2011年04月18日
スライスオンリー
『しろくま』さんから質問をいただきました。
フォアハンド・スライスの話です。
以下がそのコメントの質問部分です。
最近フォアハンドのスピン系の質問が多い中で、
コーチのご意見をお伺いしたいことが
あります。
フォアハンド、
スライスオンリーで、試合って勝てますか?
投稿者 しろくま 2011/04/16 21:52
私の答えです。
プロレベル、ジュニアのトップレベル、大学のインカレレベルでは無理です。
最後にトップスピン系のパワフルショットでぶち抜かれます。
市民大会レベル、全国レディース代表ねらいレベル、全日本ベテラン等ではありです。
これらのカテゴリー、特にダブルスでは
フォアハンドがスライスオンリーな人は結構たくさんいます。
もちろん両側ともスライスの人もいます。
特に女子ダブルスではそれなりの勢力です。
スライスの便利なところは、打ち方が基本的にボレーと同じなこと。
もうひとつは、前進しながら打ちやすいので、早くネットへいけることです。
これはP・ラフターのフォアハンドスライス、動画と連続写真です。
リターンしながらネットへ出て行こうとしています。
この出て行きながらがトップスピン系の打ち方ではできないのです。
トップスピン系で上手く打つためには、一瞬、全身の動きをブロックします。
そのために、どうしてもブレーキになりがちです。
スライスだと逆に加速しながら出て行くことができるのです。
だからアプローチショットは通常、スライスなのです。
しかもそのまんまの技術でボレー、感覚が1種類でいいのです。
ネットへ出る有利さはわかりました。
じゃあ、ベースラインではどうでしょう?
相手がネットにいるとき、足元に落ちていきやすいショットはトップスピンです。
しかし、ネットすれすれに打ちやすいのはスライスかフラットなのです。
スライスなら、低くボレーしにくい、つき球も打てますし
スピードを殺して足元に落とすこともできます。
トップスピンでネットすれすれに打つのは結構難しいのです。
相手ネットマンにつめられると、生半可なトップスピンはやられちゃうことが多いのです。
もちろん生半可じゃないトップスピンとかトップスピンロブが使えればいいのです。
だから、生半可じゃないトップスピンカテゴリーではスライスオンリーは生息が難しいのです。
さらにもうひとつスライス派に有利な話があります
それはどっちに打つか、何を打つか、ばれにくいことです。
スライスは通常、腕のスウィングだけで打てます。
勢い付けの予備動作なしで打てるので
相手の動きを見てから打てる。
コースの打ち分けもとっさに腕だけでできる。
まあ、そんな、こんなで、スライスオンリー・フォアハンドはありです。
どう選ぶかは、ほとんどその人の性格と趣味の問題だといえるでしょう。
フォアハンド・スライスの話です。
以下がそのコメントの質問部分です。
最近フォアハンドのスピン系の質問が多い中で、
コーチのご意見をお伺いしたいことが
あります。
フォアハンド、
スライスオンリーで、試合って勝てますか?
投稿者 しろくま 2011/04/16 21:52
私の答えです。
プロレベル、ジュニアのトップレベル、大学のインカレレベルでは無理です。
最後にトップスピン系のパワフルショットでぶち抜かれます。
市民大会レベル、全国レディース代表ねらいレベル、全日本ベテラン等ではありです。
これらのカテゴリー、特にダブルスでは
フォアハンドがスライスオンリーな人は結構たくさんいます。
もちろん両側ともスライスの人もいます。
特に女子ダブルスではそれなりの勢力です。
スライスの便利なところは、打ち方が基本的にボレーと同じなこと。
もうひとつは、前進しながら打ちやすいので、早くネットへいけることです。
これはP・ラフターのフォアハンドスライス、動画と連続写真です。
リターンしながらネットへ出て行こうとしています。
この出て行きながらがトップスピン系の打ち方ではできないのです。
トップスピン系で上手く打つためには、一瞬、全身の動きをブロックします。
そのために、どうしてもブレーキになりがちです。
スライスだと逆に加速しながら出て行くことができるのです。
だからアプローチショットは通常、スライスなのです。
しかもそのまんまの技術でボレー、感覚が1種類でいいのです。
ネットへ出る有利さはわかりました。
じゃあ、ベースラインではどうでしょう?
相手がネットにいるとき、足元に落ちていきやすいショットはトップスピンです。
しかし、ネットすれすれに打ちやすいのはスライスかフラットなのです。
スライスなら、低くボレーしにくい、つき球も打てますし
スピードを殺して足元に落とすこともできます。
トップスピンでネットすれすれに打つのは結構難しいのです。
相手ネットマンにつめられると、生半可なトップスピンはやられちゃうことが多いのです。
もちろん生半可じゃないトップスピンとかトップスピンロブが使えればいいのです。
だから、生半可じゃないトップスピンカテゴリーではスライスオンリーは生息が難しいのです。
さらにもうひとつスライス派に有利な話があります
それはどっちに打つか、何を打つか、ばれにくいことです。
スライスは通常、腕のスウィングだけで打てます。
勢い付けの予備動作なしで打てるので
相手の動きを見てから打てる。
コースの打ち分けもとっさに腕だけでできる。
まあ、そんな、こんなで、スライスオンリー・フォアハンドはありです。
どう選ぶかは、ほとんどその人の性格と趣味の問題だといえるでしょう。