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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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チップ&チャージ

『Makotasu』 さんから、「チップ&チャージ」について質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチ

またもや、質問させて頂きます。

先日、当ブログで「鈴木貴男ばりのチップ&チャージ」のお話がありました。これはライジングのスライスリターンと理解しております。当方、これに大変、興味を持ったので実際にダブルスで試してみたのですが・・・

対戦相手が雁行陣ですと、相手後衛に力のないリターンが戻り、特に有利な状況を作れないなと感じました。そこで、より深く、もしくは、よりアングルへと狙いを定めると、急に難易度を上がり確率が低くなるため、これも実際には使えないなと感じました。

当方の技量不足を言われればそれまでなのですが、何か根本的に狙う場所や使いどころが間違っているような気がして、コーチにお尋ねしている次第です。どうか、チップ&チャージの狙う場所(アングル、センター深く等)や使いどころ(サーブ&ボレーの相手だけに使う等)、その他何でも気が付くことがありましたら、よろしくお教え下さい。

なにとぞ、よろしくお願いいたします。

投稿者 makotasu 2011/04/24 21:19





スマイル 私の答えです。

チップ&チャージというのは、スライス気味に強めに打って
しかも打ちながらネットへラッシュです。
鈴木貴男選手の場合、もちろんダブルスでも使うと思いますが
主にシングルスで使います。

打ちながらネットへ出られるので、いいポジションにつけること
スライスですべるのでパスが打ちにくいことが特徴です。

雁行陣のダブルス相手にも有効なのですが
ゆるく入れるだけですと、ストローク自慢の選手にはたたかれます。
強めに打ち込むことが必要です。

この強めに打つコツが皆さんわかりにくいのではないでしょうか。 あれー?

深くと考えるよりは、強くです。
より強く打てば、自然に深く行ってしまいます。
強く打ちながら浮かないショットを目指しましょう。

コツは、大きく高く引いて下に向かって強めに打つ。

次に、インパクトでスウィングを止めるようにするとアウトしないで ナイス!
深さコントロールができます。

浅めに打ちたかったら、スウィングをインパクトで止める。
もう少し深くしたかったら、もう30cm先で止める。
ベースラインすれすれに打つには、更に20cm先、といった感触です。

この止め加減で深さコントロールです。

さっき、『・・といった感触です』 といいました。

あくまでも感触なんです。
車は急に止まらない。 車

この止める感触なのですが
自分の動画を見ると、もう少し向こうまでフォロースルーがあります。
きっと動画のほうが間違っているのです。
「それでも、私は確かに止めているのです」 叫び

そうだ、先日のラフターのショット、動画と連続写真をもう一度見てみましょう。

どうです
ちゃんと止めているのがわかるでしょうか
インパクト後30cmでは止まっていませんが
あきらかに振り切ってはいませんね。
下向きに振ったラケットにブレーキを掛けたので
反動で、上にフォローしているように見えるのです。
運んでいるように見えるのは表面的に出てきたもので
ラケットが惰性とバランスで出てきただけだと私は考えています。 ナイス!

実際に前進しながら、スウィングして止める実験をしてみてください。
あれくらいのフォローは付いちゃいますよね。
運ぶつもりだともっと大きなフォローになります。 うるせー


さてこの動画と連続写真からわかる大切なこと。

1、 頭より大きく引いている。
2、 上体の向きが一定で、開いていない。

そして上手く、強く止めること。


もちろんスウィングの基本は振り子で
アウトサイドインのスウィング。

垂直の面が徐々に上を向いていきながらボールを捕らえています。 ナイス!


基本的に単純なショットですので
手首でこねたりしなければ
少しの慣れで、誰でもいいショットが打てると思います。

慣れないうち、難しいのはしょうがないですね。 ワハハ




スライス | 投稿者 松原コーチ 18:58 | コメント(1) | トラックバック(0)