2010年12月03日
片手バックのリターン
今朝の 『ためにならないブログ』 で私の研修会での
スロー動画を掲載してもらった。
私の動画も出ているので参考にしてほしい。
また、次の女性コーチ、Ken's成田の堀川さんの動画は
その前にアドバイス、「腕力で打つつもりで打ってください」 と言ったら
全身が完璧に動き、ドカンとハードヒットが決まったときのものだと思う。
本人が腕力のみと思ったときに、身体の動きと腕力の配分が最高だったのだ。
ためブロさん、ありがとうございます。
さて、本題にかかろう。
『YS』 さんから質問をいただいた。
片手バックのリターンについてだ。
以下がそのコメントの全文。
いつも参考にさせていだいています。
フォアハンドのリターンは早速試してみました。
かなり安定したと思います。
その3はまだ見てなかったのですが
無意識でラケットを高めに構えてました。
片手バックハンドのリターンの解説もお願いします。
フォアハンドリターンの場合に前向きで打つのは
できるのですが、片手バックハンドリターンの
場合はどうすればいいのでしょうか?
投稿者 YS 2010/11/25 20:59
私の答えです。
フラットも含め、トップスピン系のリターンを前提にお話しします。
サーブのボールが高いところに来るので高く構える。
サーブのボールは重いので手首に力を入れて、インパクト後も角度を保つ。
早いボールに対し予測して、予測タイミングで打つ。
この3つのことはフォアハンドと共通の話です。
特に、高く構える話は、話だけでなく
フォアで高く構えていればバックでも高く構えて待つことになり、すべて共通。
速いサーブに対して、体全部を使う時間がないので
フォアハンドではあまり横向きにならず
インパクトで前向きになるようにお話した。
このことはバックハンドではあまり厳密に考える必要はない。
フォアハンドでは横向きになると腕が後ろ側になり、左半身がじゃまになる。
バックではじゃま半身がないので、横向きでも、前向きでも打てる。
だから、少し横向きのまま、ガチンと上体を垂直に固めるほうがより大切になる。
このことが実は、フットワークのほうに関係してくる。
遠目のボールに対し、フォアでは少しでも余裕があれば
上体の前向きを作るため、サイドステップしながら打つ。
バックでも同様に打てるのだがそこまでこだわらなくていい。
ランニングショットのように、右足をクロスさせて踏み込みながら打っても
結構、威力のあるショットが打てるのだ。
これはフェデラーがよく使う技なので、イメージのある人も多いだろう。
もちろん、フォアハンドでもサイドステップで届かない距離の場合は
威力が少し落ちることを承知で
ランニングショットのように、左足をクロスさせて踏み込みながら打つ。
さて、スウィングだが
時間がないのだから、短めのスウィングになる。
テイクバックで上体と右手の間をかなり空けるようにして
手の位置を、気分的にはインパクトから30cm程度しか引かないようにする。
そしてフォロースルーも気分的にはインパクトから30cm程度。
外旋の動きもほとんど使わず、とにかく面をしっかりと固定する。
だからフィニッシュでラケット面が少し上向きになる。
これは、365ネット、テクニック別の技術解説ページから借りてきた
スウィングのイラスト。
この後、もう30cm、手を前に出すわけだ。
しっかりイメージしてみてほしい。
それと先ほどの話どおりだと、腕を60cmしか振らないわけだが
それは気分の話
勢いはあまるし、ラケットの先はもっと振れるわけだし、で
実際はもっと大きなスウィングになる。
気分的には20cmでもいいくらい、どちらの数字にしようか迷ったのが本音。
それと、実戦では利短奪取? じゃなくて、リターンダッシュしてみるとさらにやさしい。
これは鈴木貴男君のよくやる戦法。
ボールに合わせることがやさしくなり
ダブルスだとポーチにも出られにくくなる、ぜひお試しを。
スロー動画を掲載してもらった。
私の動画も出ているので参考にしてほしい。
また、次の女性コーチ、Ken's成田の堀川さんの動画は
その前にアドバイス、「腕力で打つつもりで打ってください」 と言ったら
全身が完璧に動き、ドカンとハードヒットが決まったときのものだと思う。
本人が腕力のみと思ったときに、身体の動きと腕力の配分が最高だったのだ。
ためブロさん、ありがとうございます。
さて、本題にかかろう。
『YS』 さんから質問をいただいた。
片手バックのリターンについてだ。
以下がそのコメントの全文。
いつも参考にさせていだいています。
フォアハンドのリターンは早速試してみました。
かなり安定したと思います。
その3はまだ見てなかったのですが
無意識でラケットを高めに構えてました。
片手バックハンドのリターンの解説もお願いします。
フォアハンドリターンの場合に前向きで打つのは
できるのですが、片手バックハンドリターンの
場合はどうすればいいのでしょうか?
投稿者 YS 2010/11/25 20:59
私の答えです。
フラットも含め、トップスピン系のリターンを前提にお話しします。
サーブのボールが高いところに来るので高く構える。
サーブのボールは重いので手首に力を入れて、インパクト後も角度を保つ。
早いボールに対し予測して、予測タイミングで打つ。
この3つのことはフォアハンドと共通の話です。
特に、高く構える話は、話だけでなく
フォアで高く構えていればバックでも高く構えて待つことになり、すべて共通。
速いサーブに対して、体全部を使う時間がないので
フォアハンドではあまり横向きにならず
インパクトで前向きになるようにお話した。
このことはバックハンドではあまり厳密に考える必要はない。
フォアハンドでは横向きになると腕が後ろ側になり、左半身がじゃまになる。
バックではじゃま半身がないので、横向きでも、前向きでも打てる。
だから、少し横向きのまま、ガチンと上体を垂直に固めるほうがより大切になる。
このことが実は、フットワークのほうに関係してくる。
遠目のボールに対し、フォアでは少しでも余裕があれば
上体の前向きを作るため、サイドステップしながら打つ。
バックでも同様に打てるのだがそこまでこだわらなくていい。
ランニングショットのように、右足をクロスさせて踏み込みながら打っても
結構、威力のあるショットが打てるのだ。
これはフェデラーがよく使う技なので、イメージのある人も多いだろう。
もちろん、フォアハンドでもサイドステップで届かない距離の場合は
威力が少し落ちることを承知で
ランニングショットのように、左足をクロスさせて踏み込みながら打つ。
さて、スウィングだが
時間がないのだから、短めのスウィングになる。
テイクバックで上体と右手の間をかなり空けるようにして
手の位置を、気分的にはインパクトから30cm程度しか引かないようにする。
そしてフォロースルーも気分的にはインパクトから30cm程度。
外旋の動きもほとんど使わず、とにかく面をしっかりと固定する。
だからフィニッシュでラケット面が少し上向きになる。
これは、365ネット、テクニック別の技術解説ページから借りてきた
スウィングのイラスト。
この後、もう30cm、手を前に出すわけだ。
しっかりイメージしてみてほしい。
それと先ほどの話どおりだと、腕を60cmしか振らないわけだが
それは気分の話
勢いはあまるし、ラケットの先はもっと振れるわけだし、で
実際はもっと大きなスウィングになる。
気分的には20cmでもいいくらい、どちらの数字にしようか迷ったのが本音。
それと、実戦では利短奪取? じゃなくて、リターンダッシュしてみるとさらにやさしい。
これは鈴木貴男君のよくやる戦法。
ボールに合わせることがやさしくなり
ダブルスだとポーチにも出られにくくなる、ぜひお試しを。
しっ、しかし・・・、ちょっと私には難しすぎて
できそうにありません(泣)
なんとか松原コーチの解説を参考に体の使い方を
マスターすべく練習します。
研修会のスロー動画も見させていただきました。
肩を中心としたテイクバックや手首の固定が
とてもわかりやすかったです。
予想以上にフォームが大きいことが参考になりました。
ラケットが高く上がっているので、位置エネルギーが
利用でき、大胆なスイングにもかかわらず
人が出すエネルギーは最小限で済むのでは
ないかと推察されます。
まさに、精度と威力の両立ですね。
いつも、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
球種について質問なのですが、フラット、トップスピン、バックスピン等テニスには色々な球種がありますよね。
そこで質問なのですが、それぞれの球種の違いは何かありますか?
また、それぞれの球種の長所、短所はどういった所でしょうか?
すごく初歩的な質問だと思いますが、お時間がありましたらよろしくお願いします。
コメントありがとうございます
フットワークの話はちょっと高度かもしれませんが
60cmだけスウィングするのは
バックハンドでトップスピンかフラットで打つ人にとっては
そんなに難しくないと思います
むしろ大きなスウィングでボールに出会うほうが難しいのです
食わず嫌いにならずに大胆にチャレンジしてください。