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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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サーキュラーな引き方

『yanase』 さんからフォアハンドのテイクバックについて質問をいただきました。
『ステニ』 さんからも同様の質問をいただいています。

以下が『yanase』 さんのコメント、全文です。


マイク いつも、ブログを興味深く拝見させていただいております。

ところでふと疑問に思ったことがあるのでコメントさせていただきました。

フォアハンドのテイクバックの話なのですが、いつも凹型で引くというお話をされいるかと思うのですが、スクールのコーチにはサーキュラースイングをするようにといつも言われます。

松原コーチはこの二つのスイングの違いをどのようにお考えでしょうか?

私はサーキュラースイングはイメージとしては円を描くように引くイメージで、どちらかといえば、松原コーチがしないようにと言われている凸型スイングに思えなくもないかと考えております。

ばかみたいな質問ですが、ずっと気になっていたので、質問させていただきました。

お忙しいと思いますが、答えていただけると幸いです。

投稿者 yanase 2011/07/31 22:32






私の答えです。

スマイル 私は面を正確にインパクトに出すため、振り子型のスウィングを推奨しています。
振り子ですと腕を外旋、内旋せずに動かせるからです。

そして、プロが使っているサーキュラーのテイクバックもこれの応用と考えています。

まず、基本になる振り子ですが、これは往復運動です。

インパクトの形を作って

インパクト

振り子でテイクバックしていくと

最高地点はこんな形になります。

テイクバック最高点


これを逆方向に戻すと最初のインパクトの形に正確に戻るのです。

いつも一定の打点で、しかも低めで取れれば、これで充分なのですが
実戦ではいろいろな高さにボールが来るため、その調整が必要になります。



ここからはプロの打ち方、高い構えからのサーキュラーです。

プロの打ち合いは高い打点が多いので、構えを高めにし

高い構え


振り子より早めに、上体の右側で、外旋しないように(凹型に)上げ始め



そのために、ラケット面は外を向いていきます。

(後半は少し凸型に)上体の右側でサークルを描いて、引いていくのです。

高いところからの最高点


振り子とほぼ同じ形、同じ面の向きになったでしょう。 ナイス!



このいい例に対し、悪い例ですが

上体の左側に構え

悪い例の構え


安易に上げていくと、腕が外旋してしまい

外旋し


面が上向きになって、テイクバックを終えるのです。

上向きになった


この面でそのまま振り出せば上向きの面でインパクトになり
当然アウトになります。

わかりやすくするため、外旋が極端になっていますが
この位置で面が上向きまでいかなくても

横向きくらいですと間違いなくトッチラカリマス。 悪だくみ


サーキュラーのサークルは

身体の右側、打球方向の反対側でやるべきで

前から上げていくと面を下向きに引くつもりでも

予定より少し上向きになりますので要注意です。  ナイス!




フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:53 | コメント(0) | トラックバック(0)