2011年08月06日
フォアの打点が遅れるが
打点が後ろ気味という、『ステニ』 さんからの質問です。
本当の質問はフォアハンドのテイクバックで外旋するというのはどうゆうこと?
という部分なのですが
サーキュラーな引き方、という事でそれに触れましたので
今日はそのコメントの後半部分についての解説です。
以下がそのコメントの後半部分です。
・・・ 前半部分は省略 ・・・
それと、フォアなんですけど、フェデラー選手みたいに、ボールを打点付近までに見るようにしたら、エラー減りました。もちろん当たってるときは絶対見てないと思うんですけど、だけど打点付近まで見るようにしたら、ボールをコントロールできる感覚が出てきたんです。
それでボールを見るようにしたら、結果的に打点が以前と比べて後ろになったというか。こんな感じなんです、不思議ですね・・・。
投稿者 ステニ 2011/08/01 08:48
私の解説です。
ボールをインパクトでしっかり捕らえるために
ボールの飛んでくる軌跡とタイミングを完璧に予想する必要があります。
そのためにボールを良く観ます。
ボールを良く観るという意識は、一流選手は必ず持っています。
良く観るという意識が、まだ見えていない、これから飛んでいくであろう軌跡まで見せるのです。
ボールの軌跡を想像しながら、実際の画像と比較し修正する
修正することで、飛行曲線の軌道計算式を常に書き直す。
最後の50cmくらいは、最新の軌道計算式のみで打点をイメージする。
見ることと、想像することが渾然一体になった状態。
これが、『ボールをよく観ている状態』 なのです。
「あなたはボールを最後まで見ていましたか?」 と聞かれたら
「もちろん見てます」 と答える。
でも良く考えたら、インパクトでボールがつぶれたところまで見た覚えはない。
でも、最後まで見ていたつもりはある。
実際、どんぴしゃのタイミングでボールを捕らえるには
予測したボールを打つしかない。
美味しい打点に来るまで確認して打ったら
当たるのはもう少し後ろになってしまうからだ。
したがって、結論は打点まではボールを見ないで、自分のイメージを信じて打つ。
という事なのですが。
『ステニ』 さんの場合は打点付近まで、ボールを見るという意識が
集中力を呼び、ボールの予測を助けているのではないでしょうか。
それがコントロールの良さにも影響を及ぼしている。
ですがあまりにも見すぎると、古いデータの後追い制御になって、打点が後ろになる。
もしも、打点を前に戻したいのであれば、対策ですが
意識的に最後の50cmくらいは見ないのだけれど、しっかりボールをイメージする。
それを実際に打つときにやることももちろんですが
ボールを想像して、何回か素振りしてみる。
しっかりボールを観るようにしましょう。
ところで、フェデラーは本当にボールを良く見ているのでしょうか?
それとも彼がそう言ったのでしょうか?
テニスのコーチや解説者でも、自分はボールをよく見ないのに
他人には、「ボールをよく見ましょう」 と言っている人が多いのですが。
私の知り合いの範囲ですが
最後までボールを見ている人の方が、芯を外す人が多いような気がします。
本当の質問はフォアハンドのテイクバックで外旋するというのはどうゆうこと?
という部分なのですが
サーキュラーな引き方、という事でそれに触れましたので
今日はそのコメントの後半部分についての解説です。
以下がそのコメントの後半部分です。
・・・ 前半部分は省略 ・・・
それと、フォアなんですけど、フェデラー選手みたいに、ボールを打点付近までに見るようにしたら、エラー減りました。もちろん当たってるときは絶対見てないと思うんですけど、だけど打点付近まで見るようにしたら、ボールをコントロールできる感覚が出てきたんです。
それでボールを見るようにしたら、結果的に打点が以前と比べて後ろになったというか。こんな感じなんです、不思議ですね・・・。
投稿者 ステニ 2011/08/01 08:48
私の解説です。
ボールをインパクトでしっかり捕らえるために
ボールの飛んでくる軌跡とタイミングを完璧に予想する必要があります。
そのためにボールを良く観ます。
ボールを良く観るという意識は、一流選手は必ず持っています。
良く観るという意識が、まだ見えていない、これから飛んでいくであろう軌跡まで見せるのです。
ボールの軌跡を想像しながら、実際の画像と比較し修正する
修正することで、飛行曲線の軌道計算式を常に書き直す。
最後の50cmくらいは、最新の軌道計算式のみで打点をイメージする。
見ることと、想像することが渾然一体になった状態。
これが、『ボールをよく観ている状態』 なのです。
「あなたはボールを最後まで見ていましたか?」 と聞かれたら
「もちろん見てます」 と答える。
でも良く考えたら、インパクトでボールがつぶれたところまで見た覚えはない。
でも、最後まで見ていたつもりはある。
実際、どんぴしゃのタイミングでボールを捕らえるには
予測したボールを打つしかない。
美味しい打点に来るまで確認して打ったら
当たるのはもう少し後ろになってしまうからだ。
したがって、結論は打点まではボールを見ないで、自分のイメージを信じて打つ。
という事なのですが。
『ステニ』 さんの場合は打点付近まで、ボールを見るという意識が
集中力を呼び、ボールの予測を助けているのではないでしょうか。
それがコントロールの良さにも影響を及ぼしている。
ですがあまりにも見すぎると、古いデータの後追い制御になって、打点が後ろになる。
もしも、打点を前に戻したいのであれば、対策ですが
意識的に最後の50cmくらいは見ないのだけれど、しっかりボールをイメージする。
それを実際に打つときにやることももちろんですが
ボールを想像して、何回か素振りしてみる。
しっかりボールを観るようにしましょう。
ところで、フェデラーは本当にボールを良く見ているのでしょうか?
それとも彼がそう言ったのでしょうか?
テニスのコーチや解説者でも、自分はボールをよく見ないのに
他人には、「ボールをよく見ましょう」 と言っている人が多いのですが。
私の知り合いの範囲ですが
最後までボールを見ている人の方が、芯を外す人が多いような気がします。