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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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回答ありがとうござい…
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幼稚園からテニスを始める

幼稚園の年代からテニスを始める。

うちで言うとキッズクラスだ。


こうお話すると、2つの気になる反応がある。

1つ目はそんな年代まで商売の種にするのかというもの。

2つ目は、今からテニス技術を学べば、プロになれるかも、というもの。


もちろん商売でやっているわけで、大赤字を出してまではやれない。

だから、うちでは年中さんからなのだ。

大赤字でよければ、2歳も3歳もありだが
その年代だと、子供一人にコーチも一人必要になる。
グループで何とか、というので年中からなのだ。   ナイス!


2つ目のプロになれるかも?

この歳からテニス技術を学べばプロになれるなら
世の中、プロだらけになってしまう。

私も実は、この歳の子にはテニスを教えなくてもいいと思っている。 悪だくみ

一番必要なのはいろいろな動きや協調動作。
平均台でバランスが取れたり
相手ボールがどこに来るかわかるためのサッカー。
相手との押し引きが必要な相撲。
投擲動作のある野球。

これらの身体を動かすためのスキルを身につけるための運動であればなんでもいい。
むしろ、できれば、何でもやってほしい。  叫び



身体の成長で、神経系の発達はかなり初期に偏っている。

生まれてすぐに?
いや、生まれる前から発達が始まり、12歳くらいで終わる。
それも、盛大に発達するのは、10歳くらいまでなのだ。

ここまでに、神経に刺激を与えないと、人畜無害の人間が育ってしまう。  うるせー

だからこの間いろいろな動作や情報処理を経験させなければならない。
情報処理というとなにやら大学レベルのようだがさにあらず
道路を渡るのに、今からスタートしたら死ぬ、という判断ができることなのだ。


われわれが子供のころは、川で魚を手づかみしたり
いのししの牙を避けたり
柿の木に登り、枝が折れたのに、着地を決めた、とか
いろいろな刺激がすぐそばにあった。

つまり生きていることが、運動神経を獲得した証だった。


今は違う

歩いていてつまずき、手をつくことを知らずに、顔面着地。  怖~い
小学校高学年でボール投げのできない男の子。
いくらでもいる。

だからスポーツでもして体を動かそうというわけだ。

そしてその中でも、スキルの要素が多く、最も効果的なのが、スポンジボールでのテニスなのだ。  ピース

昔は大人用のラケットで大人用のボール
小さい子は両手で持って、そうっと当てて返すしかできない。
これでは意味がない。

それからフォームにこだわりすぎるのも禁物。

せっかくのいいフォームもそこにボールが無ければ、ただの空振り。
ボールの来る場所、タイミングが把握でき
そこに力強いスウィングで当てることができれば一番だが
最初からそんなにできるわけが無い。
いずれできるようになる要素を作っておくほうが大事なのだ。

かっこ悪くても当てにいく子の方が偉いのだ。

だから、経験者のご両親にもお願い。

早く、大人と同じラケット、ボールを要求するのはご勘弁。

われわれは、いかにもテニスを習いましたという子を作るのが目的ではなく
運動ができる、テニスをするとしたらすばらしいプレーのできる素材を作っているのです。  ナイス!

早く大きなラケットにし
「お宅の息子さんはすばらしいフォームになりました」 と言って
お金稼ぎだけを目的にする。 冷や汗

それはいかん、そんな道には走りたくない、俺を誰だと思っている。 ガハハ



でもお金もほしいな。    悪だくみ


ジュニア | 投稿者 松原コーチ 22:26 | コメント(1) | トラックバック(0)