2011年10月12日
硬式と軟式と
『あやや』 さんから、お子さんのテニスについて質問をいただきました。
少し長めのコメントですが、はしょってしまうと
私の説明もわからなくなるので、全文をコピーしました。
はじめまして、小学校5年生の男の子を持つ親です。子供はソフトテニスを二年間やっています。ソフトテニスは楽しいのですが、ペアが6年生で来年はペアを組めそうな子がいません。やっと見つけた5年生は、お互いに勝気で喧嘩したあげく他のスポーツに専念してしまうことになりました。うちはその子と組みたかったのですが、いいペアだと思ったのですがダメでした。今の6年生のペアは、試合になると緊張してしまいボールが打てなくなり、(ラケットを思い切り振れなくなり)乱打が続くとアウトになって負けてしまいます。気の弱い子なのです。うちの子は、横でどんまいちゃんとラケットを振ってと言葉をかけたりするのですが、態度にでてしまいそれが余計にペアにプレッシャーをあたえてしまっていると言われどうしたらいいのか分からなくなってしまいました。もしかしてうちの子は、個人プレーの方が向いているのではないかと考えてしまいます、ダブル後衛の時もペアが調子が悪いときはペアの陣地をおかしてまでもボールを追いかけるような子なのです。なので、ペアがいないと悩まなくてもいいシングルスのある硬式に転向しようかと考え始めています。ただ、硬式が合うかしばらくやってみて決めたいなと思っているのです。軟式八割 硬式二割の生活がしばらく続く感じです。軟式と硬式を一緒に習っても問題はないでしょうか?
投稿者 あやや 2011/10/11 20:08
私の答えです。
全日本ショートテニス選手権というのがあります。
スポンジボールを使用し、バドミントンコートの大きさでの試合です。
この大会で上位に入賞する子は
スクールでは、過去にスポンジを経験し (初級時代)
すでに、通常のボールでもプレーしている子達です。
スポンジと硬式の通常ボールはソフトのボールよりはるかに差がありますが
特に問題なく、両方に対応するようです。
また、うちで小学生の時に硬式をやり
中学で部活に入りたいと言って、ソフトに変わり、市のNO1になり
高校で、再びスクールに復帰
すぐに、うちのエースになったという、つわものもいます。
昔と違って、グリップも両者でほとんど変わらないため
子供たちはすぐに対応できるようです。
かえって、対応の幅があることにより
コーディネーションのトレーニングになるかも知れません。
余談ですが、ヨーロッパで主流
コーディネーション重視のジュニア育成システムで育った代表が
ベルギーのエナンとクライシュテルスです。
現代のスペインテニスもその延長にあります。
ヨーロッパの選手はコーディネーション能力に加えて
子供のころに、いろいろな競技で運動神経を磨いています。
これはフランスのガスケ
さて、バックのグリップだけは問題だったのですが
昨日、私のブログで取り上げました。
ソフトのグリップとエナンやガスケのグリップはほぼ一緒です。
それと、動画を探していて見つけた
ソフトのアジア大会の女子シングルスチャンピオン
中国の選手ですが、なんとバックは両手打ちです。
まあそんなわけで
いろいろやることは、時に問題ないのではないでしょうか。
でもよっぽど変わったスクールでなければ
コーチは硬式に専念すべきだと主張すると思いますので
念のため、覚悟はしておいてください。
さて、彼は個人プレー向きとの評価のようですが
これだけでは、私には、そうは思えません。
団体競技の野球のピッチャーは目立ちたがり屋だし
サッカーのエースストライカーは
チームメートの前に出てシュートを決めます。
実はテニスの選手でもポーチに出て
相棒のボールを横取りします。
パートナーに対し、ドンマイといえるようなら充分。
表情まで、気遣いできる5年生の、まして男の子。
そんな子がいたら気持ち悪くありませんか。
そんないい子はきっと、いつまでもいい子です。
人畜無害、草食系・・ てやつでしょうか。
決して、自分で行動できる大人の男にはならないと思います。
女性として育ったお母さんにはわからないかもしれませんが
この年代くらいまでの男の子は、とんでもない生物です。
とてつもなく、危ないことも平気でやります。
もちろん悪いことをしちゃいけませんが
いやらしいいじめじゃなければ
コート上での争いもいいんじゃないですか。
男の子はそうやって育ちます。
そして、中学生くらいになると変わっていきます。
私はそんな子、大好きですよ。
でも、仲間がいなければ、シングルスするしかありませんね。
さて、もうひとつのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』 では
昨日の、ウェスタンバックハンド(軟式と同じグリップ)の続編です。
昨日のぶったたきバックの興奮がまだ続いていて
特に動きながら、いろいろな対応が出来る可能性と
習得の容易さに気づいています。
よかったら、そちらにも是非。
少し長めのコメントですが、はしょってしまうと
私の説明もわからなくなるので、全文をコピーしました。
はじめまして、小学校5年生の男の子を持つ親です。子供はソフトテニスを二年間やっています。ソフトテニスは楽しいのですが、ペアが6年生で来年はペアを組めそうな子がいません。やっと見つけた5年生は、お互いに勝気で喧嘩したあげく他のスポーツに専念してしまうことになりました。うちはその子と組みたかったのですが、いいペアだと思ったのですがダメでした。今の6年生のペアは、試合になると緊張してしまいボールが打てなくなり、(ラケットを思い切り振れなくなり)乱打が続くとアウトになって負けてしまいます。気の弱い子なのです。うちの子は、横でどんまいちゃんとラケットを振ってと言葉をかけたりするのですが、態度にでてしまいそれが余計にペアにプレッシャーをあたえてしまっていると言われどうしたらいいのか分からなくなってしまいました。もしかしてうちの子は、個人プレーの方が向いているのではないかと考えてしまいます、ダブル後衛の時もペアが調子が悪いときはペアの陣地をおかしてまでもボールを追いかけるような子なのです。なので、ペアがいないと悩まなくてもいいシングルスのある硬式に転向しようかと考え始めています。ただ、硬式が合うかしばらくやってみて決めたいなと思っているのです。軟式八割 硬式二割の生活がしばらく続く感じです。軟式と硬式を一緒に習っても問題はないでしょうか?
投稿者 あやや 2011/10/11 20:08
私の答えです。
全日本ショートテニス選手権というのがあります。
スポンジボールを使用し、バドミントンコートの大きさでの試合です。
この大会で上位に入賞する子は
スクールでは、過去にスポンジを経験し (初級時代)
すでに、通常のボールでもプレーしている子達です。
スポンジと硬式の通常ボールはソフトのボールよりはるかに差がありますが
特に問題なく、両方に対応するようです。
また、うちで小学生の時に硬式をやり
中学で部活に入りたいと言って、ソフトに変わり、市のNO1になり
高校で、再びスクールに復帰
すぐに、うちのエースになったという、つわものもいます。
昔と違って、グリップも両者でほとんど変わらないため
子供たちはすぐに対応できるようです。
かえって、対応の幅があることにより
コーディネーションのトレーニングになるかも知れません。
余談ですが、ヨーロッパで主流
コーディネーション重視のジュニア育成システムで育った代表が
ベルギーのエナンとクライシュテルスです。
現代のスペインテニスもその延長にあります。
ヨーロッパの選手はコーディネーション能力に加えて
子供のころに、いろいろな競技で運動神経を磨いています。
これはフランスのガスケ
さて、バックのグリップだけは問題だったのですが
昨日、私のブログで取り上げました。
ソフトのグリップとエナンやガスケのグリップはほぼ一緒です。
それと、動画を探していて見つけた
ソフトのアジア大会の女子シングルスチャンピオン
中国の選手ですが、なんとバックは両手打ちです。
まあそんなわけで
いろいろやることは、時に問題ないのではないでしょうか。
でもよっぽど変わったスクールでなければ
コーチは硬式に専念すべきだと主張すると思いますので
念のため、覚悟はしておいてください。
さて、彼は個人プレー向きとの評価のようですが
これだけでは、私には、そうは思えません。
団体競技の野球のピッチャーは目立ちたがり屋だし
サッカーのエースストライカーは
チームメートの前に出てシュートを決めます。
実はテニスの選手でもポーチに出て
相棒のボールを横取りします。
パートナーに対し、ドンマイといえるようなら充分。
表情まで、気遣いできる5年生の、まして男の子。
そんな子がいたら気持ち悪くありませんか。
そんないい子はきっと、いつまでもいい子です。
人畜無害、草食系・・ てやつでしょうか。
決して、自分で行動できる大人の男にはならないと思います。
女性として育ったお母さんにはわからないかもしれませんが
この年代くらいまでの男の子は、とんでもない生物です。
とてつもなく、危ないことも平気でやります。
もちろん悪いことをしちゃいけませんが
いやらしいいじめじゃなければ
コート上での争いもいいんじゃないですか。
男の子はそうやって育ちます。
そして、中学生くらいになると変わっていきます。
私はそんな子、大好きですよ。
でも、仲間がいなければ、シングルスするしかありませんね。
さて、もうひとつのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』 では
昨日の、ウェスタンバックハンド(軟式と同じグリップ)の続編です。
昨日のぶったたきバックの興奮がまだ続いていて
特に動きながら、いろいろな対応が出来る可能性と
習得の容易さに気づいています。
よかったら、そちらにも是非。