2011年04月27日
サーブで内向きの面とは
不安定サーブの悩み事で、お二人からコメントをいただきました。
共通の答えになりそうなので一緒にしちゃいました。
『光太朗』 さんのコメントも出すと長くなるのでこちらにはコピーしませんでした。
それを全部読みたい方はこちらへ。
以下は、『ヒゲおやじ』 さんのコメントです。
松原コーチ。お世話になります。
テニス暦は20年を超え、若かりしころは地方大会への
出場経験もありますが、一向にサービスが安定しません。
調子の良いときは、安定して威力のあるサービスが入るのですが
一旦、壊れだすとダブルフォルトの嵐。
先日も1試合で11本のダブリを連発し、4-0から逆転負け。
サーブに悩むあまり、サービスの安定をもとめ検索していたら、
コーチのブログを発見し、当方としては光明がみえ始めたところです。
スピンもどきを打ちたいが、どうしてもスライスになってしまうこと、
オーバーのフォルトが多いのが悩みです。
恐らく、スリークォーター気味にラケットを振っていること、野球のカーブの投げ方
に近い腕の使い方が原因だと思っています。
スピンに拘らず、まずはスライスサーブでも安定させたいと
思っております。
今回の「手首を引っ込めて捕らえる」というのは、インパクトの際に
①手首を伸ばした状態にし、をラケットヘッドより後ろにある
②手首を親指側にコックしラケットヘッドより手首が前にある
という意味なのかどちらなのでしょうか?
写真を見る限り、②と感じたのですが、それは自分の感覚では
手首が引っ込んだというより、突き出ていると感じたので、ご相談
させていただきました。
よろしくお願いします。
投稿者 ヒゲおやじ 2011/04/26 10:50
私の答えです。
基本的に、球種はスライスサーブでいいと思います。
ベテランになるに従い、スピンサーブのご利益よりも不利益のほうが目立ってくるからです。
もちろん、すでにスピンになれている方や
若い方で、ばりばりチャレンジする方はスピンもありです。
さて、お二人とも、セカンド・サーブの安定と威力が大切だと思います。
しっかり振り切って、攻撃されないセカンドがないと
ファーストも思い切って打てなくなります。
そのために、サーブに回転をかけるのです。
それを安定して打つための技術が、『内向きの面』 と
それを実現するための、『手首の形』 なのです。
次の写真を見てください。
スライスサーブのインパクトの形です。
このときに打球の当たるほうの面がサーバーの目から見えている。
これを内向きの面といっているのです。
手首が伸びればスライスに、親指側に曲がればスピンになります。
どちらも面がサーバーから見えるような内向きです。
あまり細かい形は気にしなくて大丈夫です。
手の形にも、グリップによっても少し変わります。
ポイントは内向きの面が作れて、手首を固定して使えること。
だから、最初に構えたときから内向きの面を作っておくといいです。
打球面が見えています。
(私の腕と、最近使い始めた、ヨネックスのVCORE 98Dです)
そしてこの手首の角度をずうっと保つつもりでスウィングするのです。
さて、打点が前のほうになって、手首が打球方向に突き出ると
ボールの飛び出す、上下の方向が不安定になり、発散傾向のサーブになります。
そのときには打球面の裏側が見えると思います。
先ほどの内向きの面で、後ろ気味の打点にすることにより
この上下方向のばらつきが最小限になり、収束傾向のサーブが打てるのです。
スウィング中もこの手首の角度をあまり動かさないことにより
更に安定度を高くできます。
そしてついでに、打点が後ろになることにより
腕の使い方が、内旋を主にした使い方になりパワーも増すのです。
つまりいい事尽くめなのです。
だからプロは、特に男子のプロはほとんどこの形を使っているのです。
この形を大切に、身体を使いすぎないようにして振り切ります。
ファーストは大胆なコースに、セカンドは少し内側に安全にぶちこむのです。
そうそう手首の固定ですが
固定しているという感覚があればいいのです。
ラケットの重さにより途中で手首がしなったりしても
固定感覚があると、インパクトでその角度が再び戻ってきます。
戻す意識ではなく、一定に保つ意識なのです。
共通の答えになりそうなので一緒にしちゃいました。
『光太朗』 さんのコメントも出すと長くなるのでこちらにはコピーしませんでした。
それを全部読みたい方はこちらへ。
以下は、『ヒゲおやじ』 さんのコメントです。
松原コーチ。お世話になります。
テニス暦は20年を超え、若かりしころは地方大会への
出場経験もありますが、一向にサービスが安定しません。
調子の良いときは、安定して威力のあるサービスが入るのですが
一旦、壊れだすとダブルフォルトの嵐。
先日も1試合で11本のダブリを連発し、4-0から逆転負け。
サーブに悩むあまり、サービスの安定をもとめ検索していたら、
コーチのブログを発見し、当方としては光明がみえ始めたところです。
スピンもどきを打ちたいが、どうしてもスライスになってしまうこと、
オーバーのフォルトが多いのが悩みです。
恐らく、スリークォーター気味にラケットを振っていること、野球のカーブの投げ方
に近い腕の使い方が原因だと思っています。
スピンに拘らず、まずはスライスサーブでも安定させたいと
思っております。
今回の「手首を引っ込めて捕らえる」というのは、インパクトの際に
①手首を伸ばした状態にし、をラケットヘッドより後ろにある
②手首を親指側にコックしラケットヘッドより手首が前にある
という意味なのかどちらなのでしょうか?
写真を見る限り、②と感じたのですが、それは自分の感覚では
手首が引っ込んだというより、突き出ていると感じたので、ご相談
させていただきました。
よろしくお願いします。
投稿者 ヒゲおやじ 2011/04/26 10:50
私の答えです。
基本的に、球種はスライスサーブでいいと思います。
ベテランになるに従い、スピンサーブのご利益よりも不利益のほうが目立ってくるからです。
もちろん、すでにスピンになれている方や
若い方で、ばりばりチャレンジする方はスピンもありです。
さて、お二人とも、セカンド・サーブの安定と威力が大切だと思います。
しっかり振り切って、攻撃されないセカンドがないと
ファーストも思い切って打てなくなります。
そのために、サーブに回転をかけるのです。
それを安定して打つための技術が、『内向きの面』 と
それを実現するための、『手首の形』 なのです。
次の写真を見てください。
スライスサーブのインパクトの形です。
このときに打球の当たるほうの面がサーバーの目から見えている。
これを内向きの面といっているのです。
手首が伸びればスライスに、親指側に曲がればスピンになります。
どちらも面がサーバーから見えるような内向きです。
あまり細かい形は気にしなくて大丈夫です。
手の形にも、グリップによっても少し変わります。
ポイントは内向きの面が作れて、手首を固定して使えること。
だから、最初に構えたときから内向きの面を作っておくといいです。
打球面が見えています。
(私の腕と、最近使い始めた、ヨネックスのVCORE 98Dです)
そしてこの手首の角度をずうっと保つつもりでスウィングするのです。
さて、打点が前のほうになって、手首が打球方向に突き出ると
ボールの飛び出す、上下の方向が不安定になり、発散傾向のサーブになります。
そのときには打球面の裏側が見えると思います。
先ほどの内向きの面で、後ろ気味の打点にすることにより
この上下方向のばらつきが最小限になり、収束傾向のサーブが打てるのです。
スウィング中もこの手首の角度をあまり動かさないことにより
更に安定度を高くできます。
そしてついでに、打点が後ろになることにより
腕の使い方が、内旋を主にした使い方になりパワーも増すのです。
つまりいい事尽くめなのです。
だからプロは、特に男子のプロはほとんどこの形を使っているのです。
この形を大切に、身体を使いすぎないようにして振り切ります。
ファーストは大胆なコースに、セカンドは少し内側に安全にぶちこむのです。
そうそう手首の固定ですが
固定しているという感覚があればいいのです。
ラケットの重さにより途中で手首がしなったりしても
固定感覚があると、インパクトでその角度が再び戻ってきます。
戻す意識ではなく、一定に保つ意識なのです。