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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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フォアハンドの左手

『やまもと』 さんから、フォアハンドの反対の手について質問をいただきました。

以下がそのコメントの全文です。


マイク はじめまして。ここ1年ほど拝見しています。ありがとうございます。初めてコメントいたします。
コーチがおっしゃるように、フォアハンドが不安定で苦手な人間のうちの一人です。当方左利きですので、相手の強烈なフォアハンドは私のバックハンドが相手をすることになり、そのせいで、私のフォアハンドは強いラリーを続ける機会が少なく、安定しないのかもしれません。
そこでひとつ質問なのですが、ラケットを持っていないほうの手の使い方を教えていただけませんか?フォアハンドを安定させるためには、コーチが言うようなテイクバック、スイングが必要なことは、実践しながら少しずつわかってきました。しかし、私は空いているほうの手の使い方がうまくないようで、いつも「手打ちになっている」「右手を前に出して肩越しにボールを見ろ」と言われます。それを改善しようとして、テイクバック時にラケットのブリッジを持ったままテイクバックするようにしました(ロディックのようなフォア、または、9月23日記事のナダルの写真の状態です)。しかし、そうすると、コーチの言うような、自然な下向きのふりこ型のテイクバックが難しくなります。
なんとか、右手(右利きの人は左手)をうまく使いながらふりこ型テイクバックをして、スイングすることはできませんでしょうか?お手すきの時、他にも同じような悩みの方がいらっしゃいましたら、ご回答いただければ嬉しいです。
投稿者 やまもと 2011/10/24 13:42


実は反対の腕の使い方に関しては
昨晩、『光太朗』 さんからもコメントをいただきました。

左右の手はお互いに連動するので
反対の手も振り子にしたらどうだろうか
という提案です。

そのコメントはこちらです。


マイク松原さま

こんばんわ。
いつも楽しく拝見させて頂いています。

ちょっと前に

左手が内向きになると
右手も内向き、つまり下向きになりやすいのです。

と書いてあった内容について質問があります。

ラケットを持っていない手につられて連動してしまいやすい。
といった事だと理解しています。
と言うことは振り子のテイクバックから素直に
スウィングを行いたい場合は
ラケットを持たない手の動きも同じように
振り子を意識したものにすれば良いのでは?
と考えました。

如何でしょうか?

といっても全て左右対称とはいかないでしょうし
あくまでも面の向きを確立する為のサポート程度になるのでしょうが
考え方としては合っていますか?

曖昧な質問ですみません。

お手すきな時にでもご回答いただければ幸いです。

お忙しい中とは存じますがよろしくお願い申し上げます。
投稿者 光太朗 2011/10/26 22:40





私の答えです。

スマイル 『光太朗』 さんの提案はいいところをついていると思います。
ほぼそのまま使えます。

しかし、今日のお話はこれにしようというのは
昨晩考えていたこと。

今朝コメントを見て、一瞬、ギクッとしました。  びっくり

私の頭の中を読んだとしか思えません。


さて、左利きなので相手の強いボールがフォアにこない
というのはあまり関係ないと思います。

左利きなのでフォアが有効になり
フォアが得意だという人のほうが多いと思います。

たとえば、ナダルさん。


そんなわけで、左利きを無視させてください。
私の頭もこんがらかるので
右利きだと思って話しますのでご容赦ください。  冷や汗


さて、左手の使い方ですが
この話は利き腕じゃないほうの手を語るということで
玄人好み、素人さんにはわからない
深い、お話がありそうな話題なのです。

「○○さん、利き腕ばかり気にしていますが、
       実は反対の腕がですね、 ・・・・  」

なんて言う人は、いかにも玄人、ちょっとしたコーチです。

けっこう引っかかりますので気をつけてください。

まず、「手打ちになっている」「右手を前に出して肩越しにボールを見ろ」
というのは無視したほうがいいです。  うるせー

一見、ホントそうに聞こえますが
この逆をやったほうがテニスは簡単になります。

50年前の、引き付けろ、開くな、しっかり押せの理論です。  悪だくみ


ここからが本論なのですが

技術解説は、もう一つのブログ、『松原雄二のテニス技術解説』

で、やりますので、ぜひそちらにおいでください。  叫び



フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 23:03 | コメント(2) | トラックバック(0)