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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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サーブ球種の予測

『翡翠』 さんから質問をいただきました。
サーブの球種の見分け方です。
もうひとつは左利き対策。

以下がそのコメントの全文です。

マイク こんばんは
こんばんは
2つ質問があります。

1つはサーブについてです。
フラットサーブ、スピンサーブ、スライスサーブ、ツイストサーブをランダムに打ってくる先輩がいるのですが、うまく対処できません・・・
4種類のサーブをランダムに打ってくるのはファーストサーブだけで、セカンドサーブはスピンサーブかスライスサーブだと思います。(スピンサーブとスライスサーブの違いがなんとなくしか分かっていないので・・・)
そこで質問なのですが、相手のサーブのスウィングを見てどのサーブを打ってくるか予測することは可能ですか?
もし可能であれば、その方法も教えていただけませんか?
ちなみに先輩は左利きです。

もう1つは左利きについてです。
自分が入っている部活は左利きがとても多くて、部員数の半分位います(自分も左利きですが・・・)
そこで質問なのですが、左利きの人とプレーする時に有効な打ち方は何かありますか?
漠然とした質問で訳が分からないかもしれませんが・・・

同時に2つの質問をしてしまいましたが・・・
お手すきの時にでもご回答いただければ幸いです。
よろしくお願いします。
投稿者 翡翠 2011/04/23 21:34





私の答えです。

スマイル 説明の都合上、私が間違わないために、右利きを前提で話します。 

まずはサーブの球種ですが
フラットは回転がないか、非常に少ないサーブで、意味がわからない人はいませんね。

スライスサーブは横回転でボールの右横を斜めに打つことにより
左方向にスライドしながら飛んで行きます。

これら2つのサーブは打つほうの都合で
インパクト時のラケットは垂直に近く立っていることが多いのです。 にっこり

スライスサーブ 打点


スピンサーブはツイストサーブとも言います。
つまり両者は基本的に同じ物です。
ニュアンスとしてはよりスピンの多いのがツイストでしょうか?

最近はツイストサーブという言葉はあまり聞かれなくなりました。

しばらく前に、テニスの王子様の越前リョーマ君が
このサーブを相手フォア側に入れ、顔めがけて跳ねさせてノックアウトするというのがありました。 びっくり

われわれレベルのテニスシーンではあそこまでは無理で
通常はバックのコーナーに入れて、更に遠くに跳ねさせます。
このバック側に跳ねることをキックするといいいます。

このサーブはボールを時計の文字盤で言うと
7時半から、1時半の方角へ斜め上45度くらいの方向にこすり上げます。
だから、左に曲がりながら落ちていくのです。

インパクトのラケットの向きは打球方向の関係で
斜め45度くらいに傾くことになります。    にっこり

スピンサーブ 打点


さて球種の判断、予測ですが
インパクトのラケットの向きが違うことによりかなりわかります。

もっとたどると、トスの位置によりわかります。 ナイス!

インパクトでラケットを立てるためにはトスは右肩の上になります。
スライスやフラットはこの辺が多くなります。

だから、この辺に上がったら、フラットかスライス。 ピース

右肩より更に右に上げるとフラットは打ちにくく
  (レシーバーから見れば左側です)
たぶんスライスサーブが来ます。

スピンはラケットを斜めに倒すため、トスが頭の上か左肩の方角に上がります。

フラットとスライスは見分けにくいのですが
構えのときに、微妙に雰囲気が変わります。
たぶん、凶暴な感じがしたらフラットでバックに来ます。
やわらかめ、なめらかに来たら、スライスで、フォアのコーナーに来ます。  悪だくみ

この辺はいっぱい観察してなれるしかありません。
他の人の試合を見ながら、当てっこゲームをするといいと思います。  ワハハ


左利きに対する対策のほうですが
昔は相手のバックが弱かったりしたのですが
最近は両手バックのほうがフォアより強かったりして
その人によりみんな違います。

明らかに違うのは、サーブの曲がる方向です。
これはイメージトレーニングをしてなれるのが一番早道です。  ナイス!

ですが、翡翠さんの場合、仲間の半分近くが左利きとのこと
いつも見慣れている光景ですから、対策の仕様が無いのではないでしょうか。

通常の左利き対策とは、「なれない左利きにどう対処しましょう?」
ということなのです。

それをイメージトレーニングで補うのです。  ナイス!


レシーブ | 投稿者 松原コーチ 19:27 | コメント(1) | トラックバック(0)