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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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浮かないスライスを打つには

『うそほんと』 さんから質問をいただきました。

以下がそのコメント、全文です。


マイク いつもお世話になっています。
バックハンドスライスの引き起こしの時の質問です。
スライスで高い所のボールを打つ時に、浮いてしまう時の注意点を教えて頂きたいのですが。
よろしくお願い致します。

投稿者 うそほんと 2011/01/22 18:18




私の答えです。

スマイル スライスを浮かさないで鋭く打つにはいくつかのポイントがあります。

まずはフェデラー動画と連続写真を見て、浮かないイメージを作っておいてください。


高い打点のスライス、オープンスタンスで
たぶんリターンでしょう。

カメラマンの都合として、サーブとリターンは一番撮りやすいのです。


さて模範的なこのショット、どこかを変えて浮かし気味に打つには

1、打点を前にする。

2、引き起こしを遅らせる。

3、上体を回転させる。

4、インサイドアウトのスウィングにする。


3番はこのショットに関する限り当てはまらないように見えます。
姿勢がよく、上体が垂直、両肩を結ぶ線は水平です。
だから、回しても面の向きには影響しないはずなのです。

だけど、回したら垂直を保てないかもしれませんね。
オープンスタンスでもあり
どこかを緩めたとたんに姿勢が崩れる可能性があるからです。  あれー?

回らないにこしたことはありません。  


1、の打点の位置ですが
腕は弧を描いて振るのが基本です。
前に行くほど面が上を向いていくのがその証拠。

実際、7コマ目ではかなり上向きです。

ですから、打点が前になると上を向くのです。
もちろん浮くことになります。

『しっかり引き付けて打ちましょう』 とよく言われるゆえんです。  ピース



2、の引き起こしですが
フェデラーはインパクトで垂直面になっています。
ここか、もう少し前かに引き起こしが終わっています。  

私の感覚ですと、『ピッタンコ、インパクトで引き起こし終了です』  ナイス!
高速度撮影で調べて、本当にそうかどうかはわかりません。
ただ、そうゆうつもりで打つと、スピードとコントロールが両立するのです。

4コマ目が一番ラケットが倒れて、面が上を向いた状態。

5コマ目で半分起き

6コマ目で起ききって、インパクトです。  ピース


ここまでに起ききらなければ、当然ボールは浮いていきます。

インパクトで垂直面をしっかり作り
その後、弧を描いたスウィングによる、徐々に上を向いていくことが重要です。  ナイス!

引き起こすときは上腕が、外旋していくのですが
インパクト後は一切外旋も内旋もしないのです。
面を保ったままです



4番、ですが、フェデラーま見事なアウトサイドインだと思います。
これをインサイドアウトにしたら
切れの無い、情けないショットになって
浮く、浮かないというレベルではないと思います。 うるせー



最後に
しっかり下に打つことです
打つほうにフォローなんて考えないほうがいいです。
しっかり下にスライス回転を掛ける
そのついでに、前にも飛べばいいくらいのイメージが必要です。  ナイス!




バックハンド | 投稿者 松原コーチ 18:41 | コメント(4) | トラックバック(0)