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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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バックのポーチ

『makotasu』 さんから質問をいただいていました。
バックボレーのポーチを相手コートの押し込む方法についてです。

実は、最初にコメントをいただいた時に説明の絵柄を探しているうちに
私の中で行方不明になっていました。
時々ですが、私の心にブラックホールがありまして  冷や汗
そこに吸い込まれていることがありますので
お心当たりの節は、なにとぞもう一度コメントしてください。

さてそのコメントの全文です。


マイク 松原コーチ

実は8月1日に以下のコメントをさせて頂いたのですが、ひょっとしてお忘れのようであれば、回答の方をなにとぞ、よろしくお願いいたします。
----------------------------------------------------------------
松原コーチ

毎度、ためになる解説をありがとうございます。
今日はダブルスの前衛ポーチについて、お教え頂きたいことがございます。

ダブルスで味方後衛の攻撃力があまりない場合、無理めにポーチに出るのですが、特にバックハンドでのポーチボレーが浮いてアウトになるケースが多いのです。

おそらく、無理め=遅れてラケットを出しているため、上向きの状態で面にボールが当たってしまっているためだと思われるのですが、これを何とかコートに収める方法はないものでしょうか?

今回もなにとぞ、よろしくお願いいたします。

投稿者 makotasu 2011/08/09 18:59






私の答えです。

スマイル 上向きの面を起こさなくてはならないですね。

引き起こしにトライしてみませんか。

近い打点のボレーですと、ラケット面の引き起こしを使わない打ち方でも打てると思います。

しかしちょっと遠い打点の時は力が入りにくいので
ラケットヘッドが負けてしまい上を向いてしまいます。

そんな時、ラケット面の引き起こしをしたほうが、打ちやすい場合があります。 びっくり

もちろん近い打点でも強烈に打ちたいときはどうぞ。

そのような時には、ラケットヘッドに勢いを付けにくいため
引き起こしにプラスアルファのパワーを頼るわけです。


この引き起こしのボレーはなかなか連続写真のサンプルがないので苦労しましたが

この365のテクニック別技術解説で見つけました。

鈴木貴男のハイバックボレーです。

このページをクリックして、少し下にスクロールしてみてください。

連続写真があります。


面が構えで少し上向き、ラケットヘッドが後に送れたところから
垂直面に近く、起こしてきます。

形としては、前腕の回外なのですが

前腕の位置を前に振るだけでなく
下に引きおろすようにすると
自然に面が引き起こされて、前腕か回外し、垂直面が出てきます。 ナイス!

簡単な動作なのでやってみてください。



そしてもうひとつ注目してほしいのは
インパクト以降、再び面が上を向いていくこと。  あれー?

一見、ものすごく難しそうですが
腕を下に引くのをインパクトでやめ
面を常に一定にする意識があれば、自然にこうなります。 ナイス!


彼の右手のグリップ位置を追ってみてください。

そう動いているでしょう。  びっくり



そして最後はこれ。

ブロック


インパクトでスウィングを止め、ブロックするようにします。

そうすれば、ドサクサにもしっかりした面が出来ますし  悪だくみ
強烈なリターンにもぐらつきません。


なんか複雑な技術に対して、安易な解説のように感じますが

だまされたと思って、思い切ってトライしてみてください。

苦手ショットが一気に、超得意ショットになります。  ナイス!



ボレー | 投稿者 松原コーチ 19:02 | コメント(2)| トラックバック(0)
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コメント
松原コーチ

早速のご解説、誠にありがとうございました。

右腕の回外の際に、インパクトの直後に相手に背中を向け、完全に後ろを向いてしまうと上手く行くことがありますが、この動作は果たして正しい動きでしょうか?

また、インパクトでスイングを止めてブロックをすると言うのは、私にとってやりやすそうなのですが、鈴木プロのように「前腕の位置を前に振るだけでなく、下に引きおろすようにする」と言う動作は、なかなか難しく感じます。これらはやはり両立させるべきでしょうか?

お礼のつもりが、またまた質問になってしまいました。お時間にある時に、また、本編で取り上げて頂かなくても結構なので、なにとぞ、よろしくご回答ください。
投稿者 makotasu 2011/08/11 22:52
松原コーチ

少々、古い記事を蒸し返すようなのですが、ボレーとスライスにおける「ラケット面の引き起こし」について、再度、確認させて頂けませんでしょうか?ダブルス前衛のシチュエーションで、以前、遠めのバックポーチは「ラケット面の引き起こし」をすれば良いよ。とコーチにご教授頂きました。

この「ラケット面の引き起こし」は、その他の、1.フォアボレー時、2.フォアハンドスライス時、3.バックハンドスライス時にはしない方がよろしいのでしょうか?過去のコーチの記事には、フォアボレー時には「ラケット面の引き起こし」しない方が良い旨の記事がありましたが、ここで上記1.~3.について再度、コーチの解説(引き起こしは不要なのかどうか、また不要であればなぜなのか)を頂ければ幸甚に存じます。

お時間のある時にでも、なにとぞよろしくお願いいたします。
投稿者 makotasu 2012/01/31 14:36
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