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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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片手バックのリターン

今朝の 『ためにならないブログ』 で私の研修会での
スロー動画を掲載してもらった。

私の動画も出ているので参考にしてほしい。

また、次の女性コーチ、Ken's成田の堀川さんの動画は
その前にアドバイス、「腕力で打つつもりで打ってください」 と言ったら
全身が完璧に動き、ドカンとハードヒットが決まったときのものだと思う。     びっくり  祝

本人が腕力のみと思ったときに、身体の動きと腕力の配分が最高だったのだ。  

ためブロさん、ありがとうございます。  スマイル




さて、本題にかかろう。

『YS』 さんから質問をいただいた。
片手バックのリターンについてだ。
以下がそのコメントの全文。


マイク いつも参考にさせていだいています。

フォアハンドのリターンは早速試してみました。
かなり安定したと思います。
その3はまだ見てなかったのですが
無意識でラケットを高めに構えてました。

片手バックハンドのリターンの解説もお願いします。

フォアハンドリターンの場合に前向きで打つのは
できるのですが、片手バックハンドリターンの
場合はどうすればいいのでしょうか?

投稿者 YS 2010/11/25 20:59





私の答えです。

スマイル フラットも含め、トップスピン系のリターンを前提にお話しします。

サーブのボールが高いところに来るので高く構える。
サーブのボールは重いので手首に力を入れて、インパクト後も角度を保つ。
早いボールに対し予測して、予測タイミングで打つ。
この3つのことはフォアハンドと共通の話です。
特に、高く構える話は、話だけでなく
フォアで高く構えていればバックでも高く構えて待つことになり、すべて共通。  ナイス!

速いサーブに対して、体全部を使う時間がないので
フォアハンドではあまり横向きにならず
インパクトで前向きになるようにお話した。
このことはバックハンドではあまり厳密に考える必要はない。
フォアハンドでは横向きになると腕が後ろ側になり、左半身がじゃまになる。
バックではじゃま半身がないので、横向きでも、前向きでも打てる。
だから、少し横向きのまま、ガチンと上体を垂直に固めるほうがより大切になる。 筋肉  ナイス!

このことが実は、フットワークのほうに関係してくる。
遠目のボールに対し、フォアでは少しでも余裕があれば
上体の前向きを作るため、サイドステップしながら打つ。 
バックでも同様に打てるのだがそこまでこだわらなくていい。
ランニングショットのように、右足をクロスさせて踏み込みながら打っても
結構、威力のあるショットが打てるのだ。
これはフェデラーがよく使う技なので、イメージのある人も多いだろう。 ピース
もちろん、フォアハンドでもサイドステップで届かない距離の場合は
威力が少し落ちることを承知で
ランニングショットのように、左足をクロスさせて踏み込みながら打つ。

さて、スウィングだが
時間がないのだから、短めのスウィングになる。
テイクバックで上体と右手の間をかなり空けるようにして
手の位置を、気分的にはインパクトから30cm程度しか引かないようにする。 悪だくみ
そしてフォロースルーも気分的にはインパクトから30cm程度。
外旋の動きもほとんど使わず、とにかく面をしっかりと固定する。  パンチ
だからフィニッシュでラケット面が少し上向きになる。

これは、365ネット、テクニック別の技術解説ページから借りてきた
スウィングのイラスト。

小さなテイクバック


この後、もう30cm、手を前に出すわけだ。

しっかりイメージしてみてほしい。
それと先ほどの話どおりだと、腕を60cmしか振らないわけだが
それは気分の話
勢いはあまるし、ラケットの先はもっと振れるわけだし、で
実際はもっと大きなスウィングになる。
気分的には20cmでもいいくらい、どちらの数字にしようか迷ったのが本音。  うるせー

それと、実戦では利短奪取? じゃなくて、リターンダッシュしてみるとさらにやさしい。  ナイス!
これは鈴木貴男君のよくやる戦法。
ボールに合わせることがやさしくなり
ダブルスだとポーチにも出られにくくなる、ぜひお試しを。 ナイス!



レシーブ | 投稿者 松原コーチ 17:26 | コメント(3) | トラックバック(0)