2011年10月22日
ジョコビッチのフォア続編
『やまぼうし』 さんから再度、質問の追加をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
丁寧な解説有難うございました。
この質問の背景は次の通りです。松原コーチの見事な手首固定のスイングがどうしても出来ません。振り子でバックスイングまでは出来ていると思っているのですが、フォワードスイングに移ると、ラケットヘッドの勢いに負けるのか、手首がスイング方向に折れてしまうのです。この解決方法として2つのことを考えました。
1.グリップを超厚めに、いわゆるフルウエスタンにする。
2.グリップエンドから引き出すようにする。
ジョコビッチの動画を仔細に観察した結果です。1.は手首の動きがスピン方向に限定されるのではないかと思います。2.はグリップがラケットヘッドより先行することに資する。つまり手首がスイング方向に折れることを防ぐ。
もちろん、「スイング中は手首をがちがちに固定する」というのが正解なのかとも思うのですがそれでは滑らかなスイングにはならないのではとも思い、加えてプロの動画を見たりすると、頭が混乱するばかりです。
お忙しいところ恐縮ですが、いつでも結構ですので、以上のような考え方についての松原コーチのお考えをお聞かせいただければ有難いのですが。よろしくお願いします。
投稿者 やまぼうし 2011/10/21 22:59
私の答えです。
私のがちがち手首ですが
あまり動かしていないだけで、それほどがちがちでもありません。
手首を固定するコツは、スウィングを滑らかにすること。
急加速、急減速が多いと手首にストレスがかかります。
私は、皆さんの手首
ラケット面の方向に影響がない方向なら
動いても一向に構わないと思います。
そして、私だけは動かすべきではないと思っているのです。
私はコーチですので
分かりやすい見本が出来る必要があります。
面の向きをしっかり固定する。
そして皆さんには
固定する意識でいたのに、受動的に動いてしまったのは
今日のところは見逃しましょう、いいですよ、とささやく。
私にはその、手首を固定する意識
固定した形をしっかり見せる必要があるんです。
そして、見本でミスるわけにはいかない。
だから私は動かさないんです。
プレーヤーとしては
フォアが苦手な人は本当にしっかり固定すれば良いし
錦織君みたいな、センスのある人は、ちょっとずるして手首を動かす。
でも、こうゆう、さじ加減っていうのは難しくて
コーチたちにも伝わりにくいんですよね。
はっきり、こうと決めてくれ、とよく言われます。
じつは今回、はっきり基準を示して、『こうと決めました』
この部分は、もう一つのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』
で説明します。
今日も無料の設定ですので
どうぞ、気楽にお入り下さい。
ところで質問への直接の答えですが
グリップを超厚めに、いわゆるフルウエスタンにする。
グリップエンドから引き出すようにする。
こうまでしなくてもいいのですが
これはこれで、正解でもあります。
グリップが厚ければ、ラケットヘッドが寝て
グリップエンドから引き出せば
面の向きは動きにくくなります。
グリップが薄めでもヘッドを下げれば
同じ効果が期待できますよ。
以下がそのコメントの全文です。
丁寧な解説有難うございました。
この質問の背景は次の通りです。松原コーチの見事な手首固定のスイングがどうしても出来ません。振り子でバックスイングまでは出来ていると思っているのですが、フォワードスイングに移ると、ラケットヘッドの勢いに負けるのか、手首がスイング方向に折れてしまうのです。この解決方法として2つのことを考えました。
1.グリップを超厚めに、いわゆるフルウエスタンにする。
2.グリップエンドから引き出すようにする。
ジョコビッチの動画を仔細に観察した結果です。1.は手首の動きがスピン方向に限定されるのではないかと思います。2.はグリップがラケットヘッドより先行することに資する。つまり手首がスイング方向に折れることを防ぐ。
もちろん、「スイング中は手首をがちがちに固定する」というのが正解なのかとも思うのですがそれでは滑らかなスイングにはならないのではとも思い、加えてプロの動画を見たりすると、頭が混乱するばかりです。
お忙しいところ恐縮ですが、いつでも結構ですので、以上のような考え方についての松原コーチのお考えをお聞かせいただければ有難いのですが。よろしくお願いします。
投稿者 やまぼうし 2011/10/21 22:59
私の答えです。
私のがちがち手首ですが
あまり動かしていないだけで、それほどがちがちでもありません。
手首を固定するコツは、スウィングを滑らかにすること。
急加速、急減速が多いと手首にストレスがかかります。
私は、皆さんの手首
ラケット面の方向に影響がない方向なら
動いても一向に構わないと思います。
そして、私だけは動かすべきではないと思っているのです。
私はコーチですので
分かりやすい見本が出来る必要があります。
面の向きをしっかり固定する。
そして皆さんには
固定する意識でいたのに、受動的に動いてしまったのは
今日のところは見逃しましょう、いいですよ、とささやく。
私にはその、手首を固定する意識
固定した形をしっかり見せる必要があるんです。
そして、見本でミスるわけにはいかない。
だから私は動かさないんです。
プレーヤーとしては
フォアが苦手な人は本当にしっかり固定すれば良いし
錦織君みたいな、センスのある人は、ちょっとずるして手首を動かす。
でも、こうゆう、さじ加減っていうのは難しくて
コーチたちにも伝わりにくいんですよね。
はっきり、こうと決めてくれ、とよく言われます。
じつは今回、はっきり基準を示して、『こうと決めました』
この部分は、もう一つのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』
で説明します。
今日も無料の設定ですので
どうぞ、気楽にお入り下さい。
ところで質問への直接の答えですが
グリップを超厚めに、いわゆるフルウエスタンにする。
グリップエンドから引き出すようにする。
こうまでしなくてもいいのですが
これはこれで、正解でもあります。
グリップが厚ければ、ラケットヘッドが寝て
グリップエンドから引き出せば
面の向きは動きにくくなります。
グリップが薄めでもヘッドを下げれば
同じ効果が期待できますよ。
コーチがおっしゃるように、フォアハンドが不安定で苦手な人間のうちの一人です。当方左利きですので、相手の強烈なフォアハンドは私のバックハンドが相手をすることになり、そのせいで、私のフォアハンドは強いラリーを続ける機会が少なく、安定しないのかもしれません。
そこでひとつ質問なのですが、ラケットを持っていないほうの手の使い方を教えていただけませんか?フォアハンドを安定させるためには、コーチが言うようなテイクバック、スイングが必要なことは、実践しながら少しずつわかってきました。しかし、私は空いているほうの手の使い方がうまくないようで、いつも「手打ちになっている」「右手を前に出して肩越しにボールを見ろ」と言われます。それを改善しようとして、テイクバック時にラケットのブリッジを持ったままテイクバックするようにしました(ロディックのようなフォア、または、9月23日記事のナダルの写真の状態です)。しかし、そうすると、コーチの言うような、自然な下向きのふりこ型のテイクバックが難しくなります。
なんとか、右手(右利きの人は左手)をうまく使いながらふりこ型テイクバックをして、スイングすることはできませんでしょうか?お手すきの時、他にも同じような悩みの方がいらっしゃいましたら、ご回答いただければ嬉しいです。