2011年10月21日
ジョコビッチのフォア
『やまぼうし』 さんからジョコビッチのフォアハンドについて質問をいただきました。
以下がそのコメントの全文です。
今NO1のジョコビッチ、そのフォアハンドのすばらしさに魅せられています。
あらためてスロービデオで見てみると、
1.内旋しながら引き終わり、面は下向き。
2.フォワードスイングに移り、しばらくすると外旋動作が加わり面が起きてきて垂直に。
3.そのままボールをヒットし、
4.その後内旋しながらフィニッシュ、
と、一回のスイング中に複数回の回旋動作をしているように見ました。
こんな難しい回旋動作ができるのかな、と思いましたが、
ここがポイントではないかと思ったのが、2.から3.にかけてはラケットのグリップエンドを引っ張り出すようにしていることです。脇が絞られ、肘からでていくように見えます。こうすることで、結果的に外旋動作となる。外旋ではなく、グリップエンドからラケットを引っ張り出す感覚が大事なのかなと思いましたが、松原コーチのご意見をお伺いできいれば有難いのですが、よろしくお願いします。
投稿者 やまぼうし 2011/10/17 12:00
私の答えです。
ほとんどのプロが
特に男子のプロがジョコビッチと同じような使い方をします。
目的はより強く打つためと
トップスピンを強くかけるためです。
なぜ、女子は少ないのかというと、握力です。
握力がないと、ラケット面をやわらかく使いながら
しかも、しっかり面を保つということが難しいのでしょう。

内旋や外旋の動きも受動的にある程度ありますが
フェデラーなどはむしろ手首をうまく動かします。
これは彼の動画と連続写真。
ラケット面と平行な動きをすることにより
打球方向が狂わないように使っているようです。
グリップエンドから引き出していく件ですが
だからラケットヘッドが受動的に動くという発想は
ピンポーン、だと思います。
そのために、受動的に出来た腕の捻りも
元へ戻るのだと思います。

さて今日はこの続き
もうひとつのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』 でやります。
ジョコビッチの動画と有名なコーチの動画とを比べてみます。
今日は無料の設定ですので、お気軽においでください。
以下がそのコメントの全文です。

あらためてスロービデオで見てみると、
1.内旋しながら引き終わり、面は下向き。
2.フォワードスイングに移り、しばらくすると外旋動作が加わり面が起きてきて垂直に。
3.そのままボールをヒットし、
4.その後内旋しながらフィニッシュ、
と、一回のスイング中に複数回の回旋動作をしているように見ました。
こんな難しい回旋動作ができるのかな、と思いましたが、
ここがポイントではないかと思ったのが、2.から3.にかけてはラケットのグリップエンドを引っ張り出すようにしていることです。脇が絞られ、肘からでていくように見えます。こうすることで、結果的に外旋動作となる。外旋ではなく、グリップエンドからラケットを引っ張り出す感覚が大事なのかなと思いましたが、松原コーチのご意見をお伺いできいれば有難いのですが、よろしくお願いします。
投稿者 やまぼうし 2011/10/17 12:00
私の答えです。

特に男子のプロがジョコビッチと同じような使い方をします。
目的はより強く打つためと
トップスピンを強くかけるためです。
なぜ、女子は少ないのかというと、握力です。
握力がないと、ラケット面をやわらかく使いながら
しかも、しっかり面を保つということが難しいのでしょう。

内旋や外旋の動きも受動的にある程度ありますが
フェデラーなどはむしろ手首をうまく動かします。
これは彼の動画と連続写真。
ラケット面と平行な動きをすることにより
打球方向が狂わないように使っているようです。
グリップエンドから引き出していく件ですが
だからラケットヘッドが受動的に動くという発想は
ピンポーン、だと思います。

そのために、受動的に出来た腕の捻りも
元へ戻るのだと思います。

さて今日はこの続き
もうひとつのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』 でやります。
ジョコビッチの動画と有名なコーチの動画とを比べてみます。

今日は無料の設定ですので、お気軽においでください。

この質問の背景は次の通りです。松原コーチの見事な手首固定のスイングがどうしても出来ません。振り子でバックスイングまでは出来ていると思っているのですが、フォワードスイングに移ると、ラケットヘッドの勢いに負けるのか、手首がスイング方向に折れてしまうのです。この解決方法として2つのことを考えました。
1.グリップを超厚めに、いわゆるフルウエスタンにする。
2.グリップエンドから引き出すようにする。
ジョコビッチの動画を仔細に観察した結果です。1.は手首の動きがスピン方向に限定されるのではないかと思います。2.はグリップがラケットヘッドより先行することに資する。つまり手首がスイング方向に折れることを防ぐ。
もちろん、「スイング中は手首をがちがちに固定する」というのが正解なのかとも思うのですがそれでは滑らかなスイングにはならないのではとも思い、加えてプロの動画を見たりすると、頭が混乱するばかりです。
お忙しいところ恐縮ですが、いつでも結構ですので、以上のような考え方についての松原コーチのお考えをお聞かせいただければ有難いのですが。よろしくお願いします。
いつも、楽しく拝見させていただいてます。
最近バックハンドのウエスタングリップの記事が多いですが、フォアもウエスタン、バックも
ウエスタンだったらhグリップチェンジは必要ないのでしょうか?
自分自身はフォアがセミウエスタンでバックもセミウエスタンなのですが、いつももちかえています。ソフトテニスのように両方同じ面で打とうとするとグリップチェンジがうまくいきません。
高校のテニス部を指導していまして、ソフトテニス出身者が結構入ってくるので最初のグリップを教えるときに迷っています。
確か、数年前のインターハイの男子シングルスの優勝者でフォアバック片手打ちで同じグリップで打っている選手がいたような(韓国か台湾の留学生だったかな…)
もしかしたら最先端の技術なのでは?と勝手にそうぞうしています(笑)
是非松原さんのご意見を聞かせてください<m(__)m>