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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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ジョコビッチのフォア続編

『やまぼうし』 さんから再度、質問の追加をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 丁寧な解説有難うございました。
この質問の背景は次の通りです。松原コーチの見事な手首固定のスイングがどうしても出来ません。振り子でバックスイングまでは出来ていると思っているのですが、フォワードスイングに移ると、ラケットヘッドの勢いに負けるのか、手首がスイング方向に折れてしまうのです。この解決方法として2つのことを考えました。
1.グリップを超厚めに、いわゆるフルウエスタンにする。
2.グリップエンドから引き出すようにする。
ジョコビッチの動画を仔細に観察した結果です。1.は手首の動きがスピン方向に限定されるのではないかと思います。2.はグリップがラケットヘッドより先行することに資する。つまり手首がスイング方向に折れることを防ぐ。
もちろん、「スイング中は手首をがちがちに固定する」というのが正解なのかとも思うのですがそれでは滑らかなスイングにはならないのではとも思い、加えてプロの動画を見たりすると、頭が混乱するばかりです。

お忙しいところ恐縮ですが、いつでも結構ですので、以上のような考え方についての松原コーチのお考えをお聞かせいただければ有難いのですが。よろしくお願いします。

投稿者 やまぼうし 2011/10/21 22:59





私の答えです。

スマイル 私のがちがち手首ですが
あまり動かしていないだけで、それほどがちがちでもありません。

手首を固定するコツは、スウィングを滑らかにすること。 ピース

急加速、急減速が多いと手首にストレスがかかります。


私は、皆さんの手首
ラケット面の方向に影響がない方向なら
動いても一向に構わないと思います。

そして、私だけは動かすべきではないと思っているのです。 悪だくみ

私はコーチですので
分かりやすい見本が出来る必要があります。
面の向きをしっかり固定する。

そして皆さんには
固定する意識でいたのに、受動的に動いてしまったのは
今日のところは見逃しましょう、いいですよ、とささやく。 あれー?

私にはその、手首を固定する意識
固定した形をしっかり見せる必要があるんです。 パンチ
そして、見本でミスるわけにはいかない。
だから私は動かさないんです。


プレーヤーとしては
フォアが苦手な人は本当にしっかり固定すれば良いし
錦織君みたいな、センスのある人は、ちょっとずるして手首を動かす。 ワハハ

でも、こうゆう、さじ加減っていうのは難しくて
コーチたちにも伝わりにくいんですよね。

はっきり、こうと決めてくれ、とよく言われます。 うるせー

じつは今回、はっきり基準を示して、『こうと決めました』

この部分は、もう一つのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』
で説明します。

今日も無料の設定ですので
どうぞ、気楽にお入り下さい。  叫び



ところで質問への直接の答えですが

グリップを超厚めに、いわゆるフルウエスタンにする。
グリップエンドから引き出すようにする。

こうまでしなくてもいいのですが
これはこれで、正解でもあります。

グリップが厚ければ、ラケットヘッドが寝て
グリップエンドから引き出せば
面の向きは動きにくくなります。  ナイス!



グリップが薄めでもヘッドを下げれば

同じ効果が期待できますよ。  ワハハ



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 20:08 | コメント(2)| トラックバック(0)
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コメント
早速、再び丁寧な説明を頂き有難うございます。ラケットを手に狭い部屋でそっとスイングしてみました。打点の位置で正しい形を作ったところから手首を固定し腕を「自然に」(意識的な捻りを加えずに)後ろに振って止まった時のラッケトは正しく後ろを向いていました。これを「自然に」元に戻せば当然正しい形が得られる。握りを厚くすると、引いた時のラケットはより後ろを向く、ということも観察できました。「後ろに向けたテイクバック」が必要条件の一つであることが実感できました。もうひとつの条件が「自然な」フォワードスイング。2つ目の条件が難題ですが、これらの条件をクリアするにはさらに具体的にはどうすればいいのか、また悩んでみようと思っています。有難うございました。
投稿者 やまぼうし 2011/10/22 23:07
はじめまして。ここ1年ほど拝見しています。ありがとうございます。初めてコメントいたします。
コーチがおっしゃるように、フォアハンドが不安定で苦手な人間のうちの一人です。当方左利きですので、相手の強烈なフォアハンドは私のバックハンドが相手をすることになり、そのせいで、私のフォアハンドは強いラリーを続ける機会が少なく、安定しないのかもしれません。
そこでひとつ質問なのですが、ラケットを持っていないほうの手の使い方を教えていただけませんか?フォアハンドを安定させるためには、コーチが言うようなテイクバック、スイングが必要なことは、実践しながら少しずつわかってきました。しかし、私は空いているほうの手の使い方がうまくないようで、いつも「手打ちになっている」「右手を前に出して肩越しにボールを見ろ」と言われます。それを改善しようとして、テイクバック時にラケットのブリッジを持ったままテイクバックするようにしました(ロディックのようなフォア、または、9月23日記事のナダルの写真の状態です)。しかし、そうすると、コーチの言うような、自然な下向きのふりこ型のテイクバックが難しくなります。
なんとか、右手(右利きの人は左手)をうまく使いながらふりこ型テイクバックをして、スイングすることはできませんでしょうか?お手すきの時、他にも同じような悩みの方がいらっしゃいましたら、ご回答いただければ嬉しいです。
投稿者 やまもと 2011/10/24 13:42
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