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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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ハードヒットのフィニッシュ

『うそほんと』 さんからフォアハンドの質問をいただきました。
フォアハンドの質問が多かったり
私の話でもフォアハンドが多かったりと
フォアの悩みの多さと、フォアの試合における重要度、比重の大きさは間違いありません。 びっくり

フォアハンドと言えば錦織。
USクレーコート選手権準優勝で、ATPランク48位です。 祝
フォアの強い選手は勝てるということだと思います。

5月23日の私の研修会も、テーマの第1は、フォアハンドです。  叫び
ぜひ皆さん、来てください。


さて、『うそほんと』 さんからフォアハンド、質問のコメント、以下が全文です。


マイク いつもお世話になっております。
フォアハンドの質問です。
「加速しながらインパクトを迎えて大きく振り切る」
「肩の回転を止めて腕を走らせる」
踏み込んだ時、それ以外でも両方やっている様ですが、頭で考えると矛盾に思います。
(どちらか内部意識の話または松原コーチの教え方では無かったでしょうか?)
フェデラーナダルの最速のフォアは普通よりフォロースルーが小さくなってないでしょうか?
上記の関連でご解説よろしくお願い致します。

投稿者 うそほんと 2011/04/10 03:03





私の答えです

スマイル 「加速しながらインパクトを迎えて大きく振り切る」
のほうは私ではないんじゃないでしょうか。

私がハードヒットでよく言っているせりふは、『アウト・サイド・イン』

ただテニスジャーナルの解説を14年もやりましたので
なんかの時に、大きく振りきるというのもあったかもしれません。

「記憶にありません」 というせりふ、年寄りには便利な物です。


さて、強く振るためには、打点より外の軌道から、腕を引っ張り込みます。  筋肉
だから、、『アウト・サイド・イン』

腕を引き込むことにより
回転半径が小さくなり
スウィングが加速します。

マニアックな言い方をしますと
運動量が一定なら
回転半径が小さくなることにより、角速度が速くなるのです。 悪だくみ

よく例で挙げるのが、フィギアスケートのスピン。
大きく腕を広げて、ゆっくり回っているところから
腕を引き付けて、回転速度を上げていく、顔も力む。
最後に止まるところで
再度、一気に腕を広げ、美しい姿勢、満面の笑みでフィニッシュするのです。 ワハハ


まあそんなわけで、フルスウィングのハードヒットでは
フィニッシュは左のわき腹横当たりに引き付けます。   ナイス!

『うそほんと』 さんが
フェデラーやナダルの最速のフォアは普通よりフォロースルーが小さくなっている
というのはそのことなんでしょうね。

ちょっと、ナダルのフォアハンド、動画と連続写真で確認してください。


ただ、普通のフォアが大きなフォロースルーかどうかは不明です。  あれー?
わざわざ、スピードを殺すときはそうなんでしょうか?
いつが普通なのかがわかりません。

たぶん打ち方は変えないでしょうから
スウィングの力を減らすのではないでしょうか。


思い切り打つときに、小さなフィニッシュと言うのは
ナダルもフェデラーも、われらが錦織のエアーケイもそうだと思います。  ピース


もうひとつの、「肩の回転を止めて腕を走らせる」 というのは、運動連鎖ですね。

上体の回転力を腕に伝えるために
上体がしっかり前向きになってから
インパクト付近で、ぐっと固める、ブレーキを掛ける。

運動量が腕に伝わっていきます。

ぐっと固めるという、そのときに必要なのが背筋力です。 パンチ

昔から、フォアハンドのハードヒッター
野球のホームラン王、ヘビー級のチャンピオンは
背筋力がすごいと決まっているのです。

前向きの力より、後ろから引っ張る力が必要なのです。 びっくり


ただしっかり前を向かないで、上体の回転を止めると
自分が邪魔になってスウィングが振りきれない
情けないショットになってしまうので要注意です。  うるせー



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:47 | コメント(1) | トラックバック(0)