが鉛のテープです。

張ってある方が、フル装備で310g
ない方が300gです。

実は軽いラケットというのは、手前を軽く作ってあるのです。

軽くしすぎると、相手の強い打球に負けるので
先のほうはそんなに軽くするわけにいかないのです。
ですから、軽いラケットとは、一般に手前を軽くしているのです。
ちょっと前の超軽量ラケットは、もっとすごかったのです。

ですから、生のままだと(刺身じゃありませんが)
面の手前のほうの押しが利かず
ボレーが打ちにくいのです。
なんか、捉えた感じがないのです。  

そこで手前のシャフトのところに鉛ということになるのですが
シャフトが4本で、普通の内側になるところは狭くて
鉛のテープを張れないのです。

そこでこんな隙間に入れるのを考えたのです。
人目につかず、手にも当たりません。

重さも10g以上入れるためにはテニス用じゃだめ。
ゴルフショップで仕入れてきました。

さてストロークをたたけるように、
さらに、ラケット面のフレーム両側に10gづつ張ってと
考えていて、ふっと思った。

「そうまでして、何のご利益が?」

重くて厚いデカラケは、振りにくくなってしまうのです。

結局、元のオレンジ色に戻した。
このラケット、もともと何の不満もなかったので
それを超えることは難しいのです。


結局、ストロークもボレーも打てるためには
それなりの重さが必要だということ。
それがとりあえずの結論です。


まあ、S-FIT3 は私の RQiS5 POWER より元々10g重いですから
しかも少し小さいし、何とかなるとは思います。

あとは好みの問題ですね。
S-FIT3 よく飛ぶし、コントロール感もある
色もきれい。
いいラケットですよ。  ナイス!



ちょっと昔になりますが

私はいつも、なんかずるい手を見つけて
他の人より楽にいいボールを打ってやりたいと思ってはいるのです。 悪だくみ
ちょっとそんな思い出。


10年以上前でしょうか
長ラケというのがブームになったことがあります。

1インチロングで、ちょっと軽い。
ここに解決を見つけたことがありました。

これです。
ふと見ると、そこに落ちていた。

RQTi 800 long


ヨネックスが世界最軽量という触れ込みで出したやつ。

RQTi 800 long というやつです。

700 がヒンギスのモデルで、
面を大きく、長く、軽くしたのが、800です。

これを理想のラケットに仕上げるべく
フレーム両脇、シャフトの内側、グリップの中に
30g以上の鉛を叩き込み

長いラケットに合わして練習したこともあり、
「本当に使いやすいラケットになったのです。」 叫び
フル装備、300gくらいです。

そしたらじきに廃番になっちゃった。

長いのもはやらなくなっちゃった。

長いのに合わした、あの努力は、どこに消えちゃったのだろう。 あれー?


結局普通のラケットに戻った。   スマイル


技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 19:39 | コメント(1) | トラックバック(0)