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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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フォア、左側の壁を作る

『時々左利きのO』 さんから質問をいただきました。
フォアハンドの体重移動についてです。
以下がそのコメント、全文です。

マイク いつも楽しく拝見しています。今年もよろしくお願いします。

さて、先日印西の松本コーチからフォアハンドストロークについて左側の壁が出来ていないと指摘されました。

壁が出来ていないのに、ラケットを振り抜こうとするがあまり姿勢が崩れ、
ラケットヘッドが体の回転に比べ遅れて出ており、威力のある球が打てていないとのこと。さすがスペイン仕込み、イケメン松ちゃんありがとうグラシアス。

この左側の壁が松原コーチの言われるところの松井秀喜のホームランですよね。前の足で体重移動をしっかりブロックし、前に動いて行く身体を止めてブレーキをかけることによって、パワーが増すとともに垂直な姿勢を保てるということですよね。

矯正方法としては、ストロークの過程で上体が流れないように、一瞬左側の動きを止めるというイメージでよろしいでしょうか?。

makotasuさんの二つ目の質問と若干かぶっていると思いますが、よろしくお願いします。今年も松原コーチのBSの貸方に記帳が増えそうで、誠に恐縮です。

投稿者 時々左利きのO 2011/01/12 20:04





私の答えです。

スマイル 左側の壁ということで、スクエアーなスタンスを想定してのことと思います。

おっしゃるとおり、松井のホームランのように左足を突っ張ることによりパワーを上体に伝達
上体の回転を前向きでブロックすることにより腕にパワーを伝えるということだと思います。

そのときのコツですが、左側に壁を作るということがコツそのものなのです。
左側の壁に体当たりを食らわすというようなイメージです。

体当たりをするときは身体を硬くしますよね
この硬くすることがブロックであり、左側の壁なのです。 パンチ

ですから、本来の目的はすごいスウィング。
そのために、しっかり上体を固め、ブロックしたい。
そのコツが、『左側に壁を作る』 ことなのです。  ナイス!

このしっかりした、垂直姿勢がパワー、プラス安定度をもたらすのです。


もうひとつというか、その前にというか、重要なことですが
しっかり前向きでボールを捉えるというのがあります。

充分に前向きにならなければ左半身が邪魔になり、腕が振り切れません。 冷や汗

この前向きになることを壁が邪魔してしまったら本末転倒になります。

これをクリアーするコツですが、『下半身を斜め前に向けとく』 ことです。 ナイス!

これは昔に出した雑誌の切り抜き。

左足で突っ張る


左足が腰の左側を押し、自然に前向きを作ります。
これが体重移動、もうひとつの効用です。

腰が前を向けば、上体を前に向けるのは簡単になります。


次にオープンスタンスの場合ですが
まずは充分に前向きになる。
左側には左腕しかありませんので、まずはインパクトでこいつに力を入れる。 筋肉
もうひとつは背中をしっかり板にします。

上体を前向きにし、ウッと、力みながら背筋を固める
 (この反動が腕に伝わるのですが)
感覚的には腕打ちにするつもりで、そのまま一気に腕を振り切ります。  ナイス!





さて、話は変わりますが

東戸塚松原テニススクールでは風邪が猛威をふるい、馬込、田村、と順に倒れてきています。

実は私ののどにも異変が、ちょっと 『コエわずらい』  怖~い

明日はお休みをいただきますが

あさっての日曜日

松原テニスクラブ印西で、『Oさん』 に無事お目にかかることができますかどうか。  うるせー




フォアハンド | 投稿者 松原コーチ 19:03 | コメント(1)| トラックバック(0)
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コメント
基本的な質問に対して、懇切・丁寧なご回答ありがとうございました。
ご解説のとおりを実践し、いつか立派な左側の壁を作りたいと思います。

ところで、風邪をひかれ『声(恋?)わずらい』とのこと。早く良くなって
さださんの高音の曲が歌えますように。お大事にして下さい。
投稿者 時々左利きのO 2011/01/14 22:08
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