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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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サーフェースへの対応

『すーさん』 から質問をいただきました。

サーフェスや環境の違いにどう対応するかという問題です。

以下がそのコメントの後半、質問部分です。


マイク ・・・前略・・・
私は、インドアカーペットコートのスクールがメインのため、たまに、サーフェースの違うコートに行くと戸惑ってしまいます。慣れることが一番なのでしょうが、コートの速さの違いへの対応のコツなどはあるのでしょうか。
 また、アウトドアのコートでは、風や太陽の影響にも戸惑ってしまいます。テニス歴の長い方ならなんということはないのかもしれませんが、なんせ本格的に始めて2年ほどなので
なにか心掛けること等ありましたら、ご紹介いいただけたら幸いです。

投稿者 すーさん 2010/11/26 16:38




私の答えです。

スマイル 基本的には、先日の左利きにどう対応するのかと同じ答えになります。

サーフェスの違いにより、バウンド後のボールが高くなったり、速くなったりします。
それをイメージし、ボールの動きが完全に把握できれば、
目で見たボールと頭の中のボールの軌跡がぴったり一致すればいいのです。
その頭の中のボールを打てれば、本物も打てるということです。 ナイス!

世の中にはこのイメージチェンジをやらないで
いきなり打ってみて、嘆いている人の多いこと。  不満

何も考えないで、無意識に打てるまで慣れるにはしばらくかかりますが
ちゃんとプロセスを踏めば
普通に打つだけでしたら2,3球で打てるようになると思います。  びっくり

具体的な方法は
誰かが打っているのを見る。
そのボールを頭の中で打ちながらさらに見る。
ボールを想像しながら素振りをする。
実際に打つ。

私自身はこの方法を信じ込んでいますので
素振りを省略しても、たいてい1球目から大丈夫です。  ピース


ただ、前提として、滑らかなスウィングをすることでしょうか。
バウンドにあわせて、1、2の3、で打つような人はリズムを帰るのに一苦労するかもしれませんね。
その場合でもボールを想像し
違うタイミングで、1、と言うようにずらせばいいかもしれません。
私もジュニアのころフローリングの体育館で合わせるのにそうしていました。 にっこり
氷の上で打つように速いので
ボールがネットを越えたらすぐに、1、とカウントするのです。

でもなるべく滑らかスウィングがいいです
サーフェスが変わらなくても速いボールも遅いボールも
すべるボールさえあるわけですから
テンポをいつでも変化に合わせられるほうがいいはずです。 ナイス!


さて、太陽はどうする?   晴れ

見つめないようにするしかありません。
後は慣れですね。

風は?   旗

これも予測してイメージを作っておくのですが
風の向きや強さが変わることがあります。
そんな日はなるべく動いて打つようにすればいいのです。
最後まで動いて足が決まると同時に振りはじめる。
プロはすべてのコートで、これが普通ですが。     ナイス!

もうひとつ、足の運び方。
クレーのようにすべるサーフェスと
滑らないはどのようなサーフェスがあります。
これも事前にイメージを作っておいて
自分のなれていないほうでプレーする場合
動きながらの素振りしておくといいと思います。  ナイス!


最後にひとつ、 『文句を言わないこと』  叫び

うまく打てない言い訳を試合前に列挙している人がよくいます。
自分が勝たないように自己暗示をかけているとしか思えません。

くれぐれも、 「言い訳は試合が終わってから考えましょう。」  叫び   ナイス!


技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 18:47 | コメント(2) | トラックバック(0)