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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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ブーメランスネーク

『龍之介』 さんから質問をいただきました。

サイドスピン気味のフォアハンドについてです。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチ、こんにちは。
すいませんが、またご相談したいことがございます。
フォアハンドなのですが、私の球筋は、横回転(右打ちで、左に曲がっていきます。)になりがちです。
テニス仲間には、そんなにバウンドしてから跳ね上がってこないので、あまり怖さはないとも言われ、スイングを変えていったほうがいいのか悩んでおります。

自分では、一応打ち方はフェデラーをイメージしてフラットドライブを打っているつもりです。あくまでイメージです。グリップは、そんなに厚く握っていないです。
なんとなく、上から下に擦り上げれば、縦回転になるとは思っておりますが、今の形で自分としては、馴染んでしまっていますし、今の形でもウィナーを取ることもできます。

ただもう一つ自分の中で、レベルアップするためには改良した方が良いのか、正直わかりません。

変な質問で、申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。


投稿者 龍之介 2011/04/06 18:31






私の答えです。

スマイル 面白いショットが打ててイイのではないでしょうか。
私もよく使っています。

私の知っている選手の中でよく使っている人は

1、ナダル
2、海堂薫(かいどう かおる)
3、松原コーチ

の3人です。

海堂薫(かいどう かおる)は『テニス の王子様』で活躍している人。
『ブーメランスネーク』 がそのショットそのものです。 ワハハ




さて、左に曲がっていくサイドスピンは、低い打点の時に使います。

フォアハンドをトップスピンで打つ場合、
打点の高さにより、ボールのスピンは大きく分けて3種類あります。

スウィングの支点である、肩の高さに対しての相対位置で自然にそうなります。 ナイス!

1つ目、普通の高さの場合はトップスピンです。

2つ目、高めの打点の場合はワイパースウィングを使い
ボールの手前側を、右から左にこすり、サイドスピンをかけます。

3つ目、低い場合は高い打点の逆、
ボールの手前側を、左から右にこすり、サイドスピンをかけます。 ピース


この低い打点ですが
イメージがわきにくいと思いますのでちょっと写真を見てください。
     (モデルは東戸塚校のヘッド、安久津コーチです)

これは引いたところ。 (もっと大きく引いてもOK)

サイドスピン振り出し


次は打点。

サイドスピン打点


次はインパクト後。

サイドスピンインパクト後


ボールの回転方向がわかりましたでしょうか。
打つ人から見ると手前から遠く、向こう側に向かってこすっていくような感覚です。
ボウリングでフックボールを投げるような感じです。

低い打点ですので
トップスピンをたくさんかけたいところですが
ボールより下にラケットヘッドを下げるには
コートに穴を掘らなくてはなりません。
ですから腰は落とさずにサイドスピンです。

このショットは低めの打点に大変に有効なショットです。
捨ててはもったいないショットです。

低めの打点からサイドスピンですから、当然高いバウンドにはなりません。

その代わり、打たないだろうというところからの
奇襲攻撃で一瞬にしてエースをとることも可能です。 びっくり

ダウンザラインに相手リーチの外を通るパスも打てます。
それもランニングショットから。
これの極端な回転が、ネットポストを迂回する 『ブーメランスネーク』 です。  うるせー



『龍之介』 さんはもしかしたら低めの打点が多いのではないですか?

もしそうなら自然にこの回転方向になります。
上体もスウィング方向の関係で横向きの人が多いと思います。
薄いグリップで引っ掛け気味に打つ場合もそその傾向が強いです。

フランスのアンリ・ルコントさんなんて知ってますか? 
古い人には馴染みなのですが。


とにかくどっちがいいという話ではありません。 ピース
どっちもいいし、有った方がいいのです。

プラス、高い打点をマスターしたらどうですか。

そのときは、上体を今よりしっかり前向きにし
右から左に振る、ワイパー気味のスウィングになります。 ナイス!



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 17:47 | コメント(2) | トラックバック(0)