2011年04月10日
フォアハンドのタイミング
『フォアハンド』さんからフォアの振り遅れについて質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
いつもブログ楽しく拝見しています。解説がわかりやすくとても参考になります。そこで、私も今回質問させていただきたいです。
松原コーチはよくフォアハンドについてブログでとりあげていますが、私もずいぶん長い期間フォアハンドに悩んでいます。グリップはセミウエスタン~ウエスタンです。
症状としては、簡単に言うと振り遅れです。しかし、それを直そうと思って構えを早く早くしようとしているのにです。ラリーになると特に…。そこで、知り合いのコーチにスイングを見てもらったら二度引きしていると言われました。テイクバックを早く、小さく心がけていたのに、結局ボールがバウンドするころにタイミングをとってテイクバックがさらに大きくなり振り遅れているということらしいです。どう直せばいいかと聞いたら、二度引きは女子プロでもそうしている人もいてなかなか直せないとのこと。意識して長い時間かけても直るかどうか…といわれてしまいました。
そこで、松原コーチにどうしたら二度引きが直るのか、男子プロのように小さいテイクバックからそのまま振りだせるようになるのか教えていただきたいと思います。稚拙な文章でわかりづらいとは思いますが、どうかご教授ください。
投稿者 フォアハンド 2011/04/09 13:45
私の答えです。
まず、2度引きの件ですが
基本的にはかまわないと思います。
一流のプロも
ボールがフォアに向かってくるとわかった瞬間に横向きになりながら
上体の右前にラケットをセットします。
これが一度目の引き。
そして、ボールのタイミングにあわせて、引いて、ヒットです。
これが2度目の引きです。
この引いて、ヒットというのは
タイミングよりもパワーのために必要なことなのです。
一番最後まで引いておいて、ボールに合わせて振り出したのでは
力が入りにくいのです。
だから、引く反動を利用して、強く打つのです。
問題がある人は
この引いて、という部分が、バウンドまで始まらないこと。
バウンドに合わせて、引いてだと、早いボール、深いボールには必ず振り遅れます。
この、引き始めるタイミング、プロがやっているのは
ボールがサービスラインを通過するころかその直後くらいなのです。
これさえ理解できれば
テイクバックが大きいか、小さいかは関係ありません。
自分のスウィングにかかる時間をよんで、早めに振りはじめればいいのです。
テイクバックの大きさは
ライジングがメインなのか、打点を遅らせても大振りがすきか?
ということで決めればいいと思います。
ちなみに、松原さんは大振り派です。
しかし、このタイミングのとり方を知っていますので
ライジングも苦手ではありません。
さて、実践編
マスターする方法ですが
いつもながらの説明で恐縮ですが、『素振り』 です。
ボールを想像して
ネットを越してくる前に構え始める。
サービスラインを超えるころテイクバックをはじめ
流れるような滑らかスウィングでヒットします。
このボールを想像した素振りを、10回やってから打ってみてください。
よっぽど変なスウィングでなければ
その日のうちに成果が見られると思います。
そしてそれを1週間。
できれば、他のどのショットでも
素振りはいつも、必ずボールを想像して行うこと。
ボールのタイミングと無関係なスウィングは何の役にも立たないのです。
以下がそのコメントの全文です。
いつもブログ楽しく拝見しています。解説がわかりやすくとても参考になります。そこで、私も今回質問させていただきたいです。
松原コーチはよくフォアハンドについてブログでとりあげていますが、私もずいぶん長い期間フォアハンドに悩んでいます。グリップはセミウエスタン~ウエスタンです。
症状としては、簡単に言うと振り遅れです。しかし、それを直そうと思って構えを早く早くしようとしているのにです。ラリーになると特に…。そこで、知り合いのコーチにスイングを見てもらったら二度引きしていると言われました。テイクバックを早く、小さく心がけていたのに、結局ボールがバウンドするころにタイミングをとってテイクバックがさらに大きくなり振り遅れているということらしいです。どう直せばいいかと聞いたら、二度引きは女子プロでもそうしている人もいてなかなか直せないとのこと。意識して長い時間かけても直るかどうか…といわれてしまいました。
そこで、松原コーチにどうしたら二度引きが直るのか、男子プロのように小さいテイクバックからそのまま振りだせるようになるのか教えていただきたいと思います。稚拙な文章でわかりづらいとは思いますが、どうかご教授ください。
投稿者 フォアハンド 2011/04/09 13:45
私の答えです。
まず、2度引きの件ですが
基本的にはかまわないと思います。
一流のプロも
ボールがフォアに向かってくるとわかった瞬間に横向きになりながら
上体の右前にラケットをセットします。
これが一度目の引き。
そして、ボールのタイミングにあわせて、引いて、ヒットです。
これが2度目の引きです。
この引いて、ヒットというのは
タイミングよりもパワーのために必要なことなのです。
一番最後まで引いておいて、ボールに合わせて振り出したのでは
力が入りにくいのです。
だから、引く反動を利用して、強く打つのです。
問題がある人は
この引いて、という部分が、バウンドまで始まらないこと。
バウンドに合わせて、引いてだと、早いボール、深いボールには必ず振り遅れます。
この、引き始めるタイミング、プロがやっているのは
ボールがサービスラインを通過するころかその直後くらいなのです。
これさえ理解できれば
テイクバックが大きいか、小さいかは関係ありません。
自分のスウィングにかかる時間をよんで、早めに振りはじめればいいのです。
テイクバックの大きさは
ライジングがメインなのか、打点を遅らせても大振りがすきか?
ということで決めればいいと思います。
ちなみに、松原さんは大振り派です。
しかし、このタイミングのとり方を知っていますので
ライジングも苦手ではありません。
さて、実践編
マスターする方法ですが
いつもながらの説明で恐縮ですが、『素振り』 です。
ボールを想像して
ネットを越してくる前に構え始める。
サービスラインを超えるころテイクバックをはじめ
流れるような滑らかスウィングでヒットします。
このボールを想像した素振りを、10回やってから打ってみてください。
よっぽど変なスウィングでなければ
その日のうちに成果が見られると思います。
そしてそれを1週間。
できれば、他のどのショットでも
素振りはいつも、必ずボールを想像して行うこと。
ボールのタイミングと無関係なスウィングは何の役にも立たないのです。