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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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ジョコビッチのフォア

『やまぼうし』 さんからジョコビッチのフォアハンドについて質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク 今NO1のジョコビッチ、そのフォアハンドのすばらしさに魅せられています。
あらためてスロービデオで見てみると、
1.内旋しながら引き終わり、面は下向き。
2.フォワードスイングに移り、しばらくすると外旋動作が加わり面が起きてきて垂直に。
3.そのままボールをヒットし、
4.その後内旋しながらフィニッシュ、
と、一回のスイング中に複数回の回旋動作をしているように見ました。
こんな難しい回旋動作ができるのかな、と思いましたが、
ここがポイントではないかと思ったのが、2.から3.にかけてはラケットのグリップエンドを引っ張り出すようにしていることです。脇が絞られ、肘からでていくように見えます。こうすることで、結果的に外旋動作となる。外旋ではなく、グリップエンドからラケットを引っ張り出す感覚が大事なのかなと思いましたが、松原コーチのご意見をお伺いできいれば有難いのですが、よろしくお願いします。

投稿者 やまぼうし 2011/10/17 12:00





私の答えです。

スマイル ほとんどのプロが
特に男子のプロがジョコビッチと同じような使い方をします。

目的はより強く打つためと
トップスピンを強くかけるためです。

なぜ、女子は少ないのかというと、握力です。

握力がないと、ラケット面をやわらかく使いながら
しかも、しっかり面を保つということが難しいのでしょう。


ジョコビッチ


内旋や外旋の動きも受動的にある程度ありますが
フェデラーなどはむしろ手首をうまく動かします。

これは彼の動画と連続写真

ラケット面と平行な動きをすることにより
打球方向が狂わないように使っているようです。

グリップエンドから引き出していく件ですが

だからラケットヘッドが受動的に動くという発想は
ピンポーン、だと思います。  ナイス!


そのために、受動的に出来た腕の捻りも
元へ戻るのだと思います。

ジョコ インパクト


さて今日はこの続き

もうひとつのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』 でやります。

ジョコビッチの動画と有名なコーチの動画とを比べてみます。 悪だくみ

今日は無料の設定ですので、お気軽においでください。  叫び



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 21:09 | コメント(2) | トラックバック(0)