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松原コーチのテニスクラブ日記 テニス技術の解説者でもある松原コーチがテニスクラブでの指導等を通じて、感じたことやテニスの技術解説、テニス人生の楽しさを伝えていく。

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上体の回転は

今年初めてのテニス技術話しです。
こちらの方が写真技術などより得意な分野なので
今年も頑張って書き続けるつもりです。

時々、みなさんの何が分からないのかが分からず、考え込みます。
何か面白い話しや、疑問など有りましたら、コメントに入れてください。

匿名で構いませんので気軽にお願いします。

それと、公序良俗に反するコメントがたまにあります。
それをチェックするため、『私の了解がないと表示されない』
ような設定になっていますので悪しからず。



さて、『makotasu』 さんから質問をいただきました。
上体の回転量、そのイメージ、コツでしょうか
以下がそのコメントの全文です。

松原コーチ
いつも楽しく拝見させて頂いております。
さて、本日はフォアハンドと腰の回転についてお聞きしたいと思っております。テニス雑誌などでは、強いフォアハンドを打つには腰の回転(もしくは体幹)を使ったフォームが必要とありますが、松原コーチはこの点、どうお考えでしょうか?
実は当方、どうも腰の回転がぎこちないのです。もし必須とお考えでしたら、回転させるコツのようなものをご教示頂けないでしょうか?
また、腰の回転がバックハンド(両手)に占める重要度はいかがでしょうか?フォアと同様にお教え頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
投稿者 makotasu 2010/12/28 15:58





私の答えです。

男子のトッププロの世界では面の保ち方、腕の使い方、上体の垂直、体重移動の方法など
基本的な打ち方はここ25年くらい変わっていないと思います。

しかし、違ってきているのはフォアハンドの上体の回す量。
以前は横向きから前向きになるだけだったのが
ここ10年くらいでしょうか、もっと大きな動きになっているのです。 びっくり

これはナルバンディアンフォアハンドの動画と連続写真です。

両肩を結んだ線が、横向きの構えから、反対側の横向きまでで180度
最初に横向きの構えから肩の線を30度くらい捻るので
最大、余裕のあるときはトータル210度くらい回すのです。 びっくり

  (最終コマのもう少し後まであります) 


でもこれはプロの世界、
運動神経に優れた若者が毎日練習して、極限を求めている世界です。

アマチュアレベルでは先ほどの15年前のプロレベル
横向きからしっかり前向きになって打てるで、充分ではないでしょうか。
むしろ、横向き以上になると前向きに戻れなくなり、パワーダウンになります。  うるせー

テイクバックで上体がちょっと前向き
むしろ横向きにならないようにするくらいでいいのです。
そのくらいで、腕を引くときの勢いで肩の線は横向きまで動いてしまいます。

上体が回ればいいので、腰が同じだけ廻らなくてもいいと思います。
上体が腰で捻れれば、捻り戻しは簡単です。

それが上体をしっかり前向きに回すコツです
具体的には下半身を斜め前向きにしておくことです。 ナイス!
そうすると脚の付け根から腰に捻りができ
脚を伸ばす力で上体が自然に前を向きます。




さて、両手バックはちょっと違います。
プロでも肩の線で横向きから前向きまで、90度くらいの動きです。  あれー?

フェレーロ動画と連続写真を参考に見てください。

インパクトは前向きになる少し前に迎えます。
両手打ちは腕からラケットまでの剛性が強いため 筋肉
これくらい小さな動きで打ったほうが
腕に急加速を与えられ、鋭いショットを打ちやすいのです。 ナイス!

コツとしては手首と腕をしっかり固めること
テイクバックでラケット面を相手に見せること
窮屈そうに横向きのまま打つこと。

打ち終わってから前向きになり、それで終わりです。

これくらいそっけない方が効率的にパワーが伝わるのです。 ナイス!



技術のお話 | 投稿者 松原コーチ 21:13 | コメント(3)| トラックバック(0)
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コメント
松原コーチ

新年さっそくのご回答、誠にありがとうございました。なるほど、当方週末プレーヤーでかつ若くもないので、大変、参考になりました。さて、当「上体の回転」に関連する質問がもう一点、あるのですが、よろしければお答え頂けないでしょうか?

それは「頭の動き」です。つまり、ラケットを振る時に頭を動かさないことが重要なことは十分、承知しているのですが、どうしても動いてしまうのです。体の開きについては、左腕(当方右利き)をギリギリまで伸ばしておきインパクトの瞬間に左脇を閉めて肘をたたむことにより、大分抑えることができるようになってきたのですが、「頭の動き」については、どうしても球から目が離れがちでインパクトの瞬間に球よりも相手コートの方を見てしまっています。これは、サーブ・ストロークに共通した悩みなのですが、特にサーブ時(スライスサーブ)に顕著な現象です。その結果として、良くて全く威力のないサーブか、かすれ当たりによるネットフォールトになることが多いです。

この「頭の動き」もしくは「目の動き」の重要度についての松原コーチのお考えをお聞かせ下さい。さらに矯正法やコツなども併せてご紹介頂ければ幸いに存じます。

なにとぞ、よろしくお願いいたします。
投稿者 makotasu 2011/01/03 18:24
懇切丁寧な解説をしていただき、いつも参考にさせていただいております。
ありがとうございます。

今回は、フォアハンドの動力源についておたずねしたいと思います。

松原コーチは、よく「手打ちでいい」とおっしゃりますが、それは、手の力で振ると、その結果として自然に体が回転する、というイメージをもてばよろしいでしょうか。じつは、昔から、「手打ちはダメだ」とか、「腰を回転することによってラケットをスイングしろ」とか言われたことがあり、どうしても、腰を回転させてその結果としてスイングするのが自然に思えてしまいます。その方が運動連鎖の観点からも力が出そうに思えるのですがいかがでしょうか。

あと、グリップの握り方(ピストルグリップとハンマーグリップ)についてもお話を伺えませんでしょうか。プロの選手をみていると、割とピストルグリップで握る人が多い気がします。松原コーチのDVDでは、ボレーをするときにはピストルグリップで握るよりも、ハンマーグリップで握った方が、ラケットの角度を保ちやすいからオススメだとおっしゃっていましたが、サーブやストロークではハンマーグリップで握るメリットはあるのでしょうか?

P.S.
ダビド=フェレールのフォアハンドを見たところ、松原コーチがおっしゃるところの典型的な振り子のスイングでした。
投稿者 テニヌの玉子様 2011/01/03 22:57
松原コーチ

先日は当方の両手バックハンドの質問につき、ご回答頂き誠にありがとうございました。何度も申し訳ありませんが、今回はフォアハンドのトップスピンについて、2点ほどお伺いしたいと思います。

1.打点を前に取る方法
トップスピンをかけたハードヒットをする際に打点を前で取る重要性は分かるのですが、どうも打点が後ろで振り遅れがちになります。特に速い球、高い球、トップスピンのかかった球を返球する時に顕著です。テイクバックをできるだけ早く始める、細かく足を動かす等の注意点は過去にあったかと存じますが、その他、何でも結構なので、打点を前に取るコツがございましたら、お教え願えないでしょうか?

2.軸をまっすぐに保つ方法
トップスピンをかけたハードヒットをする際に、胸を反った後傾気味の姿勢になり、その後も体の軸はぶれたままヒットしているような感じになっております。上記の打点を前に取れていないことも一因かもしれないのですが、ここでは打点は前で取れていると言う前提で、コマのように軸をまっすぐに保つコツがございましたら、併せてお教え願えないでしょうか?

松原コーチには毎度のご教授、感謝しております。
今回もなにとぞ、よろしくお願いいたします。



投稿者 makotasu 2011/01/11 20:15
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